涙の温度を知る夜はこれからも幾度となく渡ってゆくだろう。肌を透き通る蒼い月夜に涙は蒼い石となり胸に揺れ宝になる。あたたかい涙も冷えきった涙も頬にこぼして感じなさい。蒼い光の前に閉ざさぬよう。その涙を知りなさい。蒼い石が力をくれるだろう。