===とても印象に残っているお客さんのはなし===
五才くらいの女の子が、キディーランドの方から、トテトテ歩いてきた。
おいらの造った宇宙人のマスコットを、じぃ〜っと見つめている。
気がつくと、いつのまにか消えていた。
それから三十分くらいたって、女の子はまた現れた。
「えと。。。これ、ください。」
もじもじしながら、小さな手を差し出す。
貯金箱から出してきたような、小銭を握り締めてる。
「ハイ! ちょうど千五百円でーす。おまけにポストカードあげる。
好きなの選んで。」
女の子は、包みを大事そうに抱えて、もと来たほうへ歩いていった。
実は、代金が五十円足りなかったんだけど、それも可愛く思えた。
あんな小さな子にとっては、超大きい買い物でしょうに。
よっぽど気に入ってくれたのかなあ。
(#~o~#)
おいら、そーゆーのに弱いんだなぁ〜
泣きそうになるんだなぁ〜
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