てくてくミーハー道場
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2019年06月23日(日) |
KERA・MAP#009『キネマと恋人』(世田谷パブリックシアター)〈予告〉 |
実は緒川たまきって昔はすごい苦手な女優だったんだけど、ケラの芝居に出るようになってからすごく良い個性の俳優になったな、と思ってた。
今回のハルコも、とても良かった。
名監督によって覚醒する映画女優の話は昔からよく聞きますが、それは演出家と舞台女優も同じなんですね。
で、この作品は「映画」を題材にした話で、ウディ・アレンの名作『カイロの紫のバラ』を舞台を日本に移して翻案したものだそうで。
ぼくは今回その情報を一切仕入れずに観に行ったんですが、しょっぱなからどうも「あれ?この話知ってるぞ?」と不思議に思いながら観てました。
パ〇リ?と思って観てました。←
最初から堂々と「翻案です」って謳ってたんですね。疑って失礼しました。
ヒロインに恋する不思議な二役を妻夫木聡君が名演。
デビューしてから相当経つはずですが、相変わらずヒマワリのような一点の曇りもない笑顔。この笑顔こそが、裏表のない単純明快なキャラクター「まさかまさかの間坂寅蔵」に100パーセントの説得力を与えております。
ケラの芝居って、気が付くと()すごく長いのが特徴なんですが、今回も休憩たったの15分にもかかわらず総上演時間3時間25分!
でも、まったくダレなかった。さすがでした。
他、細かい感想は、いつか気が向いたら書き足します。
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