その昔『プライベート・アイダホ』と言う映画が上映されました。
幼なじみのO君と見にいきました。
ストーリーは、簡単に言うと男娼グループの中のリバー・フェニックスと、
キアヌ・リーブス演じる青年の友情と恋の物語・・・
二人は貧乏階級と富豪階級という、相反するバックボーンを抱えすれ違って行く。
ナルコレプシと言う難病も、リバーを表社会から遠ざけてしまう・・・
ラスト、とてもしんみりした気分で終わります。
興味本位で見られがちですが、文学的要素の強い秀作です。
まだの人は、ぜひビデオ屋さんで探してみてね。
〜〜ここから本題に入ります〜〜
上映後、ロビーのパンフ売り場あたりで、O君と語っていました。
観に来て当りだったね、とか。
ホールから出てくる客は、カップルニ割、女性二人組み八割です。
野郎カップルなんて、うちらだけ!
なんだか。。。
みんなの視線が。。。
イタイ(゚゚)
あの〔ちら見〕は何か意味があります。
O君「うちらって、そう見られてるのかい?」
おいら「うん、そうっぽいね。」
今にして思うと、始めに予想つくだろ〜。
野郎二人でよく行けたもんだ。
O君とは、子供のころから、連れ立って映画を観に行っていた。
趣味がピタリと一致してたから・・・
その延長で観に行ったんだけど、気まずい結果になってしまったよ(-_-)ふぅ
ある日、芸術仲間のA君と、*「集会」に行きました。
場所は四谷あたりのライブハウス兼喫茶店。
A君は、何故か地下鉄「新宿三丁目」から歩いていくルートを、案内してくれた。
地上に出ると、もう夕暮れ時。人気の無いビル街を、くねくね進む・・・
A君は、あるものを発見した。
公園の入り口に腰掛け、三線(サンシン)を弾き鳴らす老人。
沖縄マニアのA君は、すすぅと近づき話し掛ける。
おいら、手持ち無沙汰。。。
適当な石に腰掛ける。
その時始めて、公園内の〔異次元〕度に気づく。
ベンチにいるのは、おじさん&青年 青年&少年 ・・・
そう、新宿といえば、ローズワールド!
おや?
斜め前三メートルにいる、さっき長野から出てきました〜的スタイルの
青年が、おいらに目配せしてるぞ。
上目遣いの瞳で「ねっ?」って言ってるぞ。
何が「ねっ?」なの?
おいらにどうしてほしいのさ〜
あ、また目が合っちゃた・・・
A君はおじさんと盛り上がってるし。
生れて始めての〔熱い眼差し〕が、男からとはねえ。
早くこんなとこ出たいなあ・・・
「んじゃ〜後でその店に寄りますね! いろいろ聞かせてくれてどうも。」
A君は、やっとおじさんと離れた。
後で、おじさん行き付けの沖縄料理店に行く事になってるらしい。
本来の目的の「集会」は、もう始まっていた。
こっちの方が、ある意味〔異次元〕でありました。
素っ裸で飲尿する青年なんて、そうそう間近に見られるものではありません。
ああ、東京はミステリーゾーンだなあ。
*都内&近郊の「自称芸術家」達の、同人誌完成記念パーチィ
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