う た う ひ と 

2001年05月23日(水) 妹よ

なんどもなんども魂が
叫べと命じた
なんどもなんどもこころが
如何して、と応酬した

魂とこころ 頭とからだ
せめぎあう己を抱いて
懊悩の日々を生きるひとよ

もれ聞こえる涙声を
見えないこころの内を
無力なる自分を
感じながら一緒に歩くよ

背中の重たいランドセルを
手で支えるように
ひとり走れる日まで
自転車の荷台に手を添えるように

わたしにできることは
そんなことしかないけれど
妹よ
あなたがとてもとても大切だと
いつか思い出してくれたら


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あかり [MAIL]

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