2009年12月27日(日) |
知っていそうで、知らない |
私は小さいころから本が好き!で、たくさん本を読んでいる!けれど、 それは自分の好きな本を読んできただけで 特別な教養があるわけではないので、 そのあたりを履き違えちゃあなるまいと考える今日この頃。
そりゃあ世の中の平均よりはちょっと多い数の本を読んでいるだろう。 だから漢字の読み書きについては平均よりは得意だろう。 古典もなんとなく〜なだけでなんとかテストの点も取れる。 聞きかじりのことわざや、言葉もそりゃ知っている。
けれどそれらは耳年増なだけで、 じつはことわざや言葉の意味を間違えて聞き知っていたりするわけだ。
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そしてこれらのことは若い時分には多少通用したかもしれないけれど、 この年齢になると通用しない。 小さい頃は「物識り」レベルで認識してもらっていたが、 その後を「習熟」でなく、「趣味」として広げてしまったので 教養がさっぱりなくなってしまった。
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先日、『真夏の夜の夢』の話になり、「オーべロン」なる登場人物のネタになった。 私は一度は読んだことがあるはずだけれどいつもの常で話の筋はさっぱり忘れており、 「オーべロン」などまーったく思い出せもせず、 もはや「パック」も「ペック」と取り違えてしまうレベルで、 ちょぴっと笑われてしまった。
しばらくはへこんだけれど、へこんでいても仕方ないので 今は知っていそうで知らないことを確認するために 「有名でタイトルは知っている、または一度読んだが、 内容を詳しく説明できない小説」を 読み漁ってゆこうとおもっている。
うーん、多少は舞台も見なきゃなるまい。
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