舌の色はピンク
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2021年05月17日(月) 月だる

月曜しんど。
意外と昼間はもつ。
夕方から夜にかけてがしんどいだるい。


昨晩手のり動物のお話を終わらせた。
フクロウさんが手のりサイズより大きくなってしまったから
一味から脱会するという決意をして
その送別会の最中に
羊さんから毛を借りて針の尖りを匿わせていたハリネズミさんが
ちょっと前にフクロウさんと一緒に寝て
そのとき毛が付着してフクロウさんのボリュームが増えてただけだった、
なーんだ、というオチ。


「将来なりたいもの? ”そこの民間人”かな」
というのを思いついたけどちょっとやだな。
Twitterくっさって感じ。
一度は言いたいこのセリフ、
みたいなの今も面白がってる人たち恥ずかしいんだよな。
マンガやドラマにありがちだけど
前日では使わないみたいなやつ。
もう10年くらい前にさんざんやったじゃんそういうのって。


夕飯は手抜きして味噌ラーメン。
塩コショウ多めにきかせたもやしをたっぷりと。
あと白髪ねぎ。
なんだかんだで今日も逆転人生見てしまった。20分だけだけど。
製糸工場の跡取りが主役。
若いころは糸を作るなんて底辺の仕事じゃんと思ってたらしい。
でも大本の素材を牛耳ってるって
いわば上部構造を支える下部構造の主体なわけで
あなどりがたいんじゃないかな、と思ってたら
イタリアの工場長に
おれたちはファッションの土台をつくってんだ
って言われて感激したんだって。
それをさらにMCの山里が
「底辺っておっしゃられたけど、土台って考え方にできるんですね」
ときれいにまとめてた。


だるい。だめだ。
洗濯もの部屋干しして寝る。








2021年05月16日(日) 妻誕

午後から雨の予報ではあったが
午前中から降り始め
布団を干すのに難儀した。


野方の輸入食品店への道中濡れに濡れおなかを冷やした。


Eテレの日曜美術館見てたら
最新のテクノロジーを駆使して
失われた仏像を復刻したんだとか。
もともと文化的に価値があるものなんだとか。
藝大生のが共同参画してるんだとか。
かんとか。

まぁ失われた遺物を現代の技術で再生させるってこと自体が
賛否両論を招くのはもちろんとして、
今回はこともあろうに仏像でしょう、
諸行無常って仏教の基本でしょう。
何もかも移りゆきやがてが失われるのだから
事物に執着するんじゃありませんよっていう。
それを無理やり力業で復活させて
ありがたやありがたやって
ばかみたいだ。


ルルナさんは皆がプリチャンを楽しむにあたって
もう失敗をさせたくなかったそうだ。
失敗するんじゃないかという不安ごと取り去ってしまいたかったらしい。
それで、完全の秩序を敷こうとした。

ライブやってなんだかんだで和解。
ルルナの笑顔がめちゃんこ可愛かった。
そしてソルルはずっとルルナを泳がせてただけみたいだ。
ようやくわかってくれたねみたいな。
しかしいきなり地球の危機が叫ばれだしたのでそれどころではない。
これはクライマックスなのか新展開なのか。


ミュークルドリーミー、
今回あたりから2期目が軌道に乗った感じだ。
ちあふるタイムまだ端折られないな。
ガンバッテ続けてってほしいと思う。
くるっとジャーンプはいらないけど。


昼にはナシゴレンを出した。
妻のリクエストにのって海老せんつき。
スナック菓子ぽかったけどやたらと美味いやつ。
食べながら見たスクール革命、
ディズニーのプリンセスを5名答えよって問題で
他の人が白雪姫とかシンデレラとかいってるなか
八乙女くんの答えが
「美女」

すげーと思った。
仮にこれがなんらかのヤラセだったとしても
それならそれで思いついた人がすげーです。


今日は妻の言いなりということで
食後もヌガーグラッセと海老せんを
何度も食べさせることになってしまった。
あさひなぐをたくさん読んだ。

申し訳ばかりに花を買って贈った。
カスミソウとなんかおっきい丸いのとちっこい丸いのと
あと何本か、寒色主体でちょっと黄色が差しこまれるだけの。
あまりお祝いっぽくはない。
赤や朱色も入れたかったけど
その色で気に入る花がなかった。
花選びの難しいとこだなあ。
そもそも店にあるものの中から選ばなきゃいかんというのも。


夕方から夕飯の仕込み。
今回はそこまで気取ったご馳走ではなく
いつもの献立のマックスの形を示すのがコンセプト。

マッシュルームのクリームスープ。
うちにミキサーはないのですり鉢でペースト状にする。
裏ごしがたいへんだがサボらずやる。
おかげで滑らかかつ濃厚に。

サラダは、ベビーリーフにルッコラを足して、
フルーツトマトとプロシュートとモッツァレラチーズを散らした。
モッツァレラはふんぱつしてブッラータ。
先日の新玉ねぎドレッシングにオリーブオイルとバルサミコ酢を和えて
塩とブラックペッパー。
岩塩が切れてたのが心残りか。

メインはホワイトアスパラガスのリゾット。
塩豚を足した。
あと思い付きで、
ミックスチーズに薄力粉をまぶしてフライパンで焼いて
何個か分に分けてって小さいボール状にした。
これをリゾットにのせてみた。美味かった…。

妻は大満足だった。

ダーウィンも面白かった。
帆立。
こいつ意味わからん。
そもそも貝が生きてるというのがわからない。
でこいつは動く。というか泳いだりする。
あと貝殻の開閉口にびっしりたくさんの目が散らされてる。
お前視界とかあるんか。
はじめは小さい帆立も
プランクトンを食べて大きく育っていく。意味わからん。
番組では帆立が30万匹集まるスポットを紹介してた。
意味わからん…。


