リプトン・ティにはいい思い出がありません。
中学生の頃、仲間うちで500mLパック入りの リプトン・レモンティが流行ったことがあるんですけれど、 「これって美味しい?」と思いながら飲んでいました。 あまり自分の味覚を信じていなかったので、 何度も買って飲んでは、「?」と…(笑)。
レモンティ自体、それほど好きではないのですが。
最近、コーヒーが飲めなかった時期があって ティバッグの紅茶をたくさん買いました。 その中の一つがリプトンのキャラメル・ティ。
ティバッグをパックから出したとたんに 香りたつにおいに「おっと…キツイなあ」と思い。 入れて、ミルクを少し落として、 一口含もうとしたら、そのにおいにくらくら。
私がとても苦手な匂いでした。 気持ち悪くなってしまう、私には合成品っぽく思えて吐き気。
ちょうど傍にいた友人に分け与えたところ。 「え?いいにおいー。那音がそこまで言うから構えてたけど、美味しいで。 でも普通のキャラメル・ティじゃないな…焦げっぽい… ああ、キャラメリゼ」
カスタード・プディングの上で砂糖を焦す、 あのキャラメリゼ?
と思い返して納得。 そう、私、そういえばあのにおいは苦手でした。 カスタード・プディングは好きなんですけど…
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どうして私は苦手なものも、一発で苦手だと思わないんでしょう。 多少、自分の感覚を疑っているということでしょうか。 できるだけ判断を保留にしようとしている。
ひとを嫌いだ、苦手だと判断するのも他の人より慎重だと感じます。 「どうしてみんなはすぐに他人を嫌いだと思えるのか?」 というのが、ここ数年の疑問でした。
ちょっと…と思っても、すぐ忘れるようになっている様子。 うん、忘れるシステムだけは見事なほどに確立しています。 もう驚くほど忘れが早い。とても便利(なときもある)。
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