不用品 買取 家庭教師 celeste blue

celeste blue



始まったばかり

2010年05月07日(金)

来週の月曜日から仕事に復帰です。
長い長い休みも、もうすぐ終わり。
仕事のことを考えただけで憂鬱です。

毎日、お弁当を作っていけるのでしょうか。
お弁当どころか朝食はきちんと食べて出勤できるのでしょうか。
夕食はいったいどうなるのでしょう。

そう、心配なことといえば料理のことばかり。
いえ、相変わらず朝が早いことも心配といえば心配です。

とにかく新生活。
まだまだ始まったばかりです。

きっとなるようになるのでしょう。

おやすみ。


仕方がない。

2010年05月06日(木)

フェリーを降りて、夫はそのまま会社に行きました。
私はいつもの洋食屋に寄り、昼近くになってから家に帰りました。
かばんの中を全部出してまずは洗濯。
そして、買出しに出かけました。
今夜は、新婚主婦の定番「肉じゃが」でも作ってみよう。

一人暮らしのころはよく肉じゃがもどきを作っていましたが、今日はかなり久しぶりに作ります。
ずっと夫がひとりで住んでいた家には醤油はありますが、味醂なんでものはありません。
肉じゃがの材料と味醂を買出し、家に戻ってことことと肉じゃがを作り始めました。
いろいろ思い出しながら味付けをしていこうとしたら……。

さ、さ、砂糖が、ない!

調味料のあるだろう棚をいくら探しても、砂糖らしきものは見当たりません。

ど、ど、どうしよう!

とりあえず醤油と味醂だけで味をつけましたが、どうも何か物足りません。
旅の疲れもあり、もう一度買出しに行く元気もありません。
そうこうしているうちに、夫からメール。

「そろそろ帰ります」

こうなったら外食だ!肉じゃがは明日、味を付け直そう。

夫を車で駅まで迎えにいきました。

「あのね、砂糖が、砂糖が……」

私の言い訳を聞きながら、夫は言いました。

 「作りかけの肉じゃががあるなら、それを作っちゃえば?
  せっかくだから家で食べよう」

後から砂糖を足した肉じゃがは、どうも納得いく味ではありませんでしたが、夫はもくもくとそれを食べてくれました。

久々に誰かのために作った料理。
しばらく慣れそうにありません。
そして、私の実験のような料理を夫はこれからしばらく食べ続けなければいけません。

それは仕方がありません。
だって、夫は「私」と結婚したのですから。

おやすみ。


旅のおわり

2010年05月05日(水)

昨夜もぐっすりと眠ることができました。
ふつうの布団より寝袋のほうが性に合うのでしょうか……。
朝食は割とはやめに食べました。
そのあとのゴロゴロがだめだったのでしょう。
出発は昼前になってしまいました。
テントの中は温かくて気持ちがよすぎるのです。
仕方がありません……?

そろりそろりと起きて、夫がせっせとテントとタープをたたみ始めます。
私は食器を洗ったり小物を整理したり。
ときどき、テントの片付けを手伝ったり夫にあーだこーだとなんでもないことを話しかけたり。

山の上でテントをたたむときはスピードが勝負ですが、地上でのキャンプではのんびりしていて片付けも楽しんでできます。
そしてなんといっても、自分でテントをたたまなくていいということが、私にとってこの上なく新鮮だったのです。

 そっか。頼っちゃっていいんだな……。
 この人は、私の「家族」だもんね。

そう気づいた瞬間、何かが心の中でパチンと音を立ててはじけたような感じがしました。
そう、何かが……。

帰りもあちこちと連れていってくれました。
あまりにもゆっくりしたため、帰りのフェリーは乗船時間ギリギリ。
いつになく高速道路を飛ばす夫の横で私は、今回の旅のことを振り返っていました。

最後の1台となってフェリーに乗り込み、行きと同様に帰りも運転で疲れきった夫と私は早々に就寝。

旅が終わろうとしています。


キャンプの2

2010年05月04日(火)

