なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2001年07月18日(水) |
昨日から今日にかけてのB級事件簿 |
今朝おいらは…寒さで目が覚めました。
…まったくなんちゅう国やねん。昨日は最悪の天気(雨+強風)のおかげで、ドイツ語コースからの帰りのバスには暖房が効いてました。…念のために申し上げますが、この日記は7/18に書いてます。
そう、昨日は天気が悪かったので、シティセンターから学校まで絶対に歩きたくなかった。だから、シティセンターからたった1キロ程度の道のりだけれども、7番のバスに乗って学校に行くことにした。
バス停の前にはすごい人だかり。ま、人間なんて所詮考えることは同じ。こんなクソ寒い日誰だって濡れたくないわな。てなわけで、おいらが乗ったバス停(ターミナルから二つ目)のバス停ですでにバスはほぼ満員。運良くおいらは、1階席の一番後ろの席に座る。
で、次のバス停はTrinity College前。ここからもバスに客が乗ってくる乗ってくる。すでに1・2階合わせて74席あるシートは完全に埋まり(ま、上は見えないけどたぶんね)、さらに20人くらいが1階に立っている。たいがいの運転手は、そんなに人を立たせない(乗車拒否する)のだが、こんな天気だったからかそれとも運転手がホトケのような人だったか、とにかく定員以上の客を乗せてバスは発車。
で、おいらのバス停はそこからたった3つめ。当然の帰結として…
降りれない。
ダブリンバスはほとんどのバスに中扉がついているものの、基本は「前乗り前おり」。中扉は労働組合が「運転手の仕事が増える」と使用を断固拒否しているらしい(こんなバカな話に作者の論評はもはや無意味)。で、おいら、バス停につくだいぶ前からベルを押し、人をかき分けて前扉へ向かい前へ前へと進んだけれど、バスがバス停に着いた時点でおいらはまだバスの中央部。バスは発車しようとしてる。仕方なく…
「中扉開けて!」と叫んで、中扉から降りた次第。
教訓:混んでるバスに短い距離乗らない。
で、帰りにもちょっとした事件が起こった。
暖房の効いたバスから降り、薄暗い道をてくてく歩いていた。1メートルくらい前には、同じくバスから降りてきた、中国人と思われる女性が先に歩いている。
そこに鳴ったはケータイ。かけてきたのは…この日記でもすっかりお馴染みバカ犬Taroの飼い主Kさん。まったく夜も遅くに何様だという抗議の意味も込めて(でも9割方冗談)、電話に出るなり、
"What do you want?"
と言ってみた。すると前を歩く女性が最低でも50センチ飛びあがった。…びっくりしちゃったのねん。そりゃ、暗い夜道で、突然後ろから"What do you want?"と叫ばれりゃフツーびびるわな。ごめん。
教訓:暗い夜道でケータイで突然叫ぶのはやめよう。
で、今朝。さらにおバカな事件発生。
おいらの隣りの席に座るうちのアホスーパーバイザー(このページが見つかったらおいらの命はないな)が席を外した。で、その隙に彼女の机の電話が鳴った。おいら、無視(どうせ私用電話だと思った)。数分後、また鳴る。無視。
で、彼女が戻ってきた。で、電話に着信履歴があることに気がつく。
彼女:「Snigelさん、私の電話が鳴ったら取ってください!」 おいら:「ほーい、すいませーん」(何の為の留守電やねん)
で、すぐにまた電話が鳴る。
彼女:「もしもしー」
で、彼女は何も言わずに電話を切ってしまう。
彼女:「間違い電話」
あ、そ。
数分後、またしつこく電話が鳴る。
彼女:「もしもし、あ…」 おいら:「どうしたの?」 彼女:「私、自分の電話あてに間違いファクスした」
そう。彼女は、どこかにファクスを送ろうとして、よりによって自分の机の電話番号あてに間違いファクスを送っていたのだ。で、会社のファクスは5回まで自動で再送を試みる。てなわけで、次の一言。
彼女:「Snigel、ファクスの自動送信の解除の仕方知らない?」 おいら:「もう4回来たから、あと1回来て終わりだよ」
次の瞬間、彼女の机の電話が鳴った。合掌。
で、これ以上のアホタレがおいらの同僚にはいる。
これは約8ヵ月くらい前の話。おいらがファクスを送ってたら、おいらの同僚(日本人)が通りかかった。で、おいらがファクスを送ってるのを見て…
同僚:「え、ファクスって表面を上にして送るんじゃないの?」
そう、彼女は入社して数ヶ月、表裏を逆にして真っ白なファクスを先方に送り続けていたのだ。
教訓:会社のファクスはボロだが、それ以上に使う側に問題があった。
…こんなことを書くから、「アイルランドでの就職は簡単」なんて思われるんだろうな。あのー、念のため申し上げますが、おいらたちのアホさ加減は、例外中の例外です。誤解なきよう。
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