HOSHI・HARU
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なにかをやろうとする時、一番大事なことは何だろう。
今日も、フジテレビのドラマ・ビックマネーを見た。 極悪のまつば銀行をつぶすぞ。と師匠(植木等)に言われても、主人公(長瀬)は無関心であった。しかし、まつば銀行の極悪さが分かってくるにつれ、だんだんやる気になってきて、最後はぶち切れそうになるぐらいモチベーションが上がっていた。 このモチベーションこそが一番大事ではないかと思う。
その人の能力、才能、実力 いろいろあるが、そういうものが高まっていくには時間を要する。その時その時一番大事なのはモチベーションである。と感じた
今クールのドラマで好きなドラマは木曜22時フジテレビのビックマネーだ。 伝説的なすごい相場師(植木等)の元で、若い荒削りな弟子(長瀬智也)が鍛えられて、だんだん相場師として成長していく姿を描いている。この二人のライバルとして悪なエリート銀行マン(原田泰造)が、非常にいい味を出している。泰造は驚く程この役の演技がうまい。
毎回、長瀬は、師匠から株に関する課題を出される。株をいろいろな方法で売買して利益を得なければならない。課題をこなしながら、ターゲットとする株の決め方、株を買うタイミング、株を売るタイミングの感覚を養っていく。長瀬が成長していく姿をみていると快感である。 これを見ていると、自分も株をやってみたくなってくる。 これはドラマなのでうまくいくが、実際、株をやると相当難しいのだろう。
しかし、年金がどうなるか分からない今後、将来を考えると、株を少しずつ勉強していこうと思っている。
私なりに思う京都の深さ
京都の神社、寺院の建物、庭等はすごい。規模も、古さも、美しさも。これらをいくつも見ていると、その凄さに圧倒されるが、だんだん麻痺してきて普通のことにようになってきてしまう。
そんな時、ふと惹かれるのは、さりげない風景だ。 石がちょっと敷いてあって、古木があって、苔が生えていて、水がある ちょっとした手洗い場のような風景だ。そんな小さな風景の方が印象に残ったりする。 だが、なぜ印象にのこるのか、まだ分からない。 「神は細部に宿る」という言葉があるが、この言葉の意味が実感できるようになりたい。
京都で神社、寺院巡りをしていると、日本人もなかなかデザインセンスが優れているなと実感できる。建物の形、屋根の形、色使い等 よく見てみると美しい。
サッカー日本代表トルシエ監督の通訳を務めるダバティ氏は、日本について書いた本を出している。この本を読むと、ダバティ氏は日本の、日本人の美的センスの良さを褒めている。この本を読んでいる時は、私は、日本人にそんなセンスあるのかな? フランス人にはとてもかなわないよ。と思っていたが、今回、京都に行って、そういう目で見て周ったら、日本人もなかなかやるな。と分かってきた。
日本人は、スタイル、目鼻立ちは、フランス人にかなわないが、美的センスは負けていないと思う。
今回の京都は、新緑の色がとても印象的であったが、それにコーディネートされる色としてこげ茶色もインパクトがあった。 こげ茶色というのは、神社の建物に使われている木、わらぶき屋根の色である。
東福寺の巨大なこげ茶色の山門などを見ると、背中がゾクっとしながら、迫力に圧倒されてしまう。
何年もの年月を経て、あの渋いこげ茶色になっていったのだろう。 あのこげ茶色をじっと見ていると、時の深い流れを感じる。この木は何回も、厳しい冬の寒さ、夏の暑さに耐えてきたのだな と。
木は素晴らしい素材である。よく、ヨーロッパの石造りの住宅に比べ、日本の木造住宅の耐久年数は非常に短いと言われるが、京都に行くと、それは、素材の問題ではなく、何年持つように作るかという設計思想の問題だろうと言いたくなってしまう。
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