「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2001年05月14日(月) オリジナル・アンパンマン

電気を消して、布団にもぐりこむ。

「おかーちゃん、ご本読んでー!」
「じゃあ、今日はお話をしてあげようか。」
「なんのおはなし?」
「何のお話がいい?」
「んー、アンパンマン!」

マルのリクエストで、アンパンマンのお話の始まり、始まり。



       -----*-----



ある日、アンパンマンがいつものようにパトロールをしていると、
「えーん、えーん!」と泣き声が聞こえます。
アンパンマンが行ってみると、
泣いていたのはミーちゃんでした。

「どうしたの?」
「おなかがすいたの。」
「なんだ、じゃあボクの顔を食べるといいよ。」

アンパンマンは自分の顔をすこしちぎってくれました。
「おいしい。」
「よかった。」
「アンパンマン、私の妹のマルもおなかがすいてるの。」
「じゃあ、マルちゃんのところに行こう!」

アンパンマンとミーちゃんが、マルちゃんのところに行ってみると、
とってもおなかのすいたマルちゃんが、えんえん泣いていました。

「サ、これを食べてごらん?」
アンパンマンは、また顔をちぎってくれました。

「おいしい!」
まるちゃん、大喜びです。
「アンパンマン!もっとちょうだい!」
「じゃあ、一緒にパン工場に・・・・あぅ!」

マルちゃんは、アンパンマンのかおをつかんで
はむはむ食べ始めました。

「マルちゃん!やめてくださぁい!ちからがでない〜。」



しばらくして、おなかいっぱいになった、マルちