てくてくミーハー道場
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| 2015年04月20日(月) |
ファントムに喝采Part2 |
世界フィギュアスケート国別対抗戦をもって2014‐2015年のシーズンは幕を閉じました。
ぼくが、非常にぬるいミーハーファンであることはご存じのとおりですが、中でも、元来のショ○気質のせいで、現在のフィギュア選手たちの中では、日本男子シングルの羽生結弦くん一択(あれ?最近は宇野昌磨がどうとか・・・←ごほっごほっ)であることはご明察のとおりであります。
もちろん、ぼくの嗜好とか全然関係なく、普通にフィギュアスケートってものを見ていたら、羽生くんが最も注目に値する選手であることは言を待ちませんでしょう町田樹。(←すぐ調子に乗るやつ)
惜しくも世界選手権での連覇は成らなかったが(でも、今シーズンの波瀾万丈の事態の中で、連覇してたらそれはそれでコワい)、やっぱパンピには「五輪金メダリスト」って印象はデカい。
そういう、4年に1回しか気にしてない人たち(がほとんどなのよ、残念ながら。だからもっとがんばれフィギュアスケート!←)にとっては、その4年に1回のサイクルのド真ん中にピークを持ってこれる人、もしくは4年間ずっとピークを維持できる人をば“スターアスリート”というのではないでしょうか、なんてドSな素人発想。
ぼくは年とってますので(今さら?)、物心ついてからこれまで10回ぐらい冬季オリンピックを見てるんですが、昔からフィギュアスケートだけが好きで、“銀盤の妖精”ジャネット・リン(1972札幌オリンピック)をリアルタイムで見てましたなー(どうだまいったか←)
かわいかった、ほんとにかわいかった。(あのー・・・)
あ、すんません。で、なぜか1回とばして1980年。大学受験のために宿泊していた東京のユースホステルのテレビで、まさに某大学の試験前夜、フィギュア男子のフリー演技の中継を、みんなで見た。
大学受験生が。
ツルツルすべ(略)スケートを。
同宿の受験友、みな猛者であった。←
でも、合格したし、あたし。(←結果論)
そういう、おおらかなところが良かったのかもしれない(え)
つーわけで、テレビの中で華麗にすべりまくってるロビン・カズンズのしなやかな肢体においらはゾッコンになってしまったのを覚えております。
未だに覚えてるんだよなあ、確か全身黒いコスチュームで、その手足の長さに「日本人、100年かかっても、勝つの、ムリ!」とか思ってた(ちなみにこのレークプラシッドオリンピックでは、フィギュア競技に出た日本人選手は女子シングルの渡部絵美選手だけだった。当時、アイドル的人気でしたよね)
34年後に、勝ってしまったなあ。(感無量)
閑話休題。
その年、無事に渡部絵美さんの後輩になって(その大学に行きました)、体育でフィギュアスケートやって(別に憧れていたんではなくて()、スキーかスケートの2週間の合宿に参加すれば、1年間ずっと授業に出なくても体育の単位がとれたのだ)すっかり懲りて(ぼくには才能ゼロでした)100%見るだけにしようと思った4年間。
だがしかし、1984サラエボ、1988カルガリーと、女子のカタリナ・ヴィットの女王っぷりしか覚えてない。
ぼくにしては珍しく男子に興味なかった。その時期に大活躍してたのがブライアン・オーサーだったんですね。間が悪くてすみません。
そして1992アルベールビルでは伊藤みどりさん大活躍で日本人大熱狂してたものの、男子はまだまだだったなあ。スピード競技やスキージャンプは強かったんだけどなあ。
1994年(ここで2年ズレた)のリレハンメルでは日の丸飛行隊(ジャンプ団体)しか目立ってなくて、フィギュアってもしかしてテレビでやってくれなかったんじゃないだろうか。見た記憶がないのよ。
で、その4年後は長野で、日本中がやっと冬季オリンピックのすべての競技に注目することになりまして、ここへきていよいよ今でもおなじみの日本人選手、本田武史&田村岳斗の人呼んで「フィギュア界のKinKi Kids」(と言われていたらしい。よく考えたら、確かに同年代だ)が脚光を浴びたわけですが、純正KinKi Kidsヲタとして正直に言わせてもらうぞ。
当時、聞いたことなかったぞそんなん。←
ま、フィギュア界のことを知らなかったからな、ぼくが。
そんなぼくでも、「実力の本田、ビジュアルの田村」とかの標語は知ってた(ご、ごめん。でも、確かにそう言われてたよね?)
