なべて世はこともなし
日記アーカイブ(インデックス)へ|前日の日記はこちら|翌日の日記はこちら
|アイルランド真実紀行へ
| 2002年04月04日(木) |
証明:「アイルランド発展途上国」説 |
先月の日記で私は散々通勤の辛さについて語ってきました。で、「車さえあれば」という願望のもとにやってきたくされBank of Irelandのローンの話。そのローンの話も潰え、今私が企んでいるのは日本からの車の輸入。…とはいえいったいどこの業者に頼めばいいのかもよく分からない。仕方ないからアイルランドの業者にメールで問い合わせをしてみたところ、案の定なしのつぶて。…おまえら、商売っ気というものがないのか?(愚問)
で、ひでかすが日本から持ってきた、例のあなたの知らないアングラトーキョー雑誌「メトロポリス」。その中を見ると、あったあった東京の車の輸出業者さん。で、そこに問い合わせメールを書くと、数日後、そこの社長さんからとんでもない内容のメールが来た。
「今、ダブリンに車を持ってきてるから会おう」
それと同時に、私は日本のその筋(どの筋やねん)に車の手配を頼む。すると、年式は古いものの、走行距離も少ない上物の車を発見。うん、これはいける。
で、数日後、われわれ取材班はこの謎の車の輸出業者との接触にダブリン市内で成功した…って、ドキュメンタリーじゃないんだった。この業者さん、名前からして日本人ではなく、どこか中東かインドの人だと思っていたのだが、案の定といえば案の定その辺の国の出身の方。お世辞ではなく日本語も上手で、ノートパソコンには今回持ってきた車の写真がずらり。
で、いろいろ話をしていくと、どうやら送り賃が保険や手数料を含めて、150,000円。それから若干の関税が到着地(つまりはアイルランド)でかかる。その辺を計算に入れても確かに日本から車を輸入する方が安くつきそうだ。何よりも、日本の「その筋」の人物は信用できるので、アイルランドでポンコツを騙されて掴まされる可能性がないのがいい。
で、輸入業者の社長氏
社長:「どんな車を輸入するの?」 私:「なんでもカローラ�兇箸�いう車らしいんです…」 社長:「オートマ?」 私:「はい」 社長:「だめだよそんな車!」
へ?なんでだめなのよ?
社長:「あのね、何年かしたらその車、どうするつもり?」 私:「へ?まあ、売れれば売るだろうし…よく分かりませんが」 社長:「あのね、タクシーになるような車、カローラとかカムリとか、この辺だったら、2年くらい乗っても、持ってくる時にかかった費用と同じくらいの値段で売れるよ。でもねえ、こっちにないような車だと二束三文にもならないよ」
…言われてみると、日本から輸入されている車は、日産のマーチとかマツダのファミリアとか決まった車種ばかり。カローラやカムリは確かにタクシーとしてばんばん走っている。そう、こんな車がタクシーになるとんでもない国なのです。一度私はどてっ腹に「集英建設」と書かれた土建業社のお下がりのカローラのバンが堂々とタクシーとして走っているのを目撃したこともある(ホントだよ)。で、社長は続ける。
社長:「あとはねえ、三菱のパジェロとかいすゞのビッグホーンも人気があるから、この辺なら2年乗ってもかなり高い値段で売れるよ。あ、あとねえ、オートマ(チック)車はだめ。マニュアル車じゃないと、売れない。あと、ディーゼルの方が良い。」
…つまり、私が輸入しようとした車は、売れないわけね。確かに、数年後にかかった費用が戻ってくならそっちの方がいいに決まっている。
というわけで、この輸入業者の社長にあった翌日、私は日本の「その筋」の人物に連絡。その筋の人物に上のような事情を説明。すると、その筋の人物は…
「ああ、要するに、発展途上国の人がうちに買い付けに来るような車を捜せば良いわけね。はいはい。よくわかった」
絶句。…そうか、やはりアイルランドは発展途上国なのか。ただ、そんな車、日本にあるのか?今時、マニュアル車でディーゼルで…。確かディーゼル車は環境問題で肩身が狭くなる一方だし、日本で今時見かける車は見んなオートマだし…。うーむ。とりあえず、車探しは今も続いております。
日記才人の投票ボタンです
|