郁巳の日記
郁巳



 最後のメール

会社に着く頃には、彼はきっともう寝てる時間。
次にメールが来るとすれば(今までなら)、仕事へ行く1時間位前。
・・・来ないとわかっているのに、その時間になると携帯をチェックしてしまう。
これがあなたが言ってた『恋愛メール依存症』なの?
そうなったらダメなんて言うなら、1日20通なんて書かないでよ。。。

夕方になっても、彼が仕事から帰る深夜を過ぎても、メールは来なかった。
もう、無駄に待ちたくなかった。
自然に消滅する関係なんて嫌だった。

朝目が覚めて、携帯を見る。
メールは来ていない。
決断をして、メールを書いた。

「おはよう。やっぱりメールはもうくれないんだね。仕方ないよね。自分から
 そうなるようにしちゃったようなもんだもんね。具合の悪いときとか、かなり
 あなたに支えられてた。ありがとう。」

しばらくしたら、彼の着信音が鳴った。
また怖くて、すぐに携帯を手に取れなかった。

でも会社に行くときに外で見てしまうのも辛すぎると思い、思い切って見た。

 俺も正直支えられました。ありがとう。今から寝ます。

なんでこういうこと言うんだろう。メールなんてしないで、ほっとけばいいのに。
しかも、今から寝るって、悪い方にしか考えられない私は、『今から寝るから、
もうメール書いて邪魔しないで』って言うふうにしか取れないよ。
今から寝るって、この時間にはあなたが必ず書いてた癖の言葉なのに。

これでもう終わりなんだね。
もう嫌われてるかもしれないけど、ひどい嫌われようになる前に。。。
でもしつこいから私は。(笑)
1ヶ月後、または2ヶ月後、もしくは3ヶ月後の彼の誕生日に、またメールを
書いたらどうなるだろう?って考えてた。
もしかして何気なく、「久しぶり。今大阪いるんだけど、会わない?」って
書いたら、また会ってくれるかな。

バカすぎてちょっと泣きそうになった。

1日中、頭の中を彼の口癖やら、2人でじゃれてたことを思い出して。
携帯の着歴も、彼の番号ばっかり(ホントに4月に機種変した後、電話を
かけてくれてたのはほぼ彼だけ)が入ってる。
発信履歴だって、そうだもん。

私はこんなに弱い人間だったのかと、驚いてる。
こんなに切なく思えた相手は、2人めだもん。

2001年05月16日(水)
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