静花のふつうの日記
毎日の出来事や思ったことをつらつらと・・・。気が向いたら、小難しいことも書きますが、基本はのん気な日記です。

2005年08月13日(土) うそ?!階段下りれないよ(ToT)

 入院24日目。昨日一昨日の連チャン検査からも立ち直り、けっこうすっきりとお目覚めした。
 昨日の夕方の「日常生活に戻る」という先生からの一言がかなり応えて、朝から病院の中を歩き回った。大げさじゃなくて、本当に朝からね。だって、6時台から動いていたもの。
 階段を下りようとして、自分の足が全然動かなくてものすごいショックを受けた。膝が曲がらないよぉ(ToT)なんでど〜して?!
 よく考えてみた。いつもだったら毎朝1時間の電車通勤をして、会社でもちょくちょく動き回っていて、お昼食べにも出かけたし、夜だって電車で帰ってきてるし、お風呂1時間以上入ってるし・・・・。根本的に生活が違うんだものね。基本がベッド上での生活を1ヶ月弱続けていたんだから、体力落ちても当然か。はぁ、それにしても悲しいよ。体が動かないだなんて!!
 午前ひとりと、午後ふたり、友だちがお見舞いに来てくれた。お見舞い客が来るたびに、食堂へ移動していた。もう元気だし、同室の人のクレームが嫌だからさ。
 今日は、お見舞いとしてペットボトルの水をたくさんもらった。これは、本当ありがたい!お花とかも嬉しいけど、退院の時に荷物になっちゃうから、こういう入院中に消耗できるもの(それでいて絶対必要な物)がいいのよね。自分の入院体験で、お見舞いで贈る物への価値観がずいぶん変わったよ。
 今日は、特に病気の話とかはほとんどせず、最近のドラマの話とか、共通の友だちの話ばかり。会話もだんだん健全になってきて嬉しいな♪でもでも、ひとつだけ気になった話題が・・・・。わたしがこの前から飲んでいる薬を友だちのお母さんも使っていたというの。でも、このお母さん、ご病気で亡くなったのよね・・・・。わたしとは全然状況違うんだろうけど、ちょっとドキドキしてきたりして。
 夜も、面会の人がいるわけじゃないけど、無駄に食堂に行ったり、景色が眺められるコーナーに行ったりして過ごした。もうホントに同室の人が気になっちゃって。
 なんだかね、この同室の人を意識しちゃうの。昨日のクレームが傷ついたこともあるけど、それよりも悲しいこと。この人のご家族にお会いしたことないの。今まで同室になった人って4人いたけど、皆さん毎日ご家族が来ていたのよ。わたしも、旦那や親がほぼ毎日来ているし。なんだろうね、他人事だけどさ。ちょっと心配もしちゃった。まだ、同室になって2日だけどさ。
 さて、明日は何をして過ごそうかなぁ。



