2011年02月06日(日) |
乾燥注意報が途絶えた教の曇り空 |
恩師から電話を貰った。 毎年七夕のように一年に一度食事を詩酒を飲んだ。 それがこの数年お互いのどたばたで機会を逃して会えずにいた。 わたしの身に降りかかったどたばたの一端について先生は言った。 「大変だったね…わかりますよ」 人に受け容れてもらったり理解してもらえることがいかに慰めになるかということは頭の中ではわかっていたけれど、先生の「わかりますよ」の一言でわたしは本当に救われた思いがした。 「頑張れ」も「何か手伝うよ」の言葉もとても在りがたいけれど、しみじみと「わかりますよ」と言ってくれた先生の一言はいつもは頑ななわたしの胸に浸みていった。 そして先生の背景にある様々などたばたもわたしはわかるような気がした。
始まりに 正月辺りはいつもついてない星巡りらしい だからわたしの正月は冬至の翌日 少々早すぎるかと思ったが 太陽が一巡りして新しくなった日にしてしまおう そう無理矢理決めたのは一昨年のことだったか
けれどもわたしは早速にその取り決めをくつがえし 今年の始まりは立春とした
日常という道の途中にこっそり潜んでいる穴 鼻歌混じりで歩きながらどさりと落ちる どさりと落ちても何食わぬ顔で這い上がり 粛々と歩く でも這い上がるには足場が必要
だからわたしはここに置くことにした 丁寧に磨かれたブラックオニキス びかびかすべすべのマイルストーン この磨きはマイスターの仕事だ わたしはここを足場に這い上がろう
北の国で密かにたくらみを画策している気味よ わたしもわかるよ そのわくわく… ふんわりと積もった雪 一面の雪の原 何かを描きたくなる気持ち。 で、何を描くのだろ? 雪だるま造りも雪かきも雪を相手の仕事は重労働であるからに つまりは、その… 腰に来ないように 気をつけるべし… わたしはといえば この書き殴りのような日記すら書けないでいる始末だ。 すこし春めいた一日 季節の変わり目がすぐそこまで。
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