読書はあんまり進まなかった。
思想としての孤独。
良本の予感はある。
こっから面白くなってくはずだ。


休日は映画を観ないと
いまいち脳が活性化しないみたいだ。
でも映画探し苦労するんだよな。
DVDで見たいし、
かといって近所のDVDレンタル店では
めぼしいのほとんど見ちゃったし。


2021年05月15日(土) 石を叩き割ろうとする飛鳥拳

ろくになんもしなかった。
無為に時間が過ぎていった土曜日。

図書館には行った。
三冊借りた。いずれも社会学。
道中思ったこと。
本を読んで仕入れられる知識や仕込める知恵、眠れる知は、
実際に人と相対して得られる生きた知に比べると数段落ちる、
"だから"、
読書は素晴らしいものだ。
なにしろ人と会って時間つかって
ひいひい言ってコミュニケーションして
ようやく得られる知より数段落ちる程度の知を
たかだか本を読むくらいのことで得られてしまうのだ。
だいたいが、そう面白い人や賢い人、
刺激のある人に囲まれているわけじゃないのだ、一般人は。
「本なんか読むより、人と話した方がずっといいよ!」
という文言は恥ずかしい。

ついでに。
本を読むなら面白くないであろう本も読んだ方がいいし、
自分に向かない本も読んだ方がいい。
偏るから。
ある程度自分の好みの領域で探していると
複数の本で似たような言説が並ぶことがあり
このとき
錯覚が生じかねない。
「みんな言ってる」「どの本にもそう書いてある」
という偏向だ。
これはよろしくない。
そもそも本を読まないならいいだろうけど。

ついでに2。
人もそうだ。
面白い人や賢い人に囲まれるばかりの好環境、
あまり望ましいとは思えない。
範馬勇次郎いうところの
「薬も食らう。毒も食らう」
の精神が至高だと思う。
なにしろこの世界に生きている限りは
面白くない人や賢くない人の方が多いわけで、
そっちにも精通できてないと
つまりは世界に精通できてないことになる。
知見が狭まる。

3年半くらい前だったか、
20歳のころ仲良くしていたMくんと久しぶりに会って
ものすごくガッカリした。
彼は当時から
バックパッカーとして世界中の国々を
何か月も旅してまわる生活を繰り返してきていて
日本で金を稼いでは飛んでたそうだけど
ある時期思い立ち
フィリピンでいちばんの大学に入って
経済を学び
今はビッグデータの勉強を延々している…という話を聞いた。
その半生の中で様々な
常識では考えられないような
「すごい人」
と出会ってきたそうで、
それだけにほとんどの人のことがアホに見えるのだと白状していた。
しかしよくよく話を聞いていると
彼が何のために生きてるんだかよくわからない。
優しさや慈善は結局自分のためだとか自明のことを声高に主張したりとか
芸術は教養のために学ぼうとはしたとか
とりあえず年収1000万が今の目標だとか
会社員を続けてきた僕のことがバカバカしく見えるとか。
「久しぶりになんというか、普通のひとと話せて、
あ、これが普通の世界なのか、って学ばせてもらいました」
とか
「この先連絡を取り合い続けるのは構わんのですけど、
正直、今の私とでは、レベルが違いすぎて、大変ですよ」
とか
まぁだいぶきつかった。
"普通"の価値や意味を解体して再構築してみたりしてこなかった人だ。
人文科学と文芸とフィクションとネット文化に触れてこなかった人だ。
20歳のころは互いに尊敬し合える仲のつもりでいたから
この現実はショッキングだった。
彼には何をどう言い聞かせようとしても
それが言論にとどまる限り
鼻で笑われてしまうだろう。
行動と実践を主体にしていると見なしてあげれば
彼の振る舞い彼の価値観彼の生きざまは
十分主題にしてやれる。
一応、彼のことを敵として照準合わせてはいる。
この場合の敵というのは
人生におけるアンチテーゼの意だ。


昼飯は素麺。
北斗の拳のアニメを見ながら。
ケンシロウまじでこいつ面白がって人を殺してんな。
すんなり殺せばいいのに
背中折り曲げさせたまま
硬直させて
30秒後背中が曲がりきって死ぬ
って
いるか? その30秒。
最高だぜケンシロウ。

夕飯は揚げ出し豆腐。
空手バカ一代を観ながら。
飛鳥拳、大きな石を拳で割ろうとする修行に入った。
大きな石は鍛えた結果拳で割ることがかなうんであって、
大きな石をただ叩き続けても
それは目的達成への道筋から外れてるんじゃないか、
それ全然修行じゃないぞ、
と思うんだけど
こんな理屈はどうでもよいのだ。理じゃない。
大事なことだ。


あさひなぐ読み返してる。
面白い…。
人間の妙が面白すぎる。絵もいい。


読書メーターに上記の読書についての所感を呟いてみた。

 ちょっと思ったこと。「本なんて読むより生で人と触れ合った方が得られるものが大きい」みたいな言説がありますが(ありますよね)自分もまさしくそうだと思うのですが本を開く程度のことで人と触れ合って得られる知に近い知が現れるのだからこれは一種の逆説が成り立ちやはり読書には十二分に価値が認められるんじゃないでしょうか。だいたい、人と話すと得られるものが多すぎてパンクする。1分話したら3日分くらいの思考の物種が溜まる。人との触れ合いは刺激強すぎ。本ぐらいがちょうどいい。
 あと「次に読む本探し」は面白そうだとか自分好みだとかの領域に限らない方がいいと思います。視点が偏向的にならないように。それに、人相手でもそうだけど、つまらない、醜い、愚かしいものに向き合っていかないとなかなか弱る。ECサイトのリコメンデーションはさいあくだと思います。ついでにサブスクも大きらいです。人の世界を勝手に狭めようとしてきやがって。個人的には本当はゴミ捨て場から拾ってくるくらいが理想です。しないけど。

