Stand by me,please my friend
DiaryINDEXpastwill


2009年12月19日(土)

まさかの今年二度目の仙台。この年の瀬に…そして仙台寒い!東北め!

この日のハコは7月にも行ったフライングスタジオ。
ホテルで一息ついてちょっと遅れ気味で行ったら、地元のKUDANZさんが演ってた。MCで「まだ本人たちが着いて無いんですけど」なんて言ってて、疑問に思う。や、福島―仙台間なんて車で1時間くらいっしょ?何故??なんて思ってると、後ろが騒がしく…本当に今到着した様子の御一行。

楽屋に入ってそのままステージに出てきて、慌ただしく準備をするシゲキさん。今日の相棒はギブソン!ひっさびさにエレキのシゲキさんだー!前に座ってたギターキッズ達も、チューニングからガン見してた。
「今日なんで遅れたかは、これから御大が話してくれるので僕はさくさくと…」と、『セレナード』『Rat Swing』『Good Darling』を。『Rat Swing』のアレンジ、可愛かったな〜。MCを挟んで(内容は失念しました)、『Faraway』を。遠くまで来た…福島と仙台をこんなに遠く感じたのは初めてだ、なんてMCだったかな?時間が無いのか、本当にさくさくと進めて行くシゲキさん。カバー曲はStray Catsの『Beautiful Blues』。おぅ…あんま聴いたこと無い…。でも、ハイハットを効かせたアレンジはすごく良かった。最後に『Ho,Ho,Ho(do the hop)』。ここで強制コール&レスポンス。背面弾きを披露し、いつもよりちょっと長めに唄って終わり。

お次はうつみようこさん。ヨコロコの『Another life this life』から、SOUL FLOWER UNIONの『ひぐらし』メスカリンドライブの『からまるあ・お』、浅川マキさんの『それはスポットライトではない』ヨコロコの『しのゆび』、メスカリンドライブの『I don't like』Janis Joplinの『Mercedes Benz』と唄いあげてくれた。
ヨコロコの『しのゆび』、一時期狂ったように聴いてた、この曲大好き。感無量。
あと、特筆すべきはJanis Joplin!アカペラに超感動。
ようこさんも今日の道中をちらっとMCで。「久々に大名入場を体験しました。…でも、さっきの浜辺シゲキ王子、雪が積もってくの見て、『わ〜、すごいですね〜!滑ったらどうすんですか?止まったらどうすんですか?キャキャキャ〜』なんて言ってましたからね!」とサクリ。育ちの良いモンは違いますね〜、なんて。

そしてトリ。KT with TK。
まず今日の道中から。郡山から仙台の間が雪で通行止め、5時の時点で福島にいてさすがにヤバいと思ったか、途中で車を乗り捨て、電車で仙台に来たとのこと。
『Everyday&Every Night』から、Cheap Trick『I Want You To Want Me』、HARISSの『LOVE SAVE US』、John Lennonの『Nobody Loves You』。
ジョン・レノンの前には高橋さんの絶品トークが。食いしん坊王子全開な高橋さんに爆笑。このMCはもう説明してもつまんないので割愛。
ここでシゲキさんも加わってよりバンドらしく。『Route66』と『MONA』をセッション。シゲキさんのギブソンが絶妙。楽しい!
『MONA』では高橋さんのコール&レスポンスが。あの掛け合いのところで『ロッテリアが〜好きです〜』(笑)さっきまでかっこよかった『MONA』が一気に笑える歌になっちゃった。

アンコールでは全員で!
Primal Screamの『ROCKS』!!きゃー!
近藤さんとようこちゃんの掛け合いが楽しい!ようこちゃんの英語の発音が完璧すぎる♪この曲が聴けただけで仙台まで来た意味がありました。

夜はゴキゲンに焼き肉!次の日は早い便で帰るので堪能しなきゃ〜、なんて明らかに食べすぎ。
そして、翌日。
仙台空港に辿り着いた私たちを待ち受けていたものは…。欠航!どうやって帰れと!
結局、4時間ほど空港に拘束され、成田経由でなんとか帰宅…。
でもま、これも良い思い出。
食べられないと思ってた牛タンを食べるヒマもできたしね。楽しかった!