でも、スケオタならともかく、一般日本人女子は、単純に、金銀銅のお三方(“銀”はどうかなー?←オイ)にキャーキャー言ってましたわよね、奥さま。
特に、“氷上のディカプリオ”イリヤ・クーリックさまとか、もー大人気でしたわよね。記憶がくっきりしてますわ、この辺。
えー、で、次はソルトレイクシティか。宇宙人(誰かは書かなくてもわかりますね)襲来か。
でも確か優勝したのはヤグディンさんだったよね。「へぇー」って思って見てたわ。
「へぇー」って思ったってことは、宇宙人(いい加減、ちゃんと名前を書け)の前評判をぼくもちゃんと知ってたってことだよね。オリンピックだけじゃなくて、世界選手権とかを見てたってことだ。長野以来、フィギュアスケート(男女シングルだけじゃなく、ペアやアイスダンスも)の人気が定着したってことなんだな。
その後、荒川静香さん大快挙のトリノ、�盒饗腓舛磴鵑貌�本中のおなごどもがキャーキャー言ってたバンクーバー(なぜ軽くディスる?)と、以上、ぼくが覚えてるフィギュアスケート講座でした()
(なぜか約3年後に加筆)※ここまで読んで大きな違和感を覚えたであろう読者の方に一言言い訳をします。
2006年トリノから2014年ソチの3大会にかけて、なぜ“あの選手”の名前が一回も出てこないのか?ておどるはアン○なの?と思われたかも知れません。
が、それは大きな誤解です。
正真正銘、記憶に残っていないのです(その方がもっと失礼だろ!)
いえ、もちろん浅田真央ちゃんのことを知らないとかすっとぼけたことを言うつもりはありません。国民の妹的アスリート、全日本人が応援する天才少女、その認識はもちろん持っていました。
だけど、各大会を振り返ったとき、なぜかぼくの観戦記憶から抜けているのです。
それは、トリノでも、バンクーバーでも、ソチでも、なぜか必ず襲い来る「なんでこうなるの?!」という悔しさが、ぼくに彼女への言及を避けさせているのかもしれません。
でも本音で正直に言うと、「女子に興味なかったんだよネー」てことなんです(おいっ!)
荒川さんは、金メダル獲ったので覚えてるんです(←冷酷)
あと、日本中が本当の意味も知らずにイナバウアーイナバウアー騒いでたってのもありますし。
真央ちゃんがトリプルアクセルを跳ぶ天才少女出現!と騒がれ始めた時代もちゃんと覚えてますが、ジャニオタのぼくが毎週視ていた『学校へいこう!』では、ミキティ(安藤美姫)だけを取り上げていましたし。
トリノはそんな感じでしたし、バンクーバーで�盒饗臺紊気鵑里海箸靴�覚えてないのも、ぼくが単に男にしか興味がない男子中心に注目していたからだと思います。
あと、真央 vs ヨナを純粋に競技上のライバル関係だけでなく国対国の構図に持っていこうとする連中にげんなりしていたってのもあります。正直近寄りたくなかったです。
と、言い訳をつらつら並べましたが、決して悪意があってシカトしたのではないということだけ理解していただければ幸いです(あーこれも余計なことだったかなー?)
そんな中、いつぼくが羽生結弦くんを認識したのかというと、確かバンクーバーのころに「次世代の�盒饗臺紊蓮△海了劼澄�」みたいなのをテレビでやってたと思うんですよ。いや、もうちょっと前かな? 荒川さんがふるさと仙台のスケートリンクを訪ねて、みたいな番組だったか。
そこに、マッシュルームカットの、アメンボみたいにほっそい、中性的な男の子がおりまして。
顔はさほど美少年というわけでもなかったが(こら)、当時から実力が買われてたらしく、数人いた子供たちの中で、代表してビールマンスピン(!)をやったのをおぼろげに覚えております。
ジャンプとかじゃなく、異常に体が柔らかい男の子、というのが、羽生くんへのぼくの第一印象でありました。
まあ、そこで羽生くんが田村岳斗みたいな美形だったら(でも、眉毛細い男は、ぼくはあんまり好きじゃない←)すっかりスケオタになっていたぼくなのでしょうが(暴言)、結局「すごい子がいるなあー。次のオリンピックになったら注目しよう」ぐらいの熱度だったので、そのまんまソチまで“遠くから活躍を眺めてる”状態だったわけです。
その、2006年から2013年(ソチ直前の全日本選手権)までの、羽生くんのドラマチックな選手生活を、全然知らずにいたわけなのよさ。(ピノコ?)