そしたらひっっっっっっさしぶりにコメントがついた。

 偏っちゃいけないってことなんでしょうなぁ。私は結構考えてしまう人間なので生の経験とか行動とかするする飲み下す人を羨ましく思いますけど、やっぱり生の言葉で伝えられることって曖昧さもあるし、そこに人がいることによる忖度もあるでしょうし。ある程度自分の好きに読める本は本のありがたみがあると思いますわ。それでもその言説は本に偏っちゃいけないということに対する戒めとも思いますけどね。

こっちの文意を読み取ってるのかどうか不確かですっごいレスに悩んだ。

 一冊も本を読まなければいいんですけどね。今日アニメの「空手バカ一代」観たんです。そしたら主人公の飛鳥拳が山籠もりしながら、拳で石を叩き割る修行をし始めたんです。ひたすら石を叩きまくってて。…鍛えた結果として石を叩き割れるほどの屈強さや極意が会得できるのであって、ただ割れない石を叩き続けても鍛えることにはならないと思うんですけど。しかしこんなのは理屈です。無力だ。僕は飛鳥拳がうらやましい。結局飛鳥拳になれないから本など読んでいるのです。読める本を選んで。まぁ飛鳥拳は一冊の本で人生決めた空手バカなんですが。

狂ったようなレスになった。



レスを考えながら、
正しくない意見などあるだろうかと思案してみた。
どんな意見も、ある見地からは正しい。
そして発信者はその見地に立っている。
いや、正しくない意見はある。
わかりやすい例が、それを裏付けるデータに反する場合だ。
しかしそれにしてみても、
発信した「その瞬間」は、彼にとっては反していなかったのだ。
客観的事実と反していたとしても。

やはり僕は、「意見の正しさ」の可能性を支持していきたいと思う。
思案の足りない意見はある。
そもそもほとんどの意見は、思案が足りていない。
足りているといえるのは神の意見だ。
言葉が足りない意見はある。
そもそもほとんどの意見は、言葉が足りていない。
足りているといえるのは神の意見だ。
こんな論法からすれば、
やはり世間でいう「正論」なんてものは覚束ない。
相対的にはなんだって正論に祭り上げてしまえる。
絶対的に成立するのは神の論理のみだが、
思案も言葉も足り切ってる論理を、人が、
それも素人が、そのへんの村夫子が、実現できるだろうか。


引っ越しのタイミングと
新型コロナワクチン接種のタイミングがややこしい。
妻の妊娠(するかも)のタイミングも加味しないといけない。

でもすごく生を実感する。
それぞれは独立事象で、本来互いに因果関係がない。
それらの事情が複層的に絡まり合って
現在の状況をかたちづくって、
立体化な視野を必要とさせてきている。
たまんねえな。
おりゃあ角度の違う事情が絡まり合うのが大好きなんだ。
だから細雪が好きなんだ。


2021年05月14日(金) オフィス街のマンションに住むシミュ

スパイスとカスタード最終巻。
素晴らしい漫画だったな。
キャラがいきいきしていて…。
ポジティブシンキングな主人公すばらしい。


午前中は弁当が楽しみで仕方なかった。
朝からオムライスをこしらえたのだった。
しかし実際は途中でちょっと飽きる。
大盛にしてるのが悪いのだな。
自宅ではデミグラスソースでぺろりだけど
弁当だと味がずっと単調だ。


九段下方面を散歩するのはなかなかたのしい。
知らない町を徘徊する感覚がまだ楽しめる。
大通りから一本入った小道に面する
単身者用とおぼしきマンションが
土地柄に似つかわしくなくなんだか貧乏くさくて
とても気に入った。
この部屋に住んだら…という想像を働かせてもみた。
いい感じだ。
貧乏でも、住み心地悪くても、生の実感は得られそうだ。
ずっと都市的なノイズが窓から絶え間なく聞こえてくる感じ。
でもネオンもなく、若者の喧噪もない。
オフィス街のエアポケットのような場所で、
なにやら後ろめたいような、見つかっちゃいけないような、
でも堂々としてていいんだおれは住人なんだという特権階級のような
複合した意識で呼吸するのはなかなか満たされそうだ。


お夕飯は
塩豚に
昨日仕込んどいた玉ねぎを合わせた。うんま。
タイタニック後半(二夜目)の
後半部(22時から)の前半(20分ほど)を観た。
浸水していく過程。
そういえば中学校のとき社会科の教師だったかが
タイタニックを観たと感想していたのを思い出した。
面白くなかったと。
同じ海洋パニックものなら
なんとかいう映画の方がずっと面白かったと。
…タイタニックをパニックムービーとして楽しもうとしてたのか?


原神、11層がクリアできない。
いやクリアはしたか。星が6に届かなくて12層が解放されない。
三問目後半のアビス二体を倒すために
第二パーティーを強化してるから
第一パーティーが虚弱。ジンさん頼り。
天賦があとイッコ強化できればいけるかな…。
ものすごく惜しいところまではいってるから
何度も挑戦してしまう。
あれこれ工夫を試してみるのも楽しく、時間が溶けていく。