頬に沿う朝の冷たい空気。
懐かしいような草のにおい。
心地のよい鳥のさえずり。
だんだんと明るくなるテントの中。

山の上でのキャンプとは、まったく違った朝を迎えました。
持参した寝袋はとてもとても温かく、夫が張ってくれたテントはとても快適で、今回の旅で初めてぐっすりと朝まで眠ることができました。

簡単に朝ごはんをすませて、温泉に出かけました。
それから根子岳のふもとに広がる街で、そばを食べたり阿蘇の水源めぐりをしたり、陶芸屋さんに寄ったり、冷たい水でパシャパシャしたり。

あまり元気のない私を励ますかのように夫はあちこち連れていってくれます。
そんな夫の気持ちにこたえるかのように、ようやく私も笑顔が出てくるようになりました。
そう、私にできることは「今」はないのです。
これからなのです。

今日は旅の最後の夜。
根子岳のふもとで連泊です。
夕飯は、満天の星の眺めながら、近所で買ったホカ弁でした。
キャンプ料理はまた今度。

さて、明日はいよいよ帰阪に向けてフェリーに乗ります。
私の長い長い休みが終わります。

憂鬱ですが、おやすみ。


キャンプ

2010年05月03日(月)

ゆっくりめの朝食をとりました。
豆腐とバカでかい厚揚げ。
それだけで満腹です。

チェックアウトぎりぎりになって部屋を出ました。
ずっと私の心を占めている懸案事項のため、予定を早めてフェリーに乗って帰るかどうかいろいろ考えあぐねましたが、今はゴールデンウイーク。
私たちの力の及ぶところではありません。

友から「大丈夫みたい」という連絡ももらったため、このまま旅を続けることにしました。
そう、今、私がじたばたしても仕方がありません。
これからが長いのです。
そして私にとってこの旅は、大きな意味を持っているんです。

とはいえ、今日は宿はありません。
夫のお気に入りの場所「根子岳」のふもとでキャンプです。
阿蘇界隈をあちこちと観光をしながら今夜の宿場に向かいました。
久々の阿蘇。
やはり壮大です。

あちこち寄り道したため、キャンプ場に着いたのは17時近くになっていました。
急いでテントを立てタープを張って夕飯の買出しです。
今回、夫は炭をおこすためにいろんな道具を車に積んでいました。
でも、買出しに寄ったスーパーで買ったものはもうすでに出来上がっている惣菜とライス。
予定していたキャンプ料理とは違いましたが、それでもおいしく楽しい夕げになりました。

さて、今夜は眠れるでしょうか。

おやすみ。


2日目

2010年05月02日(日)

何度も寝ようとしたけれど、頭の中がいっぱいで眠れません。
限りなく家族に近い人たちのこと、きのうの友と夫の会話、これからのこと。
何が発端かわからないけど、涙があふれて仕方がありません。

それでも朝はやってきて、起きようかどうしようか布団の中で迷っているうちに友が私たちを起こしにきてくれました。

「朝ごはんだよ」

久しぶりに友とふたりで朝ごはんをつくり、3人で朝食。
そして再び3人で歓談。
ほぼ一睡もしていないことと、きのうの話が再び繰り返されることが怖かった私は、ふたりの会話を聞きながら畳の上でごろごろ寝そべっていました。

予定よりかなり遅れて昼過ぎに出発。
今日は九州に渡ります。
高速道路が安いとはいえさすがにゴールデンウイーク。
普段はガラガラだろうと思われる波止場はフェリーを待つ車やバイク、人でかなりごった返しています。
それでも、運よく乗る予定のフェリーより前に臨時便が出て、ちょっと遅れを取り戻しました。

佐多岬から佐賀関まで約70分。
寝不足を取り戻す時間もなく九州到着。
今夜の宿は阿蘇小国の「おかもと」です。
以前、夫がツーリングで立ち寄って以来、一度泊まってみたかった場所だとのこと。
もともと豆腐屋であるこの宿。
もちろん食事は私の大好きな豆腐料理です。