2005年08月12日(金) hospital blue

 入院23日目。
 ついに迎えてしまった大腸の検査日。朝先生と会ったときに「やっぱり嫌です!」と言いたかったよ。・・・って、言葉にしなかっただけで、顔には出ていたかもしれないけど(--;)。
 朝10時過ぎに、看護師さんが大きなボトルみたいなのを持ってきた。下剤だって。うわぁ、こんなにあるのぉ!?と思わず振ってみた(?)。シャカシャカじゃなくて、ドッポンという音だよ。この前同室の人が飲んでたのを見ていたけど、自分の目の前に置かれるとびびっちゃうね。
 ボトルにメモリが書かれていて、真ん中のメモリを指して「ここまでを1時間で飲んで」と言われた。え、そんな時間まで決まってるのぉ?
 そして、言われたとおりにゆっくり飲み始めた。警戒していたほどはまずくないけど、おいしくもない。ポカリスエットとステビアを足して割ったような味(そして、それがぬるくなってる)。
 11時過ぎ、わたしのいる病室に他の患者さんがお引越し(?)してきた。お盆が明けてから入院する人が増えるから部屋割りを整理してるんだって。こんな下剤バトル中に来られるのって、ちょっと落ち着かないんだけどなぁ・・・・(T-T)。
 12時過ぎ、同室の人はランチタイム。わたしは、変わらず下剤バトル中〜。下血していた頃よりは楽だけど、急激にくる腹痛ってやっぱり辛い。10分くらいの間に2度トイレに駆け込むなんてことがあった。
 同室の人の食事を下げに来た看護師さんに対して、その患者さんがクレームを言っていた。(その人の)食事中なのにトイレに駆け込むわたしに対して、どうにかしてって。・・・・え?と固まったよ、わたし。だって、仕方ないじゃない。それとも12時までには全てを完了していろってことなの?唖然としているわたしに気付かないのか、看護師さんは軽く「そうですね〜」とかわし部屋から出て行った。この気まずい空気、どうしたらいいの?
 それからは、できるだけ病室の外のトイレに行くようにした。病室にいるときには、自分のまわりのカーテンを閉め切って、余計なことが聞こえないようにMDを聴きまくった。悔しくて泣きたい!というテンションなのに、MDで最初に流れてきた曲が嘉門達夫の“鼻から牛乳”だなんてね(^^;)。このMDは、友だちが有線から録ってくれた1990年代JPOPだったよ。なんか力が抜けて、とりあえずプチ復活。
 検査は15時の予定だったけど、時間が来ても呼ばれずにいて、この待機時間が本当に辛い。そして、少し遅れてさっきのクレームを聞いた看護師さんが迎えに来てくれた。あ、今日は一緒に行ってくれるんだと思うと、少し嬉しくなった。
 エレベーターを二人で待っているとき、看護師さんに「さっきごめんね。あの人の言うことはあんまり気にしなくていいから」と言われたよ。なんだ、わたしの視線に気がついていたのかぁ。あの患者さん、入院期間が長引いてるためかどんどんわがままになってて、看護師さんたちも少し困っているらしいと聞いた。そうなんですね〜と相槌を打ちつつ、少し考えさせられちゃった。いくらわがままでも、その人を否定するようなことは言えないのねって。だって、あの場では「そんなこと言っちゃだめ」なんて言わずに適当に流していたもの。改めて、病院で働く人の大変さを感じてしまった。短気なわたしには勤まらないだろうなぁ。
 いざ検査室に行ったら、「外来の人が入っちゃったからまだ呼べないの。もうちょっと待ってて」と言われてしまった。ということで、置いてあった雑誌を眺めて待っていた。でもさ〜、この雑誌1ヶ月くらい前のものだよ(^^;)。暇な入院生活で雑誌はさんざん読んでいたから、半分くらいはすでに目を通していたものだったなぁ。それと、ラジカセが置いてあって、女子十二楽坊のCDが流れていた。これはどういう意味?リラクゼーション?
 やっと呼ばれたのは、たぶん16時半くらい。食事なしだから時間が長く感じているうえ、下剤&クレームでもう疲れまくっているのに、この後に検査かぁ・・・と憂鬱モード。しかも、やっぱりこの検査前の空気が怖い。昨日も思ったけど、狭い部屋で機械の音がして、自分が寝かされて人に囲まれて「これから何かされる!?」という不安を最高潮にしてくれるんだもの。そんでもって、痛い(かも)という恐怖があるんだから!
 で、今回も軽く抵抗してしまった。そしたら、先生から逃げないでと怒られた(--;)。今まで誰も逃げたことないのかなぁ?これ、嫌がるのってわしだけなの?
 検査自体は、最初のときより長かったけど、なんとか終わってくれた。めちゃくちゃ痛い!ということはなかったけど、もうとにかく怖くて・・・・。ああ、二度と!二度と!!やりたくないよぉぉぉっ!!!!!
 なんか理由はよく判らなかったけど、ひとりじゃ病室戻れないだろうということで車椅子のお迎えが来てしまった(^^;)。うわぁ、わたしって病人みたい(病人だろっ!と突っ込まれそう)。
 病室に戻ってからは、ずっと起き上がれなくなった。お腹痛いし、1日の色んなことへ気疲れしてるのもあるし、この後の自分の運命(?)も心配になってきたし・・・・。いつ退院できるんだろうとか、あのいぢわるばあさんと同じ部屋で寝たくないとか、あんな検査をまた体験しなきゃいけないのかなぁ?とか、怖い薬飲んでることが不安とか、もう先生には会いたくないとか、家帰って色んなことやるのは嫌だとか、家族や友だちに心配されている自分が惨めだとか、あんな仕事には絶対戻りたくないとか、会社の人誰も会いたくないとか、一生このまま面倒看て欲しいとか、もう生きていたくないよとか、とかとかとか・・・・。この時間は、かなりヤバイ精神状態に陥っていた。途中で先生がやってきて「どこが痛い?」と訊かれたけど、まともに答えられていなかった。それどころか、色んな説明をされたっぽいけどまったく耳に入らず「わからない!」とひと蹴りしてしまったの。