油壷のマリンパークがつぶれるらしい。
ショ、ショック。
いいとこだったな。
全然覚えてないけど。
ものすごく楽しめたって記憶だけはある。


そういえば昨晩妻に
男子の排尿メカニズムについてとうとうと説いた。
お小水を立って済ませたときに
全身をブルブルッと震わせるあの所作は
映画なり漫画なりで見覚えがあるらしいが
あれは排尿に必ず伴う生理現象というわけではなく
尿切れを促すための筋肉運動だからうんぬんと説明してるさなか
嘘でしょ信じられない
と引き気味であったのが見ものだった。
僕自身意識してみたことはなかったがおそらくそうだろう。
座っていればあのブルブルは発生しない。
おそらく女性であっても
立って排尿したらああした所作が必要になるんじゃないだろうか。
こういうのどこで聞けばわかるんだ。
ネットで検索する気にもなれないし。


2021年05月13日(木) かっこつけとか

すごい長々書いてた日記が
全部消えてる…。
ショックだ。

部分部分、思い出して書いておこ。


今日は雨だった。

とうとつにアバンストラッシュが放ちたくなった。
傘でやる真似事じゃなくて。
ものほんのアバンストラッシュを。
でも陸海空の剣技をきわめてないからだめだ。
世の
アバンストラッシュ放ちたい勢は
設定の上だけでもいいから
ちゃんと空裂斬とかできることになってるんですかね。
え? おい。
どうなんだおい、え。


高円寺駅前に響き渡るような威勢のいい声で接客してる
八百屋が邪魔。
公道にせり出してバンバン商品置いてるし
客も道に群がる格好になるし
路地がほとんどせき止められてるし。邪魔。公道なのに。
今日みたいな雨の日はなおさら。
でもこれを許容せんと町が死んでいくのよな。
生きた町を愛好していくには仕方ないのか。
邪魔だけど…。


脳内シチュエーションおったてて
かっこつけシミュレーションしてた。

店とか駅とかで
おじさんが女の子を威圧してるような場面で
割って入るわけです
そのくらいにしときましょうよと。
でもおじさんも引くに引けないから
罵詈雑言をかましつつ
かっこつけてんじゃねえよと
こちらを非難する。
そこでこれから彼を叱らなくちゃならないんだが、
彼にはあまり正当性が認められない。
私は叱りっぱなしになるだろう。
でもそれじゃあ彼の立つ瀬がない。
かわいそうというわけでもないが、
総合的な観点から踏まえて上手じゃない。
味方してくれないか.
あなたはもっとかっつけた方がいいですよ
という。
どれだけ冴えない人生でも
かっこつけることはできますよ
という。
そっちの方がましですよ
という。
勝ちだし正しいしかっこいいと思う。
何が勝ちで何が正しくて何がかっこいいか
そういう定義づけの足かせを吹っ飛ばす力もある。
大体かっこつけられるとこはかっこつけた方がいい。
そしてここの文章は最悪だ。
かっこつけないとこんなことになるのか。
まとまりないし
言葉選んでないし
文法もめちゃくちゃ。
かなり本音を書けてるとは思うけど。
でもかっこつけてるときだって
本音は本音だ。


夕飯は手抜きしてロースかつ。肉屋で買った。
冷ややっこ。
こちらはショウガと鰹節、ネギを散らした。
食後に、新玉ねぎを1玉刻んで
塩とブラックペッパーとリンゴ酢で仕込んで置いた。
万能ドレッシングになる。


社会心理学講義、おもしろい!
Twitterですかぢ先生が激賞してたから
取り寄せて買ってみたけど、早くもこれは名著だ。
直前まで読んでた
だれもわかってくれない なぜあなたは誤解されるのか
という
アメリカの社会心理学者による本は全然面白くなかった。
心理方面にばかり傾きがちで、
しかも理論を現実世界に用立てようとするばかりに
類型化されたコミュニケーションをなぞる
ビジネスマンの上っ面なやりとりを奨励するような
自分でものごとを考えられない人向けというか
実に程度が低かった。
そういった、似非みたいな「社会心理学」を批判してくれてるので気持ちいい。

「僕が一番興味あるのは社会心理学なのかもしれないと思って」
「フーン」
「本屋や図書館でうろうろしながら、
うわぁこの本棚読みたいのばっかりだな、
って思ったら区分が社会学なんだよね。
その中でも社会心理学が一番興味を誘う。
なんでいままで気づかなかったんだろうって。
出会った!て感じでさ」
「恋みたいだね」
妻はそういった。恋か。ふーむ。

誕生日のお祝いについては本人に相談してみた。
「というわけで、時局柄、なかなかプランが立てにくくってね」
「そんな程度で負けちゃうの?」
「負けはしないが、最高のにはしかねる。
この条件下における最適を目指すことになるね」
「ごちゃごちゃうるさいな」
「あ?」
「お?」
「だから、まあ、本来ならきみの望む通りにでもすればいいんだろうが…。
しかしなんだね。
アレがほしい、コレをしろといってその通りにするのは簡単でも、
きみあたりが望むのは、
自分でも意識していない欲求を叶えてほしいってとこだろ。
潜在的欲求を見出せというわけだ」
「まあ、そうだね」
「これがなかなか難しいんだぜ」
話しながらふと思いつき、執事デイをやることにした。
一日好きにしていいと。言いなりだと。
しかし普段からある程度似た関係性ができあがっているからか
ことさらに言い聞かせようとしてもイマイチ思い浮かばないようで、
口の端にあがるのは罰ゲームめいた発想ばかりだった。
そういえば、
SMのSの方はサービス精神が旺盛でないと向かないらしい。
Mはただ受け手でいればいいのだが
Sには絶え間ないアイデアが要求されるわけだ。
「じゃあもう考えておいてよ」
厄介なものだ。


2021年05月12日(水) 慰めたがる男たち

北川みゆき先生の最新刊面白すぎる…。
どうしようもない僕とキスしよう4巻。
冒頭10Pくらいだけでも、
それまでのあらすじ知らずにいきなり読んだってこれ面白いもんな。すげえぜ。
なんでベテランなのにネタが尽きないんだ。
安定感にとどまることなく
脂ののった中堅作家みたいな勢いまであるし。


