ヒロの日記

生き辛さ・・・個性だと思って、

2001年08月20日(月) 視線が痛いよ

その昔『プライベート・アイダホ』と言う映画が上映されました。

幼なじみのO君と見にいきました。

ストーリーは、簡単に言うと男娼グループの中のリバー・フェニックスと、

キアヌ・リーブス演じる青年の友情と恋の物語・・・

二人は貧乏階級と富豪階級という、相反するバックボーンを抱えすれ違って行く。

ナルコレプシと言う難病も、リバーを表社会から遠ざけてしまう・・・

ラスト、とてもしんみりした気分で終わります。

興味本位で見られがちですが、文学的要素の強い秀作です。

まだの人は、ぜひビデオ屋さんで探してみてね。


 〜〜ここから本題に入ります〜〜


上映後、ロビーのパンフ売り場あたりで、O君と語っていました。

観に来て当りだったね、とか。

ホールから出てくる客は、カップルニ割、女性二人組み八割です。

野郎カップルなんて、うちらだけ!



なんだか。。。

みんなの視線が。。。

イタイ(゚゚)


あの〔ちら見〕は何か意味があります。

O君「うちらって、そう見られてるのかい?」

おいら「うん、そうっぽいね。」


今にして思うと、始めに予想つくだろ〜。

野郎二人でよく行けたもんだ。


O君とは、子供のころから、連れ立って映画を観に行っていた。

趣味がピタリと一致してたから・・・

その延長で観に行ったんだけど、気まずい結果になってしまったよ(-_-)ふぅ




ある日、芸術仲間のA君と、*「集会」に行きました。

場所は四谷あたりのライブハウス兼喫茶店。

A君は、何故か地下鉄「新宿三丁目」から歩いていくルートを、案内してくれた。

地上に出ると、もう夕暮れ時。人気の無いビル街を、くねくね進む・・・


A君は、あるものを発見した。

公園の入り口に腰掛け、三線(サンシン)を弾き鳴らす老人。

沖縄マニアのA君は、すすぅと近づき話し掛ける。


おいら、手持ち無沙汰。。。

適当な石に腰掛ける。

その時始めて、公園内の〔異次元〕度に気づく。

ベンチにいるのは、おじさん&青年 青年&少年 ・・・

そう、新宿といえば、ローズワールド!


おや?

斜め前三メートルにいる、さっき長野から出てきました〜的スタイルの

青年が、おいらに目配せしてるぞ。

上目遣いの瞳で「ねっ?」って言ってるぞ。

何が「ねっ?」なの?


おいらにどうしてほしいのさ〜

あ、また目が合っちゃた・・・

A君はおじさんと盛り上がってるし。

生れて始めての〔熱い眼差し〕が、男からとはねえ。

早くこんなとこ出たいなあ・・・

「んじゃ〜後でその店に寄りますね! いろいろ聞かせてくれてどうも。」

A君は、やっとおじさんと離れた。


後で、おじさん行き付けの沖縄料理店に行く事になってるらしい。

本来の目的の「集会」は、もう始まっていた。

こっちの方が、ある意味〔異次元〕でありました。

素っ裸で飲尿する青年なんて、そうそう間近に見られるものではありません。

ああ、東京はミステリーゾーンだなあ。


     *都内&近郊の「自称芸術家」達の、同人誌完成記念パーチィ


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