HOSHI・HARU
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↑この図鑑内です
今日も見た。今日のまつは、夫の弟を上手に励ましていた。 その弟は、「兄さんに姉さんはもったいない」と言っていた。確かにそうかもしれない。 でも、まつは、妻の一つの理想形である。もし、あんなすばらいしい女性、妻が日本に沢山いたら、日本はアメリカに負けないであろう。戦国時代のような勇ましい夫とは言わないが、明治時代、あるいは戦後時代のような勇ましい夫がまつと同じ数だけできるだろう。そうしたら、アメリカに負けないであろうと、思ってしまった。
この前テレビで、三輪あきひろが、 「美食というのは人によって全然違う。その人の生い立ち、育った地域、思い出、その日の体調、最近何を食べたかによって、おいしさの感じ方が違う。だから明確な優劣をつけるのは間違い」と言っていた。
私は、この意見に大賛成である。 前に私がこの日記で書いた。人によって価値観が全然違うから、何を挫折と感じるかも全然違う。のと基本的に同じである。
ただ、美食レベルに達しているかいないか。の最低ラインというのはあると思う。
利家とまつを見た。 前田家代々の城を兄から譲り受けた。兄を追い出す形になってしまい、悲しい形であったが。その際、まつは、金めのもの、現金を全て渡してあげた(いままで利家の兄に世話になったお礼に)。 兄を追い出してしまった悲しみと、城以外の財産を失った喪失感、城持ちになった責任感等を強く感じながら、利家とまつは、所信表明挨拶でみんなの前で、これからは100万石をめさずと宣言した。本当にそんなことを言ったのかどうかはよく分からないが、私は、とてもいいことだと思った。 みんな、いろいろな心情のなかで、前向きにがんばっていくには、大きくて、しかも分かり易い目標を掲げるのが一番と思う。
先日、新潟に出張した。 その日、東京は桜の開花宣言をした。いよいよ春だなーと思って上越新幹線に乗り込んだ。やっぱり春はいいなーと思いながら、外の景色を眺めていた。 そのうち越後湯沢付近に来たとき、世界ががらりと変わった。まだ雪が沢山あり、スキー場のゲレンデが真っ白に輝いている。 日本は広いなーと思った。 東京で生活している人と越後湯沢付近で生活している人では、価値観も人生観も違うのだろうな。と思ってしまった。
今日も、利家とまつを見た。 いつもながら、まつ役の松嶋菜々子は水々しい。冬でも絶対、静電気が起きないであろうくらいに。声がまた非常に可愛い。あの声との相乗効果で、尋常ではない美しさになっている。 唐沢という男は、幸せな男である。仕事では、松嶋菜々子と一緒で、家庭では山口智子と一緒である。 何故彼はあのように成功したのだろう。 私が思うに、彼は非常に明るく、爽やかな男である。多分、考え方も前向きであろう。 あの爽やかさに、女も男も惹かれるのだろう。 よし。明日からのキーワードは爽やかさだ。
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