妻の誕生日が近い。
がコロナでデートも行けないし、大がかりな真似もできない。
今年もこじんまりとしたお祝いになりそうだ。
料理とケーキか。
世間一般に照らし合わせれば十分なのだろうけど
わりとイベントは大事にしてる。
それは機会が訪れるごとに試されてるような気がするから。
試されるのはよい。
ありもしない課題を乗り越えていこうとするとき
生を実感する。


新しい性風俗を考えた。
客である男が女の子に優しくするサービスだ。
女の子は悩みごとを吐露したり
愚痴や弱音を吐いたり
とにかくメソメソしてたりする。
男がそれを慰める。
偉そうなこともいう。
そして女の子はその言葉に(ヤラセで)感じ入る。
泣き真似くらいしてもいいだろう。

キャバクラやガールズバーなんかでも
女性を…あるいは水商売を…見下して
説教したがる男は多いそうだし
そういうしょうもない自尊心を
まだ平和的に満たせると思う。
わかりやすくヒーローにもなれるし
善人ぶるのってとても気持ちいいと思う。

でも結局最後には金払うわけだからな…。
成立しないかな。難しいか。
でももともとある商売に
このシステムを組み込むのならできそうではある。
というか人気のある風俗嬢って
これに近いことやってるんじゃないだろうか。
ウシジマくんのイメージくらいしかないから心もとないけど
そういう賢さ強かさはいかにもありそうだ。


いまさら原神が面白くて
ちょこちょこちょこちょこやってる。
鍾離先生引けたのが大きいんだな。
ドンドン強くなるから育成が楽しいし
パーティーが強化されてできることが増えた。
螺旋11層をクリアできたのは感激だった…が
星が足りずに12層は開放されてない。
先生かジンさんの次の天賦次第でいけるかな。
11層の3問目後半のために第2パーティー強化してるから
第1パーティーが貧弱でというかジンさん頼りで
2問目前半が突破できなくなってもうた。


昨日の夜に仕込んどいた塩豚を
ナスとともにオリーブオイルとバルサミコ酢で炒めて
ブラックペッパー振って弁当にしたが実にうまかった。
塩豚は今回塩に漬けてから一晩だけだから
さっと水洗いしらくらいで、炒めてる最中に醤油までちょっと足した。
塩豚は塩加減が全然読めない。今回はうまくいったけど次回どうなるやら不安だ。

でも夕飯のペペロンチーノにも加えてみた。
こちらは塩っ気の調整が割りとなんとかなるから気軽にやった。
ペペロンチーノは
はじめ10回くらいは試行錯誤してたけど
麺をかなり早めに引き上げて
にんにく唐辛子炒めてたフライパンにお湯ごとぶちこんで
茹で炒めながら乳化させるという荒業覚えてからは失敗知らずだ。
わかりやすいし。
具はキャベツが一番活躍してる。
次点でエビか。でも値が張るからな。


2021年05月11日(火) 駆逐

人心とか他者性とか地獄の正体とかいう
主題にあたるパートと
お話の筋立てとあって
前者の方ばかりに気を取られていたから
5章を過ぎると筋立てがおろそか。今のところ。
終盤のたたみかけは大体決まってるから
そこにいたるまでの中盤だな。中盤がすかすかだ。
それだけに自由にこれから詰め込めるともいえる。


ウーバーイーツやっぱ邪魔だなあ。
あのばかに大きい荷台の自転車を路上に置いて
運転主が植栽の縁に座り込んでスマホいじってる姿にいらいらする。
通行を妨げてるし。
これが単なる一般人ならそう気にはならないけど
(荷物量が同じだったら邪魔ではあるけど)
そもそもこの商売がなかったら
この空間にはなかったはずの障害物なわけだから
全然仕方ないとは思えない。邪魔だ。うっとうしい。
カスみたいな商売だと思うんですけどね。
「ビジネスチャンス」って
人の潜在的な欲求をかなえる
隠れた需要を見出す
みたいな商魂がたっとばれれて
建前上は「人のため」になるよう論法がくみ上げられてるし
実際「人のため」といえてしまえるような現実を達成しようとはしてるけど
「世のため」からはかけ離れてるケースがほとんどだ。
近視眼的というか。狭い、しょうもない視野で「人のため」とかいって。
バカみたいなビジネスが横行しくさってるから
世の中がドンドンつまらなくなる。

モノポリーの駆け引きの一つで
物件の権利書をトレードするにあたり
こちらの物件の方が格が落ちるというとき
じゃあ3回までならおれの物件止まっても無料でいいよ
みたいな条件で成立させることがあって
一見公平感はあるのだけど
これはトレードに参加してない者にとっては
相対的にただただ損だ。

需要があるからといって
その価値を直鉄的に享受する市場参加者にとっては
そりゃあありがたいことであっても
それ以外の人に不利益をもたらすようなビジネスは
まぁことごとく駆逐されろとまでは言わないが
すくなくとも
人のためになってます
社会のためになってます
みたいなツラしないでほしい。
そしてことごとく駆逐されてほしい。


まだ疲れてて全然本読んでない。


2021年05月10日(月) おなまけ

月曜日だけの特別な疲れ。
朝の時点で警戒してたから腹式呼吸を心がけた。
腹式呼吸で過ごすと明らかにだるさが緩和する。

が、妙といえば妙だけれども、
だるさに甘んじていたいというのもある。
気力を発さずに
身体が重いままに身を任せるのも
これはこれで一つの快感で
それを放棄するのはもったいないというような。
いや、だるさが不快なのは間違いない。
だがそれを解消しようとしたときに
なまけたいという衝動がばくはつてきに沸き立ち
なまけへの誘惑が強められ
それが快感になるという…

