ささやかな日々

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2021年04月07日(水) 
雪明かりという種類のマーガレットとブルーデイジー、そして何よりも、アメリカンブルーの苗を手に入れた。早速プランターに植え替える。植え替えながらいつのまにか鼻歌を歌っている自分に気づく。アメリカンブルーがようやっと手に入ったことが何より嬉しい。とにかく嬉しい。どうしてこの花がこんなに好きなんだろう。理由は分からないけれど。長く長く、植えっぱなしにしていた枯れてしまった苗を、そっと引き抜く。今までありがとうねと声をかける。もう捨てるしかないのだけれど、容易には捨て難くて、そっと脇に置く。そうしながらもせっせと植え替え。
ひととおり植え替えを終え、水をたっぷり遣り、ベランダで大きく伸びをする。午前7時。すっかり明るい空。今朝の明けは、ピンクがかった空だった。薄い霞の向こうに、太陽がぽかっと浮かぶ。穏やかな朝だった。

始業式はあっという間に終わり、息子が飛んで帰って来る。新任の先生が担任だという。彼はこれまでずっと担任は男の先生だ。今回もまた、男の先生。それにしても、新学期はどうしてこうもたくさん名前を書く作業があてがわれるんだろう。何でもかんでも「書け!書け!書け!」と迫って来る。しんどくなる。だんだん字も乱雑になってゆく。洗濯ばさみにも名前を書けというけれど、これ、あっという間にハゲるんじゃね?と意地悪いことを思ってみたりする。
ノートを買い出しに行って気づく。算数のノートが10ミリマスのものをということなのだけれど、と文具コーナーの店員さんに訊ねると、さっと差し出してくれる。それが、いわゆる大学ノートのような表紙で、あれれと思う。そうか、小学3年生にもなるとノートはだんだん大学ノートに変わってゆくのだな、と。しみじみ感じ入る。息子は日々成長し続けているのだなあ。

昨日整骨院で、担当の院長が、脳脊髄液の調整をした方がよさそうですね、とケアしてくれた。何だか触られてるだけみたいな、掌を当てられてるだけみたいな、不思議な施術で。「今日は、眠くなると思いますよー」と言われ帰宅する。本当に眠くなるのかしらん、と思っているそばからこっくりこっくりし始めてしまい、息子に「公文行く時間だよ!」とたたき起こされ慌てて出掛ける。そして夜は夜で、一度真夜中に眼が覚めたものの、そのまま眠りに戻ってしまい、朝まで。朝起きて、あれ?私一度も真夜中起き上がらなかったなあと吃驚する。そして思い出す。「肩も背中もがちがちですけど、頭皮もがっちがちですね」と笑われたことを。この施術をすると自律神経が整いやすくなるのでとも言っていた。「効果がなければもうやらなくていい施術です。もし効果があるなら、定期的にいれていきましょう」と。次回行ったら院長におかげさまで効果ありましたと伝えなくっちゃと心にメモをする。

夜、息子と家人とが寝静まり、私一人。さて。今日は昨日やり残したことをちゃっちゃと終わらせよう。そしてできるなら早めに横になろう。眠れなくても横になろう。とりあえず。自分の為にカフェオレでも作って、それを飲みながら作業をするか。

振り返ると窓の向こう、高層ビルの灯が煌々と闇の中光ってる。


浅岡忍 HOMEMAIL

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