郁巳の日記
郁巳



 呼び出して。

20日の夜にうちに来るかどうか。
たまたま地元の飲み仲間に飲みにも誘われてて、
M特が来るなら行かないし、来ないなら行けばいいしって
最初は気楽に考えてた。

でもM特が携帯メールすら、返事をくれない。(たった1日だけど)
それでイライラしてた。
そのうえ、仕事でトラブルが起こって、深夜まで残業になった。
気持ちはボロボロ。

メールも来ないまま、夜10時半を回った。
仕事しながらも、連絡があるかと携帯を机に置いてたのに、
全然連絡なんてない。
まだ飲んでるんでしょ?私のことなんて気にしてないんでしょ?
そう思って更にイラついた。

ちょっと席を離れてる間に、着信してた。
すぐ折り返ししてみた。
「お。風呂入ってた?」と呑気なM特。
『、、、ううん、まだ会社だから。まだまだ帰れないし』と思いっきり不機嫌な私。

もう飲みは終わって、家に帰ってる途中。
今日は朝早起きしてたから、もうかなり眠い。だから帰ると。
『そう、わかった。うん、じゃ、明日ね』
仕事も終わらせなくちゃならないし、会いたかったのに呑気なM特が
我慢出来なかったり、色んな感情が入り交じって何も言葉に出来なかった。
M特の返事を待たずに、電話をすぐ切った。
ホントに情緒不安定。
1時間くらいしてやっと仕事が終わって、メールした。

『今日会いたかった。来て欲しかった』
しばらく待ったけど返事もない。もう寝ちゃったの?
『ただ、一緒に寝てくれるだけで良かったのに。』

そんなメールをしつつ、もう飲みに行くことにしてた。
まだみんな飲んでるって言うから。
電車に乗ってる間に、M特から着信があったらしい。
駅で気付いたけど、終電ももう無いだろうし、話す気力もないから
『もういいから。』とだけメールを返した。
みんながいる飲み屋の前について、その友達へメールを書いてるときに
またM特から着信があった。
慌てて切ってしまった。

さすがに切ったのはヤバいと思って、悩んだ末に掛け直した。
「今どこにいんの?」不機嫌なM特。(当り前だ)
『●●(地元)。もう、いいから、ごめん』
「、、、。いや、行くよ。終電ないし、自転車で行く。待てる?」
『えええ!いいよ。(小声。だって悪いと思う反面、来て欲しいから)』
「行くって。でもホントにもう俺疲れきってるからすぐ寝るよ?」
飲み屋の前に友達が迎えに来たのに戻って貰って、しばらく会話。
結果、1時間後くらいに家を出てうちへ来ると。
これが良かったのか悪かったのか。。

飲み会へはちょっとだけ顔を出そうと思って、店に入る。
みんな出来上がってたから、もう1杯だけ飲んでお開きだった。
さすがに飲んでることはM特に言えないから、こっそり急いで帰る。

途中で電話が来て、道案内(と言うか寂しかったんだろうね)をしてあげる。
しばらくして、「下にいる!」と電話。
慌てて下に降りたら、自転車にまたがって白い顔を更に青白くしてM特がいた。
抱きつこうかと思ってたけど、何となくそんな雰囲気じゃない。
明らかに不機嫌だし。
勝手ながら、だったら来るなよ!と思った。。。

でも御機嫌を取りながら、早々に部屋へ。
M特の好きなココアを入れてあげて。

なんで呼び出したの?何かあったの?なんて聞いてくれない。
何故か準備してきたと言う、手品をみせられたり、昔の自分のアルバムを見せられた。
まぁ、それはそれで面白かったけど、何故今それを、、、。
やっぱり変なヤツ!
可愛いんだけどさ。。

何故か2時間もそんなことやってて(寝るんじゃなかったのかよ!)、
やっと寝ることにした。
M特にシャワーを浴びさせて、自分はベッドに入って待ってた。
もちろん襲われかけた。おいおい、力無い状態じゃないの?
私はくっつきたいけど、そんな気分じゃなくて。
でもM特は、触られるとしたくなるから、やらないなら触るな!と
眠い時は異常なくらい不機嫌だから暴言が続く。
布団のなかでくっついていちゃいちゃしたいだけなのに。
触ってたら、本気で嫌がられた。
ちょっと咳してたら、心配してくれるどころか
「風邪ひいてんの?うつすなよ。なんでそんなときに呼ぶんだよ。。」
(マジで酷いな、これ。文章にすると)
月末は仕事が忙しくて、そのうえ今、家庭内もごたごたしてて
大変だからって言うのはわかるけど、これは言い過ぎ。
ホントに後悔した。来てもらわなければ良かった。

M特はそのうちひとりで寝てしまって、私はベッドを抜け出て
洗面所に座り込んで泣いた。
またどうしても【一緒にいるのに感じる孤独感】に耐えられなかった。
無理して泣いたのかも知れない。
泣いてしまったほうが、明日笑える気がしたから。
私も悪いところがある、そんなのわかってる。
でも、もうわかんなくて。
身動きが出来ない感じがした。

「俺を捌け口にしていいから」
なんて言ってたのに、機嫌が悪いからって酷いし。
優しいと思ってたのに、全然優しさを感じない。
あんなに辛い思いもしてたのに、Dのことを思い出してた。
いつでも抱きついてきてくれたし、くっついて寝てくれた。
いいことしか思い出せてないだけなのはわかってるけど、
どうしても比べちゃう。



2004年11月20日(土)
初日 最新 目次 MAIL


My追加