まるで宿主を操る寄生虫だ。
快不快まで左右されてしまう。
だるさの生存本能。
やつらは始末されたがらない。


今日は仕事が忙しく
それだけに気分がマシだった。
忙しいと裁量権が確保される。
仕事を円滑に裁くだけの能力が上の人間にないから
こちらで切り盛りしてやる格好だ。
あれとあれのあいだにこれをやって、
それをしながらこの準備をして、
彼にはこの指示を、彼女にはあの指摘を、
いついつまでにこれが終えられた場合に限りこのプランを…
と考えながら動いている分には時間がたつのも早いし充実している。
要はアホの言いなりになりたくないのだな。
実によく聞くやつだ。ありがちだ。


今日の弁当のおかず、
茄子とひき肉の豆板醤炒めがかなり美味かった。
いつもは豚ひき肉なのだが
明らかにヘルシーじゃないので
せめて鶏むね肉の方がマシかなと試してみたところ
むしろこっちの方が美味いかもしれない。
葉物に添えた鶏むね肉も抜群の出来。


今日読んだ少女漫画。
Cheeseのコーヒー&バニラ。
深見さんのビジュアルどんどん良くなるな。
リサさんはちょっとお人よしが過ぎる、
もうちょっとぐらい醜いところがあっていい。
ぶりっこみたいだから。
プレミアCheese掲載のコーヒー&バニラ-black-。
こっちの男は
女たらしの遊び人という類型であるのに
現代の価値観(というか需要)に合わせて
一途っぽさも前面に押し出さなきゃだからタイヘンだ。
破綻してないように見せてるけど
ちょっと破綻してるようでもあるし
でもそれらをひっくるめて成立してもいる…
同雑誌のパーフェクトスキャンダル。
この立ち位置同士なら
いがみあったりしつつ仲を深めるのが王道だとも思うけど
普通に互いに距離感さぐりつつ
くん付けさん付けで親しい男女っていうのは新鮮だった。
Sho-comiの仁義なき婿取り。
主人公死にかけ。終わりが近いか。
この作家さん、
毎回1シーンはオンナノコのお色気描写ないと気が済まないようだけれど、
今回は気を失った主人公が
男の子にお姫様抱っこされてるコマの
スカートの垂れ下がり具合がすごく見ばえ良かった。
藤原よしこ先生のあしなが王子様は失恋する2巻。
大ベテランなのに全然失速しない…。
ますます面白いな…。
でも新キャラ、
せっかく王子様の彼に初めて親しく接してきたって役柄なのに
いまいちパッとしないな。
うるせえ奴という印象がぬぐえない。


家帰ったら
怖れていた書類が届いていた。
賃貸契約更新のお知らせだ…。
6月には引っ越ししないと…。


夕飯はぶっかけ。
10分版ダーウィンを観ながら食べた。
小さい島を覆いつくすセイウチの群れ。
岩にも見える
というか岩にしか見えないセイウチの群れ。
衝撃映像だった。


疲れ。疲れ。疲れ。
今夜は洗いものをさぼってしまう。
明日の朝やろう。


2021年05月09日(日) 5月のいい日

NHKの100カメで
結婚相談所のドキュメンタリーを観た。
所員は電話で恋愛相談のようなこともする。
ちょっとしたアドバイスや
ときには説教に近い意見まで投げかけるのだが
自分が客だったら
または相談員だったら
を想定してみるとどっちにおいてもきつい。
というのは部分で判定されるからだ。
自分が客側だったとして
ある振る舞いや選択に対し品評されるのは耐えられない。
部分的な行動、部分的な思考を
その単位で見て取って
全体図を見れないというのは
誰しも正しくないと気づいてるはずだけど
本当にその例は多い。
いわゆる
正論
とか呼ばれる感じの指摘も、
大体部分に限っているので
その通りに改めたら
どっか別の歯車が狂う、全体の流れがねじれる、
ってことが往々にしてある。
それはお前の全体図にとってのみ成立するんであって
こっちの秩序には反するものなんですよっていう。
こんな簡単なことがわからんのだ。
政治についての指摘、次いで仕事が多いか。
バカ丸出しで恥ずかしい。
でもいつもそれが誤るわけじゃなく
それなりに成立するようなこともあるから
余計にたちが悪い。

「それになんの意味があるの?」とか
「今のやり方おかしくない?」とか
まぁ大体似たようなあほさだ。
テーマにしがいがある。


プリチャン面白かった。
まさかプリチャンライブ中の
お城まわりを走る演出が伏線になってるとは…
キャッスルなんとかとかずっと言ってたもんな。

ミュークルドリーミーはめちゃ面白かった。
お空の女王様二名が
せっせせっせと赤ちゃんぬいぐるみを縫って
なんとかできあがって
せーので息を吹きかけて
生命が宿って
みなでお祝いムードを盛り上げるだけ盛り上げて
地上へ向けて投げ捨てた。
ダイナミックな捨て子。
絶対に育てたくないでござるというような。

空から落ちてきた赤ちゃんぬいぐるみは
みゅーちゃんが拾って
ちあちゃんという名前を付けていた。
ちあふるタイムでも活躍すんのかな。
ちあふるタイム癖になる。頭ん中で再生される。
応援してもらってる感じで気分がいい。