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 今まで生きてきた中で、こんなに理性がなくなったのは初めてでした(子どもの頃はあったかもだけど)。どうしてこんな状態になったのか、直接の原因は判りません。実は、この日記も少し日を置いてから書いています。あの日のわたしには、日記を書くどころか、自分の気持ちを確認すること自体できなかったもの。心をも壊してしまう“病気”って存在は、本当に怖いと身をもって体験した瞬間でした。そして、“病院”という所は、そんな思いを増殖させる空気があるとも感じました。身体の病でここにいるのに、気がついたら心が病んでいて・・・・。いつか、また長い期間の入院を体験したとき、同じ状態に自分が陥るのかもしれないなぁと思いました。
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 ちゃんと聞けていなかったけど、先生から言われた言葉の中で「日常生活に戻る」「明日から体動かしておいて」というのだけは覚えていた。体力なくなっているし、元の生活に戻るためには体力も戻さなきゃいけないってことだよね。でも、その言葉が重過ぎて、余計気持ちが沈んでいった。日常生活に戻りたくないって。戻れるわけないじゃない、今までと違う身体になってしまたんだもの!と心で毒吐きつつ、なかなか眠れない夜を過ごしたのだった。



2005年08月11日(木) 胃カメラ初体験

 入院22日目。
 初めて胃カメラを体験した。感想としては、「もう二度となりやくない!」の一言。

 朝、先生から「すぐ呼ぶ」と言われていたのだけど、本当にすぐ呼ばれてびっくりしたよ。たぶん、9時になったかならないかぐらいだったもの。
 看護師さんが病室に呼びにきてくれて、「もう行っていいですよ」と言われたの。え、連れてってくれないの?と焦っちゃったよ。だって、検査室って入院初日に一度行ったきりで、場所がよくわからないんだもの(しかも、往復車椅子だったから、自分で歩いていないし)。結局、場所が判らないと主張して連れて行ってもらったけど、少し怪訝そうな反応されてしまったよ。普通は、一人で勝手に行くものなのかなぁ?
 検査室に着くなり、「あれ、でんさん!」と看護師さんのひとりに名前を呼ばれた。「入院してたんですか?」と訊かれて、はい、先月からと返事したものの・・・・。誰だっけ、この人?と考え込んだ。わたしは、入院する前にこの病院に3回来ているけど、そのうちの2回は先生以外とお話した記憶がない。ってことは、1回目に会っているのかなぁ。病院のスタッフってみんな似たような格好しているから、人を覚えるの難しいよね。
 透明な液体を少し飲まされ、その後違う薬を口の中に入れっぱなしにさせられて・・・。その間に、横で看護師さんから注射すると言われた。ええっ、嫌だなぁ・・・と思った瞬間に左肩に激痛が走った。なにこれっ?!すごく痛いよぉ(ToT)。危うく口の中のもの吐き出すところだったよ。注射ってこんなに痛いものだっけ?
 検査は、ものすごく苦しくて気が狂いそうだった。痛くはないんだけど、通されている管を握って引っこ抜きたい衝動に何度もかられた。うまく息できないし、目の前は霞んでくるし・・・・。看護師さんが色々言ってくれているけど、まともに聞き取れない。そして、先生からの「○○しないと検査が長引くだけだよ」という言葉が聞こえた(○○はよく聞けなかったけど、たぶんわたしの我慢が足りなかったんだろうと思う)。目の前にいる先生に向かって「鬼!悪魔!!」と罵声を投げかけたかったけど、それも出来ず(この状態では喋れないもの)。
