毎年同じ頃に同じ事をやっている。昔々その昔、その時はそれなりに「私も年をとったわ、去年より疲れる」などと、ほざいていたのだが、それはただのなまけものだったな・・・としみじみ思う。今年は、確実に疲れているぞ、私は。かすかに命のキケンさえ感じている。
若い時は、命のキケンというと傷害保険がでるような種類だけだったような気がする。でも今は違う。心臓が止まりそう・・・とか、血圧急上昇でどこかの血管切れそう・・・という、自分の身体の中で何が起こってるんだ?・・・という不安というかざわざわしたものだ。
去年と同じ事をやりおおせながら私は思う。年々要領はよくはなっているのだが、年も年だしより一層の改善をやらなくては・・・と。で、ふとまた思うのだ。確か去年も来年は一層の計画性を・・・等と言っていたのではないのか?命のキケンというか記憶力のキケンは既に起こっているような気がしないでもない。
今年も無事「来年への備え」を考えている幸せ・・・たぶん。
| 2016年03月07日(月) |
日記:ひょっとして・・・ |
私のかーちゃんはもうすぐ86歳だが、とても元気で記憶力だって私の上をいくな・・・と、話をしていていつも思う。そしてもう一つ感じるのは自己肯定力の強さだ。彼女の娘・・・私・・・は、見かけはたぶんそこそこな押しの強さなんだが、実はとても小心者ですべてにおいて自信がない。世の中の人達を「すごいなぁ〜」と良きにつけ悪しきにつけ、いつも感心しているばかりだ。
が・・・。この前実家に行ってぐだぐだとおしゃべりに時間を費やしている時、「そういえば○○のネックレスのこと思い出して・・・」と、この”思い出して”というのが肝心なところなのだが、そのネックレスを見せて、数々の思い出話とちょっと自慢話をしたあと、「これは気に入ってるから、まだあげられなわ、死んだら好きにしていいよ」と片付けたのだった。
「別に欲しいって言ってませんけど?」・・・というのはさておき、この『死んだら好きにしていいよ』という台詞、何回聞いたかしら。あれやこれや、娘にやるのが惜しいなら、それはそれでいいけど、見せびらかしてのこの台詞。
ひょっとして・・・惚けたのか?と意地悪く思ったりする。
年度末が関係しているのかどうか、それはわからないけど、2月、3月はお仕事がちょくちょくやってくるので、ちょっと忙しい。そんな私の都合なんてお構いなしに可愛い孫がやってきて私を虜にしてしまうので、疲れはいや増すばかりだ。
私のお仕事はワードとエクセルで成り立っている。・・・と、言うと、なんでも知ってると思われたりするのだけれど、そこは全然違って、たぶん彼ら(ワードとエクセル)の表面しか理解していないのだ。それでも、お仕事の内容によっては知らなかった技とか魔法とか、教えて貰ったりして私も少しだけMPが増えたりする。
その度に私は感心する。「すげぇ!こんなことまで出来るんだ!」って。そして彼らを褒めるのだ「かしこいねぇ」って。で、しばらくその技を使わないとすっかり忘れてしまうのだけど、そんなあれやこれや彼らの全てを分かる人がこの世にいるってことにまた感動する。
毎日使わなくても忘れない魔法があればいいな。
結婚したとき親に言われたもんです。お米は常に10キロぐらいあるように・・・って。こういうのってなんだかずっと頭に残っていて、お米の残量が少なくなってくると、今何か災害でも起こったらやばい・・・というより、おかーちゃんに怒られる・・・的なそわそわ感がやってくるのだ。
そんな私のキッチンにやばいことが起こっている。安心してください。お米はあります。10キロはないけど、一週間は大丈夫。何がないかというと、塩がもうなくなりそうなのだ。やばいこれはやばいぞ。人間に塩は必要だ。サラリーマンは昔給金の代わりに塩が渡されたからと聞いたことがあるから、それだけ大事ってことなんだろう。
こんな大事なものだから、スーパーに行って必ず思い出せるだろうと思っているところが大間違いで、行くたびに忘れる・・・というのをもう何回やっただろうか。メモ?もちろんお買い物リストに塩は一番上にある。
そのメモを持って行くのを忘れるのだ。
年金で生活するって大変だよ。あ〜ぁ、ちゃんと働いてくればよかった・・・と、思う日々。だからみんなちゃんと働いていたんだなぁ〜と今更ながらの感想を持ったりする、私って全くのあほうである。そんな私もこの2週間ほど一生懸命仕事した。
毎月これくらいお仕事できるなら、なんも文句はないのだけど、色々あってほぼ暇な毎日を過ごしていて、それはそれで、娘や孫と過ごせる時間もあるし、細々とやりたいことができていいのだけど、先立つものはやっぱり大事で、年金暮らしもそろそろ5年なんだけど、心底しんどくなってきているのだ。
けど、この先、収入が増えることはなく、この手の中のものでやりくりしないといけいない、たくさんの人がそれをやってる・・・等、思えば思うほど心がこげついてしまうのだ。
これからちゃんとやっていけるのか、胸が苦しくなる。
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