昼はジャージャー面。
白髪ねぎの下処理委時間が短かったから辛かった。
その後パウンドつくった。
キャラメル紅茶パウンドのつもりだったけど
アールグレイパウダーがなかったから
ほうじ茶パウダーで。
作りながらザ・ノンフィクション。
コロナ禍の女性タクシードライバー。
夜分に交差点で
無理やり目に右折しようとしてきた対向車と
あわや衝突と瞬間
ハンドルを左にきって
無事減速できていたからよかったところ
目の前には歩行者がいて
当のドライバーは心底ふるえあがっていた。
とはいえ彼女自身
黄色が赤に変わるところで強引めに信号を突っ切ろうとしていたから
過失がないとはいえないだろうと思われた。
その後Twitter覗いたらトレンドにザ・ノンフィクション。
毎回放映時間はトレンド入りしてるよなあと思い
かるく見てみると案の定叩きが。
生きがいなんだろうなあ。
叩きやすい人をつかまえて
叩きやすい構成で編集されてる番組見て叩くの。
醜いったらありゃしないぜ。


昨日にもまして天気がいい。
暑いってくらい暖かくて気が休まる。安らぐ。
妻とあさひなぐを読んだり
ちょっとだけ昼寝したりして
暑さが収まってきた16時ごろ
野方方面の公園に読書しに行ってみた。
男子小学生が10人弱も集まって元気そうに遊んでいる。
ボールもなしに何が楽しいのかキャアキャアはしゃいでいたが、
やがて500mlのペットボトルに水を入れ蓋をしたそれを
上空めがけて投げ飛ばし始めた。
代わる代わるに投げ飛ばす。
惜しいとか、あとちょっととかいった声が叫ばれる。
どうやら園内の照明設備の上に載せてみたいらしい。
10m近くありそうなのその設備のてっぺんには
たしかに50cm平方ほどの水平な領域があった。
しかし載らない。
僕の座っていたベンチからは
どれだけ角度がズレているか丸わかりだったが
彼らの位置からは空間が把握しにくいのだろう。
なかなかいい光景だった。
あんな遊びは、
本当にやることがなくて暇で仕方ない、
という状況でなければ到底するものじゃない。
子どもは暇で暇で仕方ない、という環境に置くべきだと思う。
自分で遊びを作り出せるし。
どう見ても文明的じゃねーので
大人から見ると何やってんだこいつらって感じだけど
尊重すべき。
子どもからしてみても
何やってんだろ俺らって感覚あるだろうけど
尊重すべき。
大事な大事な時間だ。


夕飯にはホッケの塩焼き。
それと珍しく惣菜を買ってみた。チーズコロッケ。
妻は焼き魚を嫌がる。
せめて何か一品足してくれとねだるので今回は甘やかしてやった。
調理時間が短いから
ついでに鶏むね肉を柔らかく茹でて
あと鶏ひき肉で肉だんご作っておいた。こちらは弁当用。

ダーウィン、今週は先週に引き続きチーターの群れ特集。
三年追ったドキュメントだーっつって、
5匹それぞれのキャラ付けもしてあって
ストーリー仕立てで
最悪だった。
人間の見方で
動物たちをキャラ付けして物語にするのは
自然を追ったドキュメントとしてフェアじゃないと思う。

食後、録画してあったNHKのドキュメント72時間を見る。
とにかく録画機器が復帰したから録っては見てるのだ。
今回は海上タクシー。
港周りの人々を追っていたなかで
小屋で飯食ってるおじさん見つけて
撮影スタッフがお仕事なんですかと聞くと
「大工さん」
との答え。
自分でそう呼ぶのいいなあ。
その後この大工さんは海辺に歩いて行って
弁当の一部を海の魚に投げ与えてた。
「日本の魚だからコメの方が好きだろう」
っつって。
いいなあ!
これ映画や漫画や小説なら相当上等なセリフだ。


書いてる読みもの、
小説と呼ぶのが一番近いが
なるべく小説の型にしばられないようにしたい。
ウェブ日記だとか2chで見るようなスレ主の語りのように
人名がなく風景描写がない。
ごく個人的な手記のように心境のアカラサマな書き連ねが多い。
小説には縛りが多すぎる。
小説はもっと自由でいいはずだ、
とされながらもなお、
良い小説かくあるべき、という最低限の秩序はあって、
そこんとこを全然満たせてないわけですが
今回はもういい。

やりたかったのは
今考えてることのオモテ面を全部日本語文にぶちこむこと。
つまりは人間界のよしなしごとを。
できるならエッセイでもよかったが
お話にとじこめる方がより適してると思われただけだ。
だから小説として優れてなくっていい。
逃げ口上みたいだけど。
いや実際逃げ口上ではあるか…。
小説を書ける人間であればきっとうまいことやるのだろうし。




2021年05月08日(土) 産婦人科行き

妊活の相談をしに産婦人科へ。

道中、妻から
二世帯住居を構えていると
相続税が安くなるのだと聞いた。
この友達とのリモート飲みで知ったのだそうだ。
この制度を活用するためタイミングを見計らって
住民票を移し替えた人もいるとかなんとか。

僕は節税があまり好きではない。
日常生活の範囲内なら構わないが
法制度の隙を縫って
賢く立ち回ろうみたいなやり口は嫌いだ。

節税というのはおおよそ
累進課税の影響の強い資産家や高給取りが取り去汰しているものだが
例えば連中は
あっちで買えばお野菜が20円安いの
ここの自販機は高いだの
といった
倹約家、吝嗇家の行動及び意識を見下しがちだ。
「そんなものに時間を使うな」
「その分稼げばいいじゃないか」
「単に貧乏くさい」
といった論法で。
それでいて
こと税金となると
いかに自分の金を国に納めず済ませられるか
ガンバルっていう。
バカバカしいったらありゃしないぜ。
額の問題とかじゃないと思うんですけど。
性根がださい。

