「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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| 2001年04月09日(月) |
例え似合わなくとも。 |
ミーの最近のお気に入りは、 おばあちゃんに作ってもらったポシェット。 昔の浴衣の子供帯で作った、 それはそれは、がっちりした、紅白の縞模様に銀糸の刺繍という、 もし売ってたら、絶対買わない色使いのものである。
ただ、このポシェットを作った、私の母は、 縫製のプロでして、 柄がとほほなわりには、大変機能的にできている。 外ポケットに内ポケット、エンピツ刺しに 肩ヒモ調節機能までちゃんとついている。 70過ぎたおばあちゃんが、モノの30分でこれをひょひょいと作って 「ハイ、ミーちゃん、できたよ。」 とくれたのだから、ミー、大感激である。
もらったのは、ずいぶん前だ。
もらった頃は、時々しかしていなかったこのポシェット、 今になって、大活躍。
理由がある。
ミー、字が読めるようになって、 俄然、「字を書く」事にも燃え出したのだ。
自分の書いたぐにゃぐにゃの字が、読んでもらえる。 すごいねぇーとか言ってもらえる。 意味のある言葉をつなげて書いたりすることも 一足飛びに覚えた感じだ。 そうなると、いつでもどこでも書かなくちゃ!と鼻息荒い。
そこで、ポシェットに、エンピツと、メモ帳と、消しゴムを入れる。 まだ入る! ついでに折紙と、ティッシュと、ハム太郎の指人形。 よし!
どこかに行くときも、うちの中で遊んでるときも、 とにかく肩からナナメにかけている。 そして、思いついては、お手紙を書いている。
とっても喜んでいる。 とっても、楽しそうである。
だから、 どんなに、そのポシェットが 着ている服に似合わない代物でも、 内心、えー!それ持って、お出かけすんのぉ? と思ってはいても、
がまん、がまん。
うう。せめて、もすこしマシな布なかったんかい、ママン。
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