イトナミ_エイエン

2003年01月04日(土) 紫煙

煙草の煙が仕事場の蛍光灯に向かってまっすぐに上っていく、
そんな様子をずっと眺めている。
頭の中は空になり体から力が抜けていく。
(今、この部屋は無風状態なのかなぁ)
僕の仕事場は、もともとテレビのスタジオだったところを改装したものなので、気密性は抜群で、殆どの音を遮断しているお蔭で、回し放しになっているCDの音だけが、静かに響いている。
僕はこういう時間が大好きだ。
休日に一人で会社にやってくる事がやめられないのは、
仕事量の多さだけではなく、
誰でもない「僕」の存在を僕自身が感じられるからなのかもしれない。
とでも思わないとやりきれないかも知れない。


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