そんでもって、ここからソチの間に、ぼくはナマ羽生くんを見たことがあったという記憶の扉に行きついた(((^^;)))我ながらびっくり
2013年6月。
井上芳雄くん目当てに観覧した『オリンピックコンサート2013』に、次期オリンピアン候補(決定だったかな?)として羽生くんも登場していたのである。
待ってろ(←?)、今記憶の扉をこじ開けっからよ。
どんなんだったかなあ羽生くん。ぼんやりとしか思い出せない(哀)
既に大学生になっていたはずの羽生くん。
ぼくのそれまでの記憶の中にいたアメンボ少年ではなくなっていたが、やっぱり細くて、端正で、お話しぶりもはきはきしていて、好感だらけだった気がする(←記憶の美化?)
なにせ当日は、霊長類最強女子の吉田沙保里選手を見られた感激がデカすぎて(^^ゞ(格闘技系に関心皆無のぼくでも、さすがに彼女は別格であった)
まーそんなふうにぼんやりしてたので、結局、次に認識したのは、ソチに出ることが決まったという報道を見たときで、「パトリック・チャンとかいうすごい選手に勝てるの? ねえ? どうなの?」(←完全なニワカ)みたいな期待のもとソチを見て(でも、本能的に羽生くんしか気にしてないあたり、我ながらすごいな)、勝って、「す、すげええええええ」とド素人感動をして、それなのに世界選手権も見ずに(これもすごい“伝説の対決”だったのにー!)日常生活に戻ったアタイであった。
でもですね、このところフィギュア人気が定着したおかげでテレビが放送してくれるので、2014-2015年のシーズンが始まるのをちゃんと認識し、羽生くんが出るグランプリシリーズの中国大会から見ましょうか(その前の大会も、ネットではチェックしてましたが)、なんて思ってたら、いきなりの例の事故。
びっくりしましたね、本当に。
事故直後に強行出場した痛々しい演技もだが、その後「出るべきじゃなかった」といろいろ叩かれていたのも見ていて辛かった。言う人の気持ちもわからないではないけど。
そして、NHK杯での不本意な結果。本人は「怪我の後遺症ではない」と言っていたが、その意地っ張りぶりに内心キュンとしながらも(こらこら)、今年はもうあきらめた方がいいんじゃ・・・と門外漢のくせにいっちょまえの感想を抱いていた。
だが、執念で出場権をもぎ取ったグランプリファイナルで気迫の優勝。
時を置かずして全日本選手権に出てこれまた優勝したものの、直後にまさかの腹部手術。
そんでもって年明けたら、実は足も怪我してました、と、いろいろありすぎ。
でも、世界選手権に出場し、SPで仰天の出来を見せつけたところが(なんか、やけに難しいことをやってなかった? としか素人には分からず)、FSで盟友・フェルナンデスに水をあけられ、「悔しいいい!」と正直に悔しがってた羽生くんは、まんま『週刊少年マガジン』連載スポ根コミックの主人公のようであった。つうか、今でもそんな感じだ。
まあ、結果が出た後、ハビエルに抱きついてエンエン泣いたりして、別種のマニア(!)を喜ばせたりしてたが(やめろ!そういう目で見るのは)
だが、今回国別対抗戦のFSを見て、なんか、今までにない気持ちになりました。
どんな気持ちか。
ぼくは、羽生くんを、実際以上に子供(つうか、ショ○?←やめろ)に見てたのではないだろうか。
ぼくが思っているよりずっと、彼は大人(特に、中身が)なのではないだろうか。
昨シーズン、羽生くんはSPでは“伝説の名プログラム”「パリの散歩道」、FSではキラキラフリフリ衣裳で「ロミオとジュリエット」を滑っていた。
「ロミジュリ」なんて、十代の男の子が滑るのにこんなに似合う素材はない。
誤解を恐れずに言えば、どんなプログラムであれ、幼さを残した男の子が(「ロミジュリ」は女子でもペアでもアイスダンスでも人気ですが)必死に滑ってれば、それなりに(暴言2!)