そんなことを
バスを待ちながら目の前にある自販機を見て思った。


バス内ではアメリカの社会心理学者による
「なぜあなたはわかってもらえないのか」
みたいなタイトルの自己啓発書すれすれの本を読んだ。
面白くない…。
これから面白くなるのかな…。
社会心理学という分野には興味津々ではある。
とりあえず気になったのは
サメと雷のどちらを恐れるか人々に尋ねれば
ほとのどの人がサメと答えるが
アメリカでは年間のサメの被害者数が数人であるのに対し
雷の方は何千人もいるのですとかなんとか。
いや母数を一括しちゃいかんだろ。
雷の方はほぼ全国民を対象にできるが
サメの方は海に行った先でのできごとだろう。
それも浅瀬で海水浴しているわけじゃなく
沖の方にまで行ってのことだろう。
比べるなら
「雷がある日に誰かが被害者となる確率」

「サメが出るような海域にまで行った人が被害者になる確率」
だろう。
そのうえで、どうアンケートをとっていったのか
詳しいところは定かじゃないが
質問の術語が「恐ろしいか?」であれば
そりゃあ落雷よりもサメに食われる方が恐ろしいだろう。
だいたい落雷による事故なんて
直撃して黒こげなんてもんじゃなく感電や轟音の衝撃なんだろうし。
サメの方はよくてパニックによる溺死、悪くて食われるだから。
そもそも落雷の被害者ってどこまでを数えてるんだ?
外傷あり後遺症なしの被害なんていくらでもありそうだけど。
…そういった側面を無視して
都合よくおのが理論に取り入れているから
牽強付会の感が否めず信用ならない。


産婦人科にはやや遅れて着いた。
本町三丁目という停留所を目指したが
路線違いで
中野区の本町(ほんちょう)三丁目と
渋谷区の本町(もとまち)三丁目が隣接してるようだ。びっくり。

ほとんど励んでもないのに
今後の方針を定めやすくするためにという名目で
来院は心から気は進まなかったが
院長先生の話は面白かった。
まるで妊娠にいたるまでの活動はまるでゲームのようだ。
それもバランス調整が抜群に訊いている。
検温、生理周期から妊娠しやすい時期をねらって励む、
おおまかに言えばそれだけとも言えるんだろうけど
数々の見えない内部ステータスがあるから
それを読んでいくっていう。
一番は数こなすことだけれども
排卵を促す注射を打って当たりの率を高めるとか
これっていわば課金制で手間暇をショートカットしてるよう。
あと、女性の中にはたまに
精子絶対殺してやんぞ抗体を有しているひとがいるらしい。
詳しくはわかってないらしい。
生命界にたてつくような設定だ。
精神どころか身体からミサンドリーっていう。発想にもなかった。


病院出てから入ったラーメン屋、
店構えは中華そばと銘打ってるし
どこにもそんなことは書いてないのに
にんにく量がすさまじいラーメンで気持ち悪くなった。
書いといてくれよ…


録画しておいた
逆襲のシャアを観た。
Gジェネとかのゲームでシナリオは知った気になってたけど
ちゃんと見たことなかったので。
ガンダムの世界観に触れる自体久々な気がする。
宇宙世紀という設定の根幹にあたるコロニーは
「増えすぎた地球人口」への対処なわけですが
結果的には現実の世界は人口減少に向かっている。
ガンダムが放映されたのは80年代初頭だったか?
この時代は日本のみならず先進諸国が
医療技術の進歩や
人々の健康意識および知識の向上、
食料の生産および分配の能率化、
といった数々の理由から人口増えきってたわけだ。
でも現実は人口減ってる。
少子高齢化は日本だけの問題じゃない。
これじゃガンダム始まらないな。

人が死ににくくはなってるのに
人口が減るってのはつまり
人が増えてない
つまり出生率の低下
つまり子作りの問題
つまり今日病院で話をしてきたまさにそれが問題なわけだ。
こうつながってるくのだなあと実感した。

逆襲のシャアは
名作という声もあれば
ファンからは不満という声もあったけど
けっこうおもしろかった。
アムロとシャアが舌戦繰り広げてるだけでも楽しいからな。
トミノ節で。
しかしトミノ節なんて言葉でわかった気になっていいレベルじゃないよな
あの魅力的なセリフの応酬の数々は。
名言も多いがそれだけじゃなく
あるセリフに対する返しのセリフが
ちょっとズレてる(ズラしてる)、
その具合がなんとも面白い。

あとνガンダムが小さいころ好きすぎて
フィンファンネルについては
年が長じてからも大好きで
今回初めてアニメで見て
あぁやっぱり富野だから
わかりやすく大活躍みたいな感じじゃないよなあと
むしろ安心した。
子どものころ見てならガッカリしたろうな。
無双してほしいものだし。

アムロになついたクェスが
ハサウェイとともに車に乗せてもらってたシーン。
たまたま一行がシャアと出くわしてしまったので
アムロと白兵戦になるも
シャアの弁に同調したクェスがアムロを裏切ったところで
シャアが一切戸惑わずに
「来るかい」
と手を差し伸べるのかっこよすぎる。
あれは惚れるだろう。


昼でウェップてなったから
夜はあっさりしたものを。
アジのなめろう。
また三枚におろした。
スパン短い。
飯食べながら録画しておいたソーイングビー見た。
お題が
70年代に流行ったらしいマキシドレスという丈の短いドレスで
仕上がったドレスの中では
ぶっちぎりに
チャイナ仕様をミックスしたみたいなドレスが可愛かった。
袖口が広く裏地を見せる格好。
柄も落ち着いてて可愛かったんだよな。


飯食ってからはゲームいっぱいした。原神。
ショウリ先生を入手出来てしまったので
ひたすら強くする作業。
聖遺物鍛えて
武器鍛えて
突破素材集めて
天賦素材集めて
秘境出入りして
スライム倒して
合成して合成して…
おかげで1軍入り。


風がきんもちいい。
人と会いたくなるな。


れどれ |MAIL