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花粉

2012年03月15日(木)

母がお祝いに来てくれました。

「花粉が服にたくさんついているから」

とよくわからない理由で新生児は抱っこしてくれませんでした。
そういえば長男のときも「風邪気味だから」と抱っこしなかったな。

部屋に2〜3時間ほどいて、赤ちゃんをたくさん眺めて帰っていきました。

母にとって2人目の孫。
長男同様、これからどんどんお世話になろうっと。

おやすみ。


4人家族

2012年03月14日(水)

昨日は産科の診察日でした。
朝、産徴があってからちくちくと下腹部が痛みだしたのですが、診察の結果は前回と変わらず。
もしかしたらこのまま入院かも、と思っていたけど、あっさり帰されました。

それから2時間後。

なんとなく痛みの間隔を計ってみると、なんと5分おき!
産科からは「15分おきに痛み出したら連絡ください」と言われていました。
それでもついさっき診察してもらったばかりだし、これは陣痛じゃないかも……とあれだけ待ち望んでいた陣痛を全面否定。
でも、でも、二人目は陣痛が始まったら驚くほど早いというし、とりあえず夫の両親に連絡してわが子を預かってもらい、私は再び産科を受診。

「入院、しときましょうか」

医師に言われてあっさり入院。
それが13日の午後8時でした。

その後、日付が変わる少し前に夫が立ち会いにやってきて、それと同時に陣痛が進み、あれよあれよという間に痛みで分娩台から起き上がれなくなってしまいました。

あとは、赤ちゃんがどんどんと降りてきてくれるのを待つだけです。
……と言うはやすしですが、赤ちゃんが降りてくるにつれて陣痛が強くなり、痛みをこらえるのに必死です。
口からこぼれる言葉は「痛い、痛い」のみ。

ふと、長男を生むときのことを思い出しました。
産道に停滞してしまい、極限に達したあの痛み。
また、あの痛みがやってくる……と思うと、痛みへの恐怖がわいてきました。

「こわい、こわい!」

「痛い」から「こわい」に言葉は変わり、その恐怖のためなかなかいきむことができませんでしたが、私がいきまないかぎり赤ちゃんは生まれてきません。
夫と助産師さんに励まされ、勇気を出していきむこと数回。

「ふ、ぎゃあ、う、ぎゃあ」

小さな命が私の胸の上にのせられました。
なんとなく長男の面影のある次男坊。

長男のときは、撮影機器は携帯のカメラのみだったのですが、2回目は学習したとあって、夫が手馴れた手つきでビデオや写真を撮り始めました。

さっきまで羊水のなかでぬくぬくと過ごしていたのに、「命」と呼ばれる存在になったわが子。
けっしておだやかな世界ではないけれど、自分の力で自分の道を切り開いていける力強い存在になってほしい。

小さいながらにも、ぽかぽかとあたたかい体を寄り添わせ、少し不安気な表情をしているわが子に向かってこうつぶやきました。

「大丈夫。守ってあげるから。あなたが私の手を必要とするかぎり、私は惜しみなく両手を差し出すから。いっしょに生きていこうね」


今日から4人家族になりました。
これからの育児に不安は多々ありますが、今は家族が増えたことの喜びと守るべき存在が増えたことへの強さとをかみしめて。

おやすみ。


早起きの呪文

2012年03月13日(火)

朝の弱すぎる夫を起こすのが、私の大嫌いな日課のひとつです。
一回で起きてくれたらいいのですが、何度も起こします。
朝、弱いくせに夜更かししてリビングでうたた寝。
悪循環です。

私の堪忍袋の緒が切れて喝を飛ばすとようやくもぞもぞと起き出しますが、出勤時間ギリギリどころか、もうとっくに過ぎていることがしばしば。
私の人生でこういう言葉はできるかぎり口にしないようにしていますが、はっきり言って「むかつく(怒)!」。

今朝はちょっと違った起こし方をしました。

「ほら、時間だから起きて!もう生まれるから!」

「ええっ?!」

いつもなら生返事しかしない夫が、ガバッと飛び起きました。
この起こし方、なかなかグッドアイデアかも。
とはいえ、そう何度も使える技ではありません。
それに今朝は夫を起こすための苦肉の策ではなく、事実を伝えただけなのです。

そう、今朝、もうすぐ生まれることを知らせてくれる出血、いわゆる「おしるし」がありました。

さぁ、この苦しかった妊婦生活とももうすぐお別れです。
でもその前に、あのつらい陣痛を乗り越えなければなりません。
がんばれ、ワタシ!


