日々の泡

2011年03月09日(水) やめられない止まらない

またも冷たい風の一日。
電車で隣に乗り合わせたご婦人の二人連れ。
他愛のない会話だけれど穏やかに優しい言葉遣い。
座席の周囲に結界が張られたように清々しい空気が流れる。
六十代と七十代だろうか、わたしもその年齢にはこんな風に話せたらよいな。と思った。
サラリーマンの二人連れの会話も聞こえて来る。
内容はよくわからないのだけれど「ご多分に漏れず…」という言葉が何度も登場する。
1…2…3… 回数を数えていたけれどそれほど長くない会話に3回は多い。
彼らの職場では一帯何が誰がどんなことがご多分に漏れなくどういったことになっているんだろう?
選挙活動の募金を募る替わりにこれを買ってちょうだい…と労働組合の人がお菓子を持ってきた。
何だか押し売りのようだねとちょっと憤慨したけれどいくつかスナックを買った。
どこかの養護施設で作っているお菓子らしい。小さなサラダせんべいとミルクアーモンドという代物。
夕飯を終えてそれを頂きながら日記を書いているんだけれどミルクアーモンドはぴったりツボにはまりました。
やめられません。
また押し売りに来てほしい…我ながら現金な人間だとあきれるわけです。
*盛岡の君へ 揺れたね…こちらも長い時間揺れていました。おさまるかと思わせておきながら、またひときわ強く揺れたり…
冬眠中の蛇も蛙も驚いたべな…無事でなにより。



2011年03月08日(火) 沈丁花

一週間前から沈丁花の香りが町中に漂っている。
気温の低下と重なったタイミングで開花したのだろう。例年はふわりときりっとした甘さで薫って来るのに今年は寒風の間隙にひっそりと香っている。
道行く人のすれ違いざまの残りがと勘違いするほどに密やかだ。
寒さの中では何もかもがけなげに感じる。
小鳥もこどもも早咲きの桜も…



2011年03月07日(月) 月曜に氷雨はないでせう…

冷たい雨。
夜中中夢を見続けて眠った気がしない。
弁当のおかずにベーコンとエリンギとスナップエンドウを炒めようと思っていたのにあまりに寒く寝床でぐずぐずしてしまったら時間がなくなった。
従って今日のランチはひどく淋しいものになりそうだとしょんぼりしたけれどいざ食べてみるとゆかりとごまを振りかけた玄米、噛みしめるほどにおいしくて不思議と満足。
だれか大臣が辞任したとラジオからニュースが流れている。
やめればやめたで何か言われやめずにいると何でやめないのかと問われる。
予備校生がハイテクなカンニングをしただけなのに国を挙げて責め立てる。
右往左往 あたふたするだけのマスコミ
あなたがたに背骨はあるのだろうか?


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茉莉夏 [MAIL]