カメラを知人に預けました。 カメラを触ってみたいという後輩に気前良く使ってごらんと預けました。 僕も、良かったら使ってみます?とカメラを貸してもらって使ったのが、カメラに夢中になる事始でした。 多分、こうやって同じ事を他の人にする事は、カメラの神様への喜捨のようなものなんでしょう。
本当は、カメラから逃げ出したかったんです。 上手く撮れない。上手く撮れない。 どうしても、思った通りの結果が得られない。 だから、カメラを預けてしまって、カメラから逃げ出してしまおうと、 思った僕は逃げ出した訳です。
しばらくはカメラのない生活をして、 心の中の何かが乾いた時に、 もし乾いたら、 もう一度ファインダーを覗いてみようと。
写真を撮る事は自分と向き合うという面が非常に強くて、 最近の僕はどんどん自分に自信を失っているので、 ちょっと、億劫な気持ちでシャッターを切っているのです。
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