1. Everyday & Every night
2. I Want You To Want Me (※Cheap Trick「at Budokan」)
3. LOVE SAVE US (※HARISS「POP SAVE US)
4. Nobody Loves You (When You're Down And Out) (※JOHN LENNON「心の壁、愛の橋」)
5. ROUTE 66 (※THE ROLLING STONES「THE ROLLING STONES」)
6. MONA (※THE ROOSTERS 「THE ROOSTERS」)
〜 ENCORE 〜
1. ROCKS (※primal scream「give out but don't give up )
[※M5&6 with 浜辺シゲキ(E.Guitar)
  ENCORE-M1 with 浜辺シゲキ(E.Guitar) & うつみようこ(Vocal) ]


2009年12月18日(金)

結末を知ってるライヴを「ライヴ」とは呼びたくないけど、この日は確かにライヴだった、ように思う。

パルコ1階には「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」の文字が。なんだか不思議な気分。
ミッシェルTを着た、私たちと同年代か、もう少し上の人たち。夢番地の人たちと話してる能野さん。
迷いなく進んで行ったのは上手。アベ前でドリンクを飲みながらだらだらしてたら、The Doorsの「THE END」が。幕張でも、この曲の途中で客電が落ちたって丁度話してた。

ステージには1枚のスクリーン。「ゴッドファーザー愛のテーマ」が流れた瞬間が一番気持ちが動揺した。で、その後落ちた。結末が分かってたから。上がってくるのに時間がかかった。

途中から、こんな爆音でミッシェル聴けるのも最後って思って、何も考えずに音を楽しむことにした。
自分で自分の気持ちがよく分からないけど、行って後悔はしなかったな。ジェニーやスモーキン・ビリーでああやってまた誰かと大騒ぎすることがあるなんてね。

この日もクアトロの最上段は閉じられてた。ミッシェルが解散してから、アベの特等席だった場所。

クアトロを出ると、広島にはその年はじめての雪が降ってた。
日食やら雪やら、いろんなもの連れてくるなぁ。
『寒がりのパンクス 吐く息はダイヤモンド』って歌詞が頭の中を流れた。


2009年11月21日(土)

さて、11月のビッグイベントはこちら。

七尾旅人さんとMO'SOME 百々さんという、他では見られない対バン。
前日までの疲れも昼まで爆睡して解消したし、前日のクアトロで元気補充したし、万全の状態でこの日を迎えた。

横シネでのイベントの楽しみのひとつ、界隈の飲食店さんが出してくれるフードを食べつつ開演待ち。椅子があって飲み食いできると、1時間の開場時間も苦じゃないね。この日のフード提供は喫茶点888さん。美味しかった!

先攻は七尾旅人さん。曲は聴いたことあるけど、ライヴを見るのは初めて。
ギターをつま弾きながら、後ろのドアからステージへ。下駄を脱ぎ、背負ったリュックからおもむろに譜面を取り出し…なんて自由なんだ!と、この時点で思ったけど、唄い出したらさらに自由だった。
「シンガーソングライター」
この肩書がこれほど似合う歌うたいさんもそうそういない。
2曲目にやった、戦闘機に乗ってる人のことを唄った曲。『エアプレーン』かな?あの曲のとき何かにがんじがらめにされて動けなかった。
本人は「あ、ドン引きですか?」って言ってたけど、みんな圧倒されて反応できなかったんだと思う。そう、旅人さん、話し出したら急にふわっとしてしまって面白い。ああ、この人頭が良いんだ、って一瞬で分かる。唄は上手いわ、トークは面白いわ、で、時間なんて気にせずどんどんやってくれ!と思えるようなステージだった。
未発表音源をみんなでシンガロン、最後の曲では曲を知らないのっこんと奇跡のジョイント…爆笑!旅人さんまた観たいな。

そしてこの日がMO'SOMEになってからは初の弾き語り、ロッキンルーラ兄貴の百々さん。足元には大量のエフェクター…お得意のディストーション重ね踏みですか!どんだけ歪ませるつもりですか!と、最初の曲のときこそ思ってたけど、『奇跡の歌』でぐっと持ってかれてしまった。
カバー曲も良くて。Johnny Thundersの『Sad Vacation』にはほろりときた。あとPJ Harveyの『C'mon Billy』がめっちゃ良かった!百々さんの高音と合ってたのかな。
モーサムはそんなに熱心に聴いてない私だけ、このイベントの為にめちゃめちゃ練習したんだろうな、という百々さんの心意気がすごく伝わってきて、 何度もぐっとくる場面があった。
アンコールではまさかののっこん2ステージ!のっこんは百々さんを一切見てないのに、第六感レベルでブレイクを察知して見事に曲を成立させてた(笑)この日の裏殊勲賞はのっこん!
泣いたり笑ったり忙しいイベントでした。
エリオットも天国で見てたことでしょう。


2009年11月03日(火)

