HOSHI・HARU
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↑この図鑑内です
今回は、南に足を伸ばして宇治市へも行った。 宇治と言えば、宇治茶、源氏物語、平等院鳳凰堂等で有名である。 私も宇治茶、茶だんごの名店、源氏物語ミュージーアム、宇治上神社、宇治神社、平等院へ行った。
宇治茶は、とても優しい味がした。渋みがすくなく上品な味だ。よく酒などで「本物はさりげない」と聞くが、それがあてはまるのかもしれない。
源氏物語は、男の私には馴染みがあまりなかったが、源氏物語ミュージーアム内でやっていた映画を見て、一端ではあるが、少し内容が分かった。現代とは正反対の超貞操時代というイメージの平安時代にもあんなにドロドロした男女関係の発想があったなんて驚きであると同時に、人間は何百年、いや千年たっても、その部分は変わらないのだなと思った。
宇治上神社は、全然知らなかったのだが、実は、日本で最古の神社だそうで、国宝であり、なんと世界遺産でもあるのだ。凄く得した気分だった。
平等院鳳凰堂は、ご存知10円玉に載っているあの建物である。やはり、カッコいい建物だった。鳳凰堂の全盛期は、極楽浄土とはこういう世界だというのを具現化させ、赤、金色、緑、青、黄色他、もの凄く派手な色使いをした、相当強烈な建物だったらしい。コンピュータグラフィックで再現していた。
今回、宇治を見たことによって、自分の京都に対する視野が広まったと思う。(私は、この視野が広まったなと感じる時が、たまらなく好きである)
今回は新緑がすごかった。 今までは、紅葉が大好きだった。私には、木々が、まるで赤、黄、オレンジ色の着物やドレスを着飾っているように見えていた。あの派手さ、華やかさはどこから絞り出すのだろう。北の方の紅葉を見に行くと、目が痛くなり、もう勘弁してくれ。と言いたくなる程である。 しかし、一方、紅葉は、葉っぱが落ちる直前の最後の力の振り絞りの光景なので、悲しく見える。新緑の方が好きだ。という人もいた。
今回は、その新緑の方が好きだと言った人の気持ちがよく分かった。 いろいろな神社、寺の、特にもみじの新緑の色がとても鮮やかであった。あの色を見ていると、目に気持ちいいと感じると同時に、フレッシュなエネルギ−、目に見える新陳代謝を感じる。自分の細胞まですぐ生き換わりそうだ。
ということで、新緑も大好きになった。 このように、自分がいいなと感じるものの幅が広がる瞬間が好きである。 なんか、人間としても幅がほんのちょっとでも広がったような気がして。
2002年04月23日(火) |
ほしひこの京都日記1 |
京都に行ってきた。京都は非日常がタップリ味わえる。リフレッシュ、自分の視野拡大、日本とは何か 等を感じることができるのでとても好きです。 何から書いていいか分からないが、今、思いついたことから書きます。
京都と言えば、お寺、神社、古い町並みなど無尽蔵に見所がありますが、私が最も心を惹かれるものの一つは、庭です。 特に、広くなくても、こけ、石、水、竹などをうまく配した 手入れの行き届いた庭が好きです。かえって広くない方が神経が行き届いて、凛々しささえ感じます。
そんな凛々しい庭を見ていると、庭を造った人、日々管理している人の心、絶え間ないエネルギーを感じます。 そして、帰ったら自分の家もきれいにしよう、きれいに保とうと心に強く思います。
今年の阪神は強い。 今年の阪神を見ていると思い出す言葉がある。 「勇将の下に弱卒なし」 そう言えば、ここ数年の日産もそうかもしれない。
今の日本を活性化させるのは、強烈なリーダーシップを持った勇将である。と思う。
コムサ・デ・モードがやっているカフェに行った。 とてもセンスがいい。 まず、入り口付近にケーキの大きなショーケースがあり、15〜20種類ぐらいのケーキが置いてある。そこから店員が注文に応じ、ケーキを切り取っていく。 並んで待っていると、その光景が目の前で見れて、暇にならない。あのケーキが食べたいな。いやあっちもうまそうだな。とか女性の気持ちがよく分かる。
テーブル、イス、壁等がシンプルなのだが、なぜかセンスがいい。
センスがいいとはどういうことなのだろう。人間がセンスがいいと感じる形、色、質感というものがあって、それに気づいている人がセンスがいいということになるのかな。センスがいい人になりたいな。
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