「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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春の親子遠足は遊園地と決まっているミーの保育園。 今年は「長島スパーランド」だ。 バス12台に分乗して2時間走る。 車中で、先生のクイズや保護者の自己紹介をしてる間に着いてしまった。
2時まで自由行動だ。
母も、ミーも、マルまで、ちゃんとフリーパスなので、 園内の乗り物、乗り放題だ。
とはいっても、年齢制限に身長制限でなかなか乗れるものがない。 メリーゴーランドはOK。 さっそく走ってゆくミーとマル。
ミーはちゃんと列の後ろにお行儀よくついたが、 マルは列のすきまをぬって、ずんずん前に行ってしまう。
「マル!待って、ここに並んで!」
ちょうど、定員になって、 マルの目の前でおねーさんが無表情にゲートをガチャンと閉めた。
ゲートの柵をつかんで、うなだれ、ガクッとひざをつき、 「うお〜〜ん!」と泣き出す。
「マル、順番待ってたら、乗れるからね、待ってようね。」 「うひん、うひん、おんまさんのるー!」
回りだすメリーゴーランドを、ミーと一緒に柵にかじりついて見ているうちに 涙も止まって、お友達に手を振ったりしている。
木馬が止まって、出口ゲートが開いて、お客さん達が出て行く。
さ、乗ろう。
あれ?ミーはいるのに、マルは?
あ!、またささっと一番前まで行ってる!
「マル!こっちおいで!」 聞こえてないのか、聞こえない振りをしているのか、 ゲートの一番前でわくわくしながら待っている。 だってさっき、目の前でガチャンて閉じたんだもん、 今度は絶対乗るんだもん!って、気が満ち溢れている。
ゲートが開く。 マル、堂々と一番乗りをしようとするが、 またもやおねーさんに止められた。 だから、いくらフリーパスでも、ひとりじゃ乗れないんだよ。
おねーさんににらみをきかせているマルの手をひいて、 やっと、お馬さんに乗った。
おねーちゃんの遠足なのに、 やっぱりマルに振り回されて、たいへんだったー。
でも、ミー、楽しかったって。 よかった。
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