これは決して、2011-2012年シーズンの「ロミオ+ジュリエット」を揶揄しているわけではないっす。っていうか、あのプログラムはフィギュアスケート競技の歴史に残る名プログラムだと思っております。
ソチですっ転びまくってたから言うわけじゃないが(おい!)、羽生くんの「ロミジュリ」(2013-2014版)は、必然的に後半に向かって体力を大量消費する鬼プログラムであるがゆえに、自然に最後「ロミオっぽくなって終われる」(むしろ「ジュリエットっぽい」気もしたけどむにゃむにゃ)プログラムだったなって、思う。
何が言いたいんだぼくは(知るか)
そうそう、なので、今シーズン、「オペラ座の怪人」て聞いて、「えー・・・?」と思ったのよ実は。
(やっと本題に入ってきた気がする)
しかも、今期は無良崇人選手も「オペラ座の怪人」やってるだろ?(村上佳菜子選手は女子だからまた別)
24歳の大人の男に“雰囲気”ですでにかなわないんじゃないの?
まあ、フィギュアは「似合うかどうか」より「上手かどうか」(←バカな言い方だが、真実だろ?)が大事なのではあるが、最初からハンデがあるなあ、と思っていたのだ。
そして、実際に演技を見ても、なんか無良くんの方が、ファントムらしいなあ、ムードがあるなあ(ごめんなさい、とにかく素人なのでこういうところしか判んないんですっ!)と思っていた。
たしかに羽生くんの「オペラ座の怪人」は、ジャンプが入るタイミング、スピンが入るタイミング、こだわりのレイバックイナバウアーが入るタイミング、どれひとつとっても彼の実力あってこその絶妙さなのであるが、そもそもどう見てもラウルみたいな優男の羽生くんに、ファントムの世捨て人としての苦悩とか、表現できるんかいな、と思っていたのだ。そういうのが採点に必要なのか知らないけど。
ところが。
後日スポーツバラエティ番組でさかんに検証されていた、最後の「バイバイ」に象徴されるようなこの日の羽生くんは、すっかりファントムになっていた。
ミューオタのおばさんのハートを、わしづかみしてくれた。←
実はぼく、この「バイバイ」は、ファントムがクリスティーヌに言ってるんじゃなく、羽生くんがこのプログラムに言ってるんだと思ってた。これでこの曲を滑るのが最後だから。
そんなおセンチな理由ではなかったんですね。
この日の、まさに脂が乗った羽生くんの演技を見て、名実ともにニッポン男子いや日本フィギュア界を引っ張るエースになったことを思い知った(でもでも、まだ二十歳なのよー!お願いもう少し少年でいて!←うざいぞおばさん)
幸い(?)肢体は相変わらず鶴のように(「2013-2014ロミジュリ」の衣裳がいつも丹頂鶴に見えてならん)細いので、そこは今後も眼福ものでありますへへへ(←キモい)
さらにエキシビションでは、世界中の人たちの“記憶に残る”「パリの散歩道」を1年ぶりに披露。
史上最高の101.45ポイントを獲得したあの滑り。点数もだけど、あれは一種の奇跡だったのではないだろうか、と何も知らぬ素人は(だって、それまでの「パリ散」の成長の過程を知らなかったんだもん)ぬるく見守っていたらば、何ともすさまじい完成度の演技!
ソ、ソチのときより良いよね? よね?
なってるよね。そりゃ、成長してるもんね。SPの構成も上がりまくってるし。
ぶるぶるぶる。
そして、フィナーレでの4回転ループ。松岡修造がうるさかった(笑)
しかし、たった1年前なんだよなあ、ソチ。
それなのに、こんなに大人びるんだよねえ、若いから(←嫉妬?)
ショ○コンとしては寂しい気もしますが(エ?)、さすがにぼくはそこまで病気ではないので(ホントかよ)、これからもどんどん成長する羽生くんを生暖かく見ていきたいと思っておる次第なのでございます。
では、来シーズン、またお会いしましょう。
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