温泉に入り食事を食べほんの少しのアルコールをたしなみ、寝不足の続く私のために少し早めに就寝しました。
まだまだ旅の始まり。
移動日ばかりのようですが、それはそれでいいのです。

おやすみ。


旅のはじまり

2010年05月01日(土)

昨夜遅くに出発したフェリーは、早朝のうちに高松に着きました。
思った以上に混雑していたため、廊下に敷いてあったゴザの上に持参の寝袋を広げて就寝。
とはいえ、きのうの結果のことが頭の中をぐるぐるとまわり、一向に眠れません。
明け方近くになりやっとうつらうつらできたかと思ったところで港に着岸しました。

さて、これから私たちの「新婚旅行第2弾」の始まりです。
第2弾というからには第1弾もあったわけですがその話は次回に置いておくとして、今日から四国・九州をめぐる旅の始まりです。

始まりといっても、今日は愛媛の友の家に遊びに行くだけ。
途中、うどんを食べたり温泉に入ったりしながら友の住む街に向かいました。

夕刻に近いころに友の家に到着。
友が用意してくれた夕飯を3人で食べ、少しのアルコールを飲み、お酒のまわった友と夫が語り合うのを聴きながら、それでも心の中はきのう聞いたよくない結果とこれからのことが気になって、なんだかよくわからない夜を過ごしました。

今すぐにでも帰りたいような衝動に襲われながら、布団にもぐりました。
でも、私は私のするべきことをしなければいけません。

今回の旅もそのひとつなのです。

おやすみ。


残酷

2010年04月30日(金)

結果を知るということは、ときに残酷なことで、私はきょう1日のことをけっして忘れることはないでしょう。


はじまりの人

2010年04月29日(木)

夫の実家に行きました。
入籍前に一度だけあいさつに行ったきり。
はっきりいって、義父母がどんな顔だったか覚えていません。
ただ、ふたりともとても気さくな人たちだったことだけは覚えています。

夫の兄家族も来ていて、大人数でお寿司を食べました。
まだもうしばらくは「猫」をかぶっておくことを決めている私ですが、おなかが空いていたため、出てきたお寿司をパクパク、パクパクと食べました。
みんなが共通の話題をしたり、テレビを観ながら好き勝手なことばっかり言ったり。

ふと思いました。

 家族の食卓って、こんな感じだったっけ?

何かを糸口に過去(むかし)を思い出そうとするけれど、どうもうまくいきません。
家族がひとつのテーブルを囲んで、同じ料理を食べて、同じテーマについて語り合う。

私のずっと憧れていた「家族像」が目の前にあり、そして私はその憧れの中の一員になろうとしています。
いえ、戸籍上はもう家族の一員です。

でも、どうしても所在無くそわそわとした気分になるのは、長年にわたって身についてしまった習性でしょうか。

そんなことを考えながら、私の隣に座りながらお寿司を食べている夫を見ました。
いっしょに住み始めてまだ5日。
まずは、私はこの隣の人と「家族」の形を築いていかなければいけません。

さて、どんな形になるのでしょう。
とりあえず、私はこの「家族」の始まりの人をたいせつに思っていることは、確かです。

おやすみ。


ポイント

2010年04月28日(水)

夫がもともと持っていた高級炊飯器で、ごはんを炊きました。

「ごはん、やっぱりおいしいな。あの炊飯器はいいなぁ。おいしく炊けるなぁ」

………。

冷蔵庫の残り物で、明太子スパゲティを作りました。

「このスパゲティ、おいしいわ。あの買い置きの麺やろ? さすがデュラムセモリナやな。おいしそうやな、って思って買っておいてん」

………。
………………。

野菜サラダを作りました。作ったといっても、野菜高騰でもあり連休は留守のするので、キャベツが千切りになったものを買ってきてそれに玉ねぎスライスをまぜただけ。

「サラダ、おいしいやん!」

………。
………………。
…………(怒)!

褒めるポイントが、どうもずれているようです。

おやすみ。

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celeste [MAIL] [アルバム「紺と碧」]

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