2001年12月22日(土)  クリスマス会

   昨日のお昼、友人と長電話をした。

 電話をしながらふと履いている靴下に目をやると、かかとのあたりの布地がかなり薄くなっており
 中の肌色が透けて見えていた。

 私は電話中そこらの紙に落書きをしたり、髪に指をからませたりと、何かしていないと落ち着かない
 たちなのだが。

 昨日もその薄くなった布地を指でつまみながら電話をしていたら、細くなった糸がプチプチッと
 切れてしまい、とうとう大きな穴が開いてしまった。
 そのままその穴をもじもじと触っていると穴はどんどん大きくなって、かかとが丸々お目見えする
 はめに。 なんかおもしろい (笑) おもしろいから左の足もやってみよ (笑)
 ってことで、両足靴下からかかと丸出し状態 (笑) おもろい!(笑)

 まあこさん全くもって子供である (- -;)




 
 電話を切ると同時に子供部屋から亮輔の声がした。

 「 もう時間やからクリスマス会に行って来るわ! 」


 その声で、私は靴下のかかとに開いた大きな穴のことなどすっかり忘れてしまったのだった・・・。




 昨日はマンションの集会室で1時から子供会主催のクリスマスパーティーが開かれることに
 なっていた。

 子供部屋には亮輔と亮輔のお友達、それに茜がいるはずだった。


 私 「 茜も一緒に行くん? 」
 
 亮輔「 えぇ? 茜さっきまでおったけど、どっか行っておれへんでぇ! 」

 私 「 あれ? 茜は○○ちゃんと一緒に行く約束でもしてたんかなぁ・・・ 」


 そして1時ちょうど亮輔とお友達、瑞穂の3人が家を出てクリスマス会へと向かった。




 
 私はリビングであれやこれやと用事をしながら、時折PCに向かってはカキコやレスを楽しんでいた。

 すると・・・ 遠〜くの方から何かやらか細い声がした


 「 お母さ〜ん・・・ 」

 ん?誰?うちの子の声じゃないよね・・・ 廊下で近所のオチビちゃんが言ってるのかなぁ?


 「 お母さ〜ん・・・ 」


 え? あわてて声のする方、子供部屋へと走ってみると




 
 茜!なんでそこにおんのん!

 なんでベッドの中で泣いてるのん!





 茜ちゃん、いつからそこで眠ってしまっていたのでしょう・・・
 ずっと前から楽しみにしていたクリスマス会にも行きそびれて・・・

 時計の針は2時半を指していた。 もう終わってるかも・・・


 「 茜。 とにかく行ってみよ。 なっ。 茜の分のプレゼントおいてくれてると思うし。 」

 泣きじゃくる茜を抱きしめて優しくなだめてみた。

 なんとか涙が止まった茜の手を引き、足早に集会室に向かう。


 扉を開けると子供会の役員をされているお母さん方と目が合った。

 「 茜ちゃんどうしたの?! 」

 「 かくかくしかじかで・・・ 」



 もう全てのプログラムは終わってしまっていたけれど。お菓子のつかみ取りがまだ残っている
 らしい。 プレゼントもあるとか。 良かった・・・

 茜を瑞穂の横に連れて行き座らせる。
 少し離れた所に座っている6年生の女の子が目に入った。
 こちらをちらちらと見ているのだが、なんだか目が笑っているように見えて仕方がない。
 最近引っ越して来た子なので面識もなければ名前すら分からない。

 なんやろ・・・ 何がおかしいんやろ・・・ 


 何が・・・・





 あ゛ーっーっーっ!!!  ( ̄□ ̄;)!! 





 すっかり忘れてた・・・ 靴下に開いた大きな穴・・・ そのまま来てもてる・・・
 きっとこれや・・・ これに決まってる・・・ 


 動揺したらあかん・・・ そや、顔色を変えたら負けや・・・( 勝ち負けの問題かい!

 はぅ・・・ 子供達の陰に隠れながらとりあえず靴下を脱ぐまあこさん。


 なんかいたたまれない。 役員のお母さん達にももう見られてもてたかも知れんし・・・。
 だいたい脱いだはええけど裸足ってのがこれまた不自然や (- -;)


 「 茜・・・ ちょっと家帰って来るけど。 もう大丈夫やね? お姉ちゃんいてるし。 」

 「 瑞穂! 茜みといたりや! 」


 そう言い残して私はそそくさと集会室を後にするのだった。





 家につくなり靴下をゴミ箱に捨て 「 もしかして・・・ 」 と鏡を覗き込む。
 

 やっぱり・・・・ 今日はどこも行かへんからと思って・・・ 髪もセットしてない・・・
 前髪が・・・ あっち向いて、こっち向いてしてる・・・ 顔も洗いっぱなしやし・・・

 はぅ・・・

 まあこさん落ち込む。 珍しく激しく落ち込む・・・。



 
 と、その数分後。 元気な茜の声がした。


 「 ただいま〜! ほら! プレゼント見て! こんなんもらってん! 」 むちゃくちゃ嬉しそう (⌒▽⌒)

 「へぇ! すごいやん!ぷーさんのハンガーにミニーちゃんのボールペン。
  うわぁ! これええやん! ミニーちゃんの鏡! 立てれるようになってるし、かわいい!」

 茜が喜ぶようにと思い、ちょっと大げさに言ってみた。 そしたら・・・


 「 この鏡かわいいやろ! お母さんにあげるわ!(^▽^)
   これ使ったら、お母さんもミニーちゃんみたいにかわいくなれるで! 」


 くれた・・・ (^-^;


 「 あ、ありがとう。 大事にするね (^-^) 」



 まあこさんどん底から這い上がる。 いやぁ、茜 ほんまありがとうね (^-^;


  
 

 ('-'*) いつも アリガト♪

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