| 2005年10月08日(土) |
久しぶりに激しく凹む |

毎日お昼前には次の日の予約確認表が各部署に配られる
「 明日の何時何分に○○ツアー△名様が到着予定 」
といった内容のもので、私達は前日にそれを見て
商品の仕入れる数を決めたり段取りを検討したりするのだが
生憎私は昨日仕事が休みだったので確認ができなかった
そういう場合は当日の朝に必ず確認をするのだが
人手が極端に足りないのと
見学 ( 顔見せ? ) に来た新しいバイトの子に仕事の説明を
してあげなければいけないという急な用事が入ってしまったため
いつになく朝からバタバタしてしまい
とうとう表を確認する余裕もなくお客様を迎える時間になってしまった
人手が足りないためもちろん目が回るように忙しく
チーフに 「 まあこさん早く宣伝行って! 」 とせかされるまま
奥の食堂に商品の宣伝に向かったのだが
「 お食事中大変失礼いたします! お耳の方だけしばらくお貸し頂けますでしょうか! 」
といつものように大声で挨拶を始めると、すぐ脇で談笑していたスーツ姿の男性3名が大声で
「 聞こえないから!! 」 と遮ってきた
意味が分からない。これだけの大声を出しているのだから聞こえないはずがないのだ
私が 「 えっ? 」 という顔をすると、今度はかなりきつい口調で
「 聞こえないから!! 聾唖者の団体でしょ! 」
えっ!?聾唖者って・・・
そんなん私聞いてなかったし・・・
かなりショックだった
でも 「 聞いてない 」 なんて言い訳になるはずがなく
私はただひたすら頭を下げ続けたのだが
その男性達 ( ツアーの添乗員さん? ) はかなりご立腹の様子
結局団体の中に通訳の方がいらして
「 通訳しますからどうぞ (^_^) 」 と優しく声をかけてくださったので
お言葉に甘えて宣伝をさせていただいた
そんなふうで宣伝を終えてから自分に腹が立つやら情けないやら・・・
チーフに報告すると 「 忘れてた! やってもた! 」 という言葉だったが
予定表にはそういうこともちゃんと書かれており
いくら忙しかったからとはいえ、それを確認できていなかった私ももちろん悪いわけで・・・
というかそれよりも何よりも一番情けなかったのは
手話ができなかったこと
私は高校1年から2年近くもの間、毎週1回手話を習いに行っており
読みとりは苦手だったが多少の身振り手振りや指文字も交えれば
会話は充分成立するほどにもなっていたわけで
その頃の力があれば今日の宣伝くらい簡単に手話でできたはず
なのに20年以上もたった今では・・・
あー悔しい腹が立つ
自分がすごく中途半端な人間のような気がしてたまらなかった
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