てくてくミーハー道場

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2019年07月21日(日) 藤間勘十郎文芸シリーズ其の四『怪談 牡丹燈籠』(三越劇場)〈予告〉

実は今日は「総司忌」のはずだったのだが(実際の沖田総司の命日は慶応4年5月30日(旧暦)で、新暦に直すと7月19日にあたる)、昨日「何時ごろ(お墓に)行けばいいんだっけなー」と思って主催者のホームページ見に行ったら「諸事情により中止となりましたので来ないでください(意訳)」と書いてあった。

新選組にはまって早三十余年。総司のお墓のある麻布専称寺には一般人は入れないことを知っていたので、この「総司忌」に行けるチャンスを数年前から狙ってて、今年はやっと都合がついたというのに・・・。

まあいい(あっさり)

いずれまた機会があるであろう。





というわけで(どういうわけだ)、お墓参りを断念したその足で怪談を観に来ました。

幽霊は足がないはずなのにカラーンコローンとぽっくり下駄の音を響かせてやってくるお露ちゃんの幽霊でお馴染みの(?)「牡丹燈籠」でございます。

目当てはお露ちゃんじゃなくて(ミミちゃん(舞羽美海)ごめん)、お峰伴蔵夫婦のみっちゃん(北翔海莉)と北村有起哉丈。

予想通り北村君がめっちゃうまい。お父さん(北村和夫)の若いときは知らないんだけど、やっぱ似てるのかなあ。ぼくには映画で観た西村晃さんにイメージ寄せてるように見えた。

みちこは、ちょっと苦言になってしまうが、男役時代のノリで軽妙な芝居を女役としてしようとするとスベりがちになる(とぼくには思える)

真面目に端正にやってる方がいい。今頃だけど、この宗家シリーズの『恐怖時代』『多神教』も観に行きっぱなしで感想書いてないので今頃ちょっとだけ書くが、その時のみちこの芝居も、笑うべきでないところで笑っていたところがあって(そこは宗家の演出と僕の感性との食い違いなのかもしれないが)ちょっと気になった。

みっちゃん大好きなぼくとしてはちょっと不満ではあるが、彼女の卒業後の作品を何本か観てきて、未だあまり納得のいく傑作には出会えていない(一番良かったのは『パジャマゲーム』だが、あれもダンスと歌が良かっただけで、芝居の解釈には今一つ納得いってない)

もちろん、イーストトレジャー大作で主演やるばかりが卒業生の“成功”ではないのはちゃんと解っておる(こらこらこら)

もちろん今後もずっとみちこを見守り続けていくことにやぶさかではない。いつか「これだ!このみちこが見たかった!!」という作品に出合えるまでしつこく追っかけるのでそのつもりで(なぜ脅迫?)



演出や他の出演者に関してはいずれ気が向いたら。


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