過ぎてしまった事を、いつまでも悩んでいる。僕はいつだって、そんな風だった。明日がどれだけ楽しくても、過去の過ちや行き違いを後悔する毎日。暗い森を歩き回り、出口はいつまでも見つからない。見つけようとしていなかったのかも知れない。暗い森の中。一歩戻って、後ろを振り向く。景色の中に空と草原が広がり、君がそこに立って笑っていた。「なんだ、こんな所にいたんだ?」