母の予言

2012年03月12日(月)

予定日より約10日遅れて生まれた私。
自然に生まれてきたのかと思っていたのですが、あんまりにも生まれる徴候がなかったため、予定日を過ぎて数日後に何かの薬を注射してもらったそうです。
子宮口が開いてくる薬か陣痛につながる薬かだと思いますが、約40年前の医療。
まったくわかりません。

父といっしょに車で林道を走ってもらって体をゆすったり、わざわざ遠くのスーパーまで行ってたくさん歩いたりと、いろいろ試してようやく出てきたときには、お産のために手伝いにきていた祖母は農作業が繁忙期に入るため田舎に帰り、代わりに母の兄、私からすれば伯父が様子を見にきてくれていたとか。

今日、母と電話でそんな話をしていました。
そんなこんなで、お産が遅れていることはまったく気にも留めていない様子です。

「ちょっと遅れてるけど、もうそろそろやなぁ」と母。

「もう生まれてこないかもって思えてきた」と私。

「大丈夫。明日、生まれるから」と母。

「え!?」

なんだかよくわからない予言ですが、なんか生まれる予感がしてきました。
いえ、予感だけで、まったく気配はなく、最近始めたマタニティストレッチのおかげで、体のあちこちが筋肉痛になって困っているのですが。

はぁ。

おやすみ。


爽快

2012年03月11日(日)

ちらりと見たテレビ番組の中で「愛の反対語は憎しみではなく『無関心』である」と言っていました。

「なるほどね〜」

私が感心しながらつぶやくと、夫がすかさず反応。

「え! どういう意味? なんで無関心が反対語?」

その反応についついおかしくなって、これまでの夫の私に対する態度を例にとって説明してあげました。

あ〜、すっきり。

ついでにおなかもすっきりしたいけど、今日もまだまだ生まれません。


予定

2012年03月10日(土)

先週末はこんな話をしていました。

「来週末はもう4人家族になっているし、そうそう外食もできなから、この週末でいつもの洋食屋に行っておこう」

結果は、まだ3人家族のままです。
ま、こんなものでしょう。

今週末はお寿司でも食べたいなぁ、赤ちゃんが増えるとなかなか外食できないし……と思っていたのですが、夫が体調不良。
夕飯は私の作ったかき玉うどんになりました。
ま、おいしかったからいいでしょう。

まだまだ生まれません。
のんびり、のんびり。
おだやかに。

おやすみ。


呼びかけ

2012年03月09日(金)

近所のお寺に梅を見に行く予定でしたが、あいにくの雨。
いえ、大雨。
でも、ホームページで開花情報をチェックするとまだ咲き始めでした。
ま、いっか。
来週はまた寒くなるとかで、再び引きこもりの生活が始まるのでしょう。
今年は梅と桜が同時に見られるのかな。
それも一興。

今日は産科の受診日でした。
今後、お産の徴候がなかった場合の予定を主治医と話し合いました。
ふぅ。
焦らなくていいけど、そろそろ出てきていいよ。

おやすみ。


果報

2012年03月08日(木)

赤ちゃんの産んでいい時期を「正規産」といいます。
37週から42週の間。
これより前に生まれると早産。
後に生まれると過期産。
42週を過ぎると胎盤に栄養が届きにくくなり胎児に影響が出てくる危険があるそうです。
だから、現代の医療では過期産になる前に陣痛促進剤などを使っていわば強制的にお産を促します。

長男のときはちょうど1週間遅れでした。
次の診察までに生まれていなかったら相談しましょう、という話になっていましたが、自然に出てきてくれました。
今回も自然に出てきてくれるのを期待していますが、どうでしょう。

長男が寝静まってから、もうはちきれそうなくらいパンパンに張ったおなかをなでながら「もう出てきていいよ」とささやきかけてはいるのですが、まだまだ活発に胎動を繰り返しています。

胎動が少なくなったらお産が近くなったしるしと言いますが、この調子だとまだまだ先の様子。

さ、待つ待つ。

果報は寝て待て。

おやすみ。


空気

2012年03月07日(水)

今日、花粉のシーズンに突入した!と携帯にニュースが届きました。
ようやく体調も回復してきたのに次は花粉か!
ひとり目を妊娠しているときは、類まれなる猛暑に苦しめられましたが、まだ猛暑のほうがましだったのかも。
でも、いつもなら2月中旬から花粉に苦しめられていたのですが、今年はやや遅めの到来なので、かろうじて見放されてはいないのでしょう。
……って、誰に、何に見放されるのでしょうか。

とりあえず、空気清浄機を花粉モードにしようっと。

おやすみ。


待つ

2012年03月06日(火)

予定日。
まったく気配なし。
でも、長男のときも予定日にはまったく気配なく過ぎていき、その1週間後の出産だったため、それほど焦りはありません。
それに、この数ヶ月は病気続きだったので体力回復もしておかないと。
とはいいつつ、また新しい病気にかかるのもコワいので、そう長くおなかの中にいられては困ります。
2回目のお産とはいえ、やはりいつやってくるかわからない陣痛は、ちょっと不安です。

夫はというと、長男誕生のときと比べると人が違ったかのように私の出産には興味がなさそうな感じ。
ひとり目のときは、もういいっていうほどいたわってくれたですが、今回は余裕綽々(しゃくしゃく)に見えます。
夫が余裕綽々になってもあまり意味がないのですが……。

とりあえず、その時期を待つしかありません。
幸か不幸か、私は「待つ」ということが得意です。

おやすみ。

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celeste [MAIL] [アルバム「紺と碧」]

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