郁巳の日記
郁巳



 心はどこかに

朝、メールで話をしました。

結果的にはこう。
「自分は今アルバイトの身で、追い続けてる夢もある。だから誰とも付き合うとか
考えてない。自分勝手でごめん。」

・・・・これがホントにホントだと思えるなら、私もそれで仕方ないと思う。
別にセックスしたからって、「寝といて何言ってるの?」なんて思わないし。

でもかなり落ち込んでる自分がいた。
それは何でだろう。
そんなに、彼のこと好きだったのかな?
自分の「好き」になる条件に、ほぼ合ってる人になかなか出会えないから、
そう思いこんでるだけなんじゃないのかな?
誰か他に同じように私と遊んでくれそうな人がいたら、それでいいんじゃないのかな?

答えは出ない。
でも苦しくて、悲しいのは本当。
涙は出ないけど。私は悔しいときしか涙を流さないから。
悔しい訳じゃない。今までのメールのやりとりやら、これから会うことなんかが、
なくなってしまうのが悲しくて寂しいだけ。

それに、メールをしている間彼は「早く京都に遊びにこい」とか「家に遊びにおいで」とか
何度も言ってくれてた。。。
それが、会ったあとに無くなるっていうのは、やっぱり。
私に興味がもてなくなったからじゃないのかな?
「自分は結婚とか考えられないし、こんな付き合い方で郁巳にとっていいのかわからない」
この答えの裏にある意味を気づいているのに、気づかない振りをしていた方がいいのかな。
怖くて、気付いているって言えない。。。

私は結婚したいなんて、彼とではなくても、考えてない。
結婚自体、全く興味がないから。親にもそう言ってある。
でもこの年になると、それを考えないでいられないものなの?
って、やっぱりこの裏にある本当の意味は、別なものなの?

私は、「私だけ」になる男の人はダメだから。他に夢中になってるものがある人でないと。
どこかちゃんと別の人、他人なんだって一線を引いているようで、それでいて
お互いに拠り所になるような、そんな関係が一番だと思ってる。
そういう間柄に、なれないの?

今日はとある好きなアーティストのライブだったのに。
朝の彼のメールに対する抑えた自分のこの問いが、ずっと頭を駆け巡ってて、
心がどこかに行ってしまっていた。
恋愛の歌になるたびに、自分に当てはめて辛い想いをした。
友達と別れ、一人になると放心したような顔の私が現れて。
この想いをどう自分で昇華したらいいのか、ずっと考えてる。



2001年05月02日(水)
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