2年振り!のアコパル@横川シネマ!。
今回は奥野氏多忙?のため、ユニオンの新ギター、高木克氏を加えてのアコパル。それにしても何この鬼寒波…!びっくりするほど寒かった。。。

ユニオンの曲やリクオさんの曲、カバー曲などをたっぷりと歌ってくれた。
高木克さん、初めて観たんだけど、声が渋くて素敵すぎた(笑)
ブズーキやスティールギター、マンドリンを駆使して曲をアレンジしてて、奥野さんのピアノなしでも多彩な音で曲を彩ってた。やー、素敵だったな・・・。
リクオさんは最後の曲のときにステージから飛び出して、会場中を巻き込んで唄った。まるでゴスペルのシンガーみたい。

子ども連れのお客さんも多くて、子どもが楽しそうに踊っていたのが印象的だった。中川さんも子どもに合わせて「アイアイ」とか唄ってみたりね。

*

このイベントは、実はもうひとつの顔があって。
山口県にある祝島という小さな島のことなんですがね。この祝島に原発が建設されようてしていること、ご存知でしょうか?
もし、本当にこの地に原発ができたなら、瀬戸内海の生態系に悪影響が及ぶのは避けられません。この島に長年住み暮らし、漁業で生計を立てて来た人たちにとっては、島の環境を壊される上に死活問題に関わる計画なのです。その島に住んでいる人だけではなくって、瀬戸内海全域に影響があるんです。
そんな原発を阻止しようと、【NO NUKES RELAY】が発足しました。 この日のイベントは、その一環だったんです。私も全然詳しくないけど、こんなことが自分の住んでる場所のすぐ近くで起きているという事実。このことはできるだけ広めていきたいと思いました。

よければ、http://nonukesrelay.jugem.jp/←こちらのリンクから祝島の現状を知ってください。


2009年10月31日(土)

広島からバスで5時間。鳥取へ。近藤さんのワンマンを観に行った。

と言ってもこの日は急きょワンマンに。事前にきちんとオープニングアクトがなくなったことを告知してくれるところが誠実だなぁ、と思う。

高畠俊太郎さんの『where I'm walkin'』。CDではあの斬新すぎるアレンジにびっくりしたけど、改めてこの曲は名曲。
「愛する物すべて傷つけて/僕は何を探して」って、すごく俊太郎さんらしいというか、近藤さんからはなかなか出てこない歌詞だと思ったけど、なんとなくしっくりしてしまうから不思議。新曲の『夕闇と少年』。本当に最近できたばかりだったようで、豪快にメロを見失うハプニングもあったけど(笑)、近藤さんらしい、優しくて、ちょっと寂しさのあるメロディの曲だった。歌詞はあまりうまく聴き取れなかったので、またライブで聴きたいな。
後半は『Moon River』から。「ティファニーで朝食を」を、この曲を聴くためだけに観てたことを思い出した。カバーしてたことは知ってたけど聴いたことなかったからうれしかったなぁ。
それから『the forget-you-not』。この曲、はじめて聴いたときから大好きなんだけど、この日のこの曲は、なんだか今までよりも熱量を帯びた感じで惹きこまれた。お別れの曲なんだよねぇ、この曲…ちょっと泣きそうになった。
…なんて、ちょっとしっとりモードに入っていた私をそのままにしておいてくれるほど、コール&レスポンスの鬼は優しくないのです(笑)
『Route66』『A New Morning』『BAMBINO STEP』の最強セットリストで、強制コール&レスポンス…最終的にアンプラグドで。爆笑!

次の日は雨が降る前に砂丘に行ったし、可愛いカフェにも巡り合えたし、なかなか満足な鳥取旅行だった。

〜 FIRST STAGE 〜
1. 見知らぬ魂 <※piano>
2. Baby Boo <※piano>
3. 11月の祈り <※piano>
4. where I'm walkin' (※高畠俊太郎 「爽雨」)
5. UNNATURAL GROOVER 2〜intro〜 (※HEAVEN「UNNATURAL GROOVER」)
 〜 Lucifer (※GHEEE「Reconquista」)
6. 夕闇と少年
7. 二人の航海
〜 SECOND STAGE 〜
8. Moon River (※Audrey Hepburn) <※piano>
9. Nobody Loves You (When You're Down And Out)
 (※JOHN LENNON「心の壁、愛の橋」) <※piano>
10. 静かな世界へ
11. the forget-you-not
12. 福岡 (※HEATWAVE )
13. 走る風のように、落ちる雨のように。
14. Everyday & Every night
〜 ENCORE 〜
1. Route 66 (※THE ROLLING STONES 「THE ROLLING STONES」)
2. A New Morning
3. BAMBINO STEP


カオリ