つらつら日記♪
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2003年07月10日(木) 公園で絵を描く人達。


少し涼しい昼下がり。


公園で絵を描いている人達がいた。


近所の絵画サークルかなにか。
10名あまりのお年寄りが
それぞれ気に入った場所に座り
気に入った風景を描いていた。


目の前には緑の木々。


懐かしさを感じる黄色い水入れは
筆を差し入れると波紋が広がる。


白いパレットには数種類の緑。


そこに筆から水滴を落とし
丁度良い色合いにしていく。

鉛筆で下書きされた紙の上に
薄く少しずつ塗り重ねていく。


深みのある色にするためには
何種類もの色を重ねなければ。


緑だけでなく赤や黄色や青や紫。
少しずつ混ぜて強い色にしていく。
黒だって陰影を出す大事な色だ。

きっといい絵になるだろう。
誰がいちばん上手とかではなく
きっといい絵になるだろう。

絵の完成を見届ける時間はなく残念だった。
もう水入れも絵の具も持ってないけれど
あたしもあんなふうに描いてみたいと思った。



「あたしも、写生したいな。」



友達に言ったらひかれた。

誤解されたような気が、する。




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