やっぴーの独り言

2002年06月27日(木)

先日(と言ってもかなり前)ちょろたんから不要になった本を大量に頂いた。
ちょろたんとは本の趣味が合うらしく過去に読んだ本が沢山あった。なつかしい。


私は本が大好きである。(マンガも好きである)
物心ついたときは本ばかり読んでいた。
幼稚園時代の愛読書は「イソップ大全集」「グリム大全集」(あわせると20巻以上あった。)何故か「科学と学習」から出ていた「体の秘密」「宇宙の秘密」。

小学生の頃は「大草原の小さな家」シリーズ。「ムーミン」シリーズ。
それと忘れてはいけないのが赤毛のアンの手作り絵本シリーズである。

赤毛のアンの手作り絵本は料理や手芸が綺麗な写真付きで出ている本なのだが
図書館では何故か「貸し出し禁止」に指定されており私は学校が終わるとすぐ図書館へ行きレシピ等を「MY落書き帳」にしこしこ写していた。
今から20年以上前に2000円だったから小学校3,4年生の私には買うということは全く考えられなかった。

家に帰りひらひらのエプロンと花柄のワンピに着替えパッチワークをしたりジャムやピクルスを作るのがすんごく楽しかった・・・・こってこっての和風の家の中でカナリヤバイ「ロマ少女」になっていた。

話はそれたが中学校一年で村上龍とパンクに出会い私はどんどんキタナ系に変っていった。うちの親はよく「小学校の頃は・・・」遠い目をして嘆いていた。
しかし本質は変っていなかった。密かに「暮らしの手帖」を愛読し始めたのはこのころである。
「赤毛のアン」や「大草原の小さな家」の暮らしよりはるかに現実味を帯びており読み応えがあった。
あと本多勝一の「ニューギニア高地人」も大好きだった。この本で初めてコテカの存在を知った。

高校になって平日はバイト週末はコンパ、パーチー。と一見どうしようもない生活を送っていたが学校や家で本だけは読み漁っていた。
この頃になると活字だったら何でもよかった。
貧乏だった私は古本屋でいらない本をもらってきたり、古本屋の息子をたぶらかして家から本を持ってこさたりして本を調達していた。姉の大学の教材も読み漁った。

短大時代は講義にもほとんど出ずにアパートで本を読んでいた。夜は遊ぶため昼しか本を読む時間が無かった。
一度友人に「暮らしの手帖」を見つけられて以来「暮らしの手帖」は何故か台所の流しの下に糠床と一緒に隠した。

結婚する時旦那に本は持ってくるなといわれお気に入りの本以外は実家に全部置いてきた。
ある日実家へ帰るとその本は全部現金に換わっていた・・・・。


その本の一部がいまちょろたんによって再び私の手元に戻った。

ちょろたんありがとうこの本は捨てずにとっておきます。
又ちょろたんも読みたくなったら返送するので言ってね。





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