 壮絶(わたしにとっては!)な検査が終わって、ようやく喋れる状態になったけど、苦しすぎて言葉が出てこない。そんなわたしに向かって、先生ひとこと「異常ないよ。明日は大腸だね」。・・・・なんかちょっとテンションが高い口調に聞こえた。わたしはこんなに苦しいのにっ!!やっぱり鬼だ・・・・。
 病室にはひとりで戻った。最初に飲まされた透明な液体を検査中に吐き出してしまっていて、パジャマがぬれちゃってた。仕方なく着替えて、そのまま寝込んだ。だって、疲れたし喉痛いしで。なんか口の中にゴムの味(いえ、食べたことないけどさ)が広がっていて嫌な感じだった。朝食が運ばれてきたけど、手を付けられなかったよ。
 とりあえず、ひとつ終わった♪と少しだけ気分を盛り上げ、夕方からはテレビを観てゆったり過ごした。大部屋独り占めだから、テレビの音が少しくらい大きくても迷惑にならないし、なんとか心が解放されてきた。
 20時ごろ、看護師さんから「明日の検査の準備で、寝る前に下剤を1本飲んで」と言われた。え、いっぽんっっ?わたしの頭には、500mlのペットボトルが浮かんでいた。そんなに飲むのっ?!と思ったけど、実際は手のひらにちょこんと乗るかわいい入れ物に入っていた。これが下剤じゃなければ、わたしはけっこう好きな小物なんだけどねぇ。
 22時ごろ、部屋の電気が消されてからこの下剤を握り締めて泣けてきた。やっと腹痛から解放されたのに、なんでこんなもの飲まなきゃいけないのって!!下剤での腹痛を想像して不安になり、さらに明日の検査への憂鬱が募っていったのだ。



2005年08月10日(水) 大部屋独り占め

 入院21日目。
 昨日、同室のふたりが退院したから、ここにはわたしひとりになった。ひとりしかいないと、看護師さんが来る回数も減るから、なんか寂しい感じもする(気楽だっていうのもあるけどね)。
 朝、先生が来たときに胃カメラってどんな風に何をされるのかを訊いてみた。初めてなんです!と強調して。喉に麻酔して、力抜いてればあっさり終わると説明された。あっさり?本当?苦しくない?という不安をぶつけたら、「みんなやっているから大丈夫」という答えだった。・・・・だからっ、わたしは初めてなの!!先生にとっては大勢のうちのひとりだけど、わたしにとっては人生で初めてのこと。このギャップって難しいよね。にしても、お医者さんの言葉って傷つくことが多いなぁなんて思ってしまった。一度だって優しい言葉もらったことないしさ。病気だけ診て、人は見ないという言葉をどこかで聞いたことあるけど、それってこういうことなのかなぁ。
 夕方、弱視団体の奥様チーム(とは言っても、わたしと同世代)ふたりがお見舞いに来てくれた。病室がわたしひとり占め状態だから、その場でお喋り。入院したときの状態を説明して、それから仕事のこと話したりしたけど、あとはそのまま主婦談義。今日の夕飯どうしようとか、旦那さんの帰りの時間とかね。あと、ひとりが胃カメラ体験者で「どんなだった?!」とわたしが喰いつき、その話を色々聞かせてもらった。ホースみたいなのを突っ込まれたと聞いて、かなりブルーになった。ほ、ほ〜す?・・・わたし、明日どんな目に遭っちゃうの?
 ここ最近は、やることない入院生活だったけど、明日から2日間は検査が入ってる。暇じゃないのは嬉しいけど、苦しい思いをするのが予想できるだけに気分は盛り上がってこないなぁ。



2005年08月09日(火) ひとりになっちゃった

 入院20日目。
 今日、同室のふたりが退院した。どちらも雰囲気が穏やかだし、ご家族も優しい方で楽しかったなぁ(同室のわたしにも「顔色良くなったね」とか声かけてくれたし)。寂しいなぁ。一緒に花火大会見たこと、インターネットやったこと、散歩したこと・・・・。苦しい入院生活の小さなイベント、すごく楽しかったです。本当ありがとうございます。

 さて、ひとりになってしまっても別に大きく生活は変わらない。今日の退屈しのぎは、ノートパソコンでの作業。親から借りた「カロリー控えめレシピ」の本から、家で作れそうなものをピックアップして、それをデータ化していった。退院したら自分で料理しなきゃだしね。
 このノートパソコンのおかげで、だいぶ時間が潰せるようになった。もしも、入院がもっと長くなるなら、DVDも持ち込もうかしら。
 夕方、友だちがふたりお見舞いに来てくれた(別々に)。ふたりとも車で来ているのだけど、そのうちのひとりが道を間違えて大変だったらしい。この病院、1年前に移転してるんだけど、カーナビが古い場所を示したんだって。で、でもさ、そのナビって1年以内に買ってなかったっけ?
 ふたりとも福祉施設勤務だったりするから、病院の中とか色々物色していたり、病院食の内容とかに興味深々みたいだった。ふたりは学生時代からの友だちだけど、そういえばわたしって社会福祉専攻だったなぁと思い出した。いったいどこで道を踏み外したんだかね。今じゃ、光ファイバーがどうとか、違約金がどうとか言ってるよく判らん仕事に就いてるよ。
 夜、なんだか少し寂しくなった。だって、部屋に誰もいないんだもの。ドア閉めようとした看護師さんがいたから「やめて!寂しいから!!」と訴えたら笑われちゃった。別に、ひとりで寝ることはできるんだけどさ、なんとなくね(^^;)。



2005年08月08日(月) 地震・雷、その次は?

 入院19日目。
 平日だからか、朝から病院内は賑やかだった。わたしも、普通に仕事していたときは、月曜日ってバタバタしていたんだけどなぁ。もうすっかり、そういう感覚がなくなってきちゃった。
 胃カメラの予約をしたと先生に言われ、その場で凍りついた。え、え、ええっ!?やるのぉっ(ノ_-。)たしか、先週の金曜日に「胃カメラ嫌です」とわたしが言ったら、「嫌ならいいよ」と言って去っていった気がするんだけど・・・・。話がちがくないですか?????とも言えず、結局今週の木曜日に受けることになった。
 日中は、暇で暇で仕方がない。それに、同室の人たちが揃って明日退院するという話を聞いて、寂しさ倍増しちゃったよ。
 先週の課長の話(主査が忙しい上、派遣が辞める。で、自分は休む)が気になるから、夕方頃に会社に電話入れたら主査の機嫌が超悪くて、忙しいから!と電話を切られてしまった。わたしへの責めの言葉こそなかったけど、遠まわしに仕事できなくなってるおまえと喋っている暇はないという意味合いだった。そりゃあ、忙しいし大変だろうと思う。その原因を作ったのは、こんなふうにずっと休んでいるわたしなんだと自覚しているよ。だけど、今のわたしにはどうすることもできないし、病気になったのだって狙ってやったことじゃない。それなのに、あんな言い方しなくても・・・と思うと、めちゃくちゃ凹んでしまった。そもそも、周りも辛いだろうけど、生活が狂っているわたしだって辛い。そして、その辛さを訴えることができずに燻ってるというのに。
 主査は、課長のことも「勝手にひとりで休みやがって!」と罵っていた。わたしは、先週課長に「たまには主査を手伝ってくださいよ!」まで言ったのに、まったく応えていなかったみたい。そもそも、胃カメラの餌食になるのだって、あの課長が原因じゃないかと思う。本当に、奴は疫病神以外の何者でもないよと、わたしまで罵りたくなった。
 今日は、関東地方で震度5の地震があった。この病院は、建物が免震構造だから「揺れを吸収する」ために大きくゆっくりと建物が揺れていると説明された。そうなんだぁ。わたしが昨日契約したマンションと同じなんだね。そうだ、マンション・・・・。あれだけ色々やって待ち望んだ契約日に行けなかったことをまた思い出してしまって、さらに悲しくなった。
 テレビのニュースで地震が起きたときに危険な地域として、東京の足立区と埼玉の草加市と挙げられていた。ここ草加市・・・・怖すぎるんだけどっ。
 今日は、なんだか散々だった。胃カメラ送りを言い渡されるし、同室の人の退院が決まってひとりぼっちになっちゃうし、主査は機嫌悪いし、地震は来るし・・・。しかも、この頃激しい雷も多い。なんだか嫌な空気だよね。街を眺められるコーナーで、ひとりぼんやりと外をずっと眺めていたよ。一瞬、このガラスに体当たりしたらどうなるかなぁ?なんて怖いことを考えたりもして。ちょっとヤバイかも、わたしの心。



2005年08月07日(日) 病院にいるのにローン成立!

 入院18日目。
 今日は、うちの旦那のbirthday。だけど、お祝いは昨日のうちに済ませてしまったから、今日彼はここに来ない。
 そして、マンションの契約日だ。色々申込書用意したり、モデルルームを隅々まで見たり、ローンのシュミレーションを何度もやったり、抽選の結果をドキドキしたりなんてしていたのに、肝心なこの日に行けない自分が情けなくなったよ。だいたい、入院している身でン千万円のローンを背負うわたしってばいい度胸しているなぁと苦笑してしまうよ。
 わたしのマンション話は、この2日間で病棟中に広まってしまったのか、今日会った看護師さんたちから口々に訊かれちゃったよ。「どこに買ったの?」「いくらの買ったの?」「間取りは?」「すっごい貯金してたの?」「どうやったらお金貯まるの?」etc.etc(^^;)。恐るべし、女の園ネットワーク。この話題は、病気と関係ないだろうに。
 でも、この話題から最近の分譲マンションが底値だとも痛感した。10年くらい前に買った人の間取りと値段を聞いてぶっ飛んだもの。そ、そんなに高かったんですかぁ?!って。やっぱ、この時期に買って正解!
 今日は、ひょんなことから同室の患者さんにインターネット教室を開いてしまった(エッセイ参照)。病院の食堂のパソコンで、検索エンジンを使って見たいサイトを探してもらうだけの簡単ななものだったけど。でも、すっごい楽しそうで、その様子を見ているわたしも楽しくなった。もしも仕事を辞めるようなことになったら、ひっそりと初心者向けのパソコン指導ボランティアとかやりたいなぁと思ったりして。
 今日のお見舞い客は、ゼロ。まあね、草加市に住んでいる友だちがいるわけじゃないし、仕方ないんだけどさ。やっぱり寂しいなぁ。



2005年08月06日(土) 赤い花火

 入院17日目。
 今日は、友だちひとりと弱視団体の人ふたりがお見舞いに来てくれた。最近は、お見舞い客が来てくれたら食堂でお喋りするようになってきた。っていうか、ふたり以上いると、病室に居場所がないからね。
 友だちは、入院してから何度も連絡取り合ってるから、ほしいもの持ってきてくれて本当助かるよ。それに、遠いのに何度も来てくれるし。
 明日が旦那のbirthdayだけど、マンションの契約会に行ってもらわなきゃいけないから、お祝いを今日やった。実家の母親に頼んでワイン1本を買っておいてもらって、それを渡しただけだけどね。病室に1日アルコールをストックしていたのよね、わたし。これってイケナイこと?
 今夜は、あちこちで花火大会があって、病院の窓からいろんな種類の花火を見ることができた。「こっちのほうが綺麗だよ!」と看護師さんに言われて、他の病室にお邪魔しちゃったりもした。花火大会といえば、彼氏(今は旦那だけど)や友だちと会場付近まで行って、そのままちょっとした宴会モードで見るものだった。でも、今回は看護師さんや患者さんたちと病院の窓から遠くの花火を眺めていた。わたしひとりじゃないし、みんな楽しそうだし・・・・。たまには、こんな鑑賞会もいいものだね。
 患者さんのひとりから聞いたのだけど、花火って基本色が“赤”なんだって。そして、それに色々と手を加えることで違う色が作り上げられるとか。だから「お金がない地域の花火は赤が多いんだよ」とのこと。そして、我が草加市の花火は、ほとんど赤い花火で・・・・(^^;)。みんなで苦笑。いえ、まあ、こういうのは気持ちですからねぇ。ちなみに、戸田市の花火は鮮やかだったよ。競艇とかあるからねぇというのがみんなの意見。じゃあ、草加も何か作ろうよ!
 今日は、いっぱいお喋りしたし、誰にも嫌なこと言われなかったし、けっこう気分いい感じで寝られそうだなぁ。



2005年08月05日(金) あちこち痛い

 入院16日目。
 朝から胃が痛い。しかも、膝より下もすごく痛くなってきた。せっかく腹痛が治まったのに、いったいなに?!
 足が痛いのは、なんでもないって(診てもらった)。で、胃は・・・・胃カメラやろうかと言われた。い〜や〜だ〜!と訴えたけど・・・。
 あちこち痛いのは、副作用への恐怖なのかとも思う。だから、神経質になりすぎなのかなぁと言ったら「ステロイドが終わればみんな治るよ。この病気の人はそういうこと多い」と言われた。気持ちの持ちようってことか。
 昨日、看護師さんにさんざん説得されたのに、トドメを刺すように先生からも「外出はがまんして、ステロイド飲んでるんだから」と言われた。もうっ、わかったわよっ!と喚きたかった。
 それにしても、まだ退院の話が出ないなぁ。そして、また週末を迎えてしまうよ。



2005年08月04日(木) なんで来たのよ!?

 入院15日目。
 今日、なんとうちの課長が来た。しかも、15時ごろ!この時間は、偉い人たちとの販売関連のミーティングをやっているはず。偉い人たちからいつも責められているうちの課長は、色んな手を使ってこのミーティングをサボっているのだけど、今回はわたしのお見舞いにかこつけてサボった模様。サボる=誰かが犠牲になっているのよ!それにものすごく腹立ったよ。
 さらに、頼んでもい勤務管理票を持ってきたうえ、主査が仕事大変なことになっているとか、派遣さんが辞めちゃうとか言い出し、最後は自分が来週から休むんだと言って帰って行った。何しにきたんだ、やつは!もう怒りが爆発しそう!!あいつこそ病気になってくれ!と呪いたくなった。
 そして、その勢いで親に愚痴りまくって・・・・。はぁ、少しすっきりしたけど、やっぱり許せない。退院したら、絶対社員相談窓口にパワハラ上司として訴えてやるっ!
 夕方、看護師さんがふたりくらい交互にわたしのところに来て、「外出は難しい」と言っていった。ああ、やっぱり・・・と諦めたよ。そりゃあね、病院の外に出ちゃいけない身だもんね。なんか病気もらってきちゃまずいし・・・。ああ、でも、困ったよぉ。マンションの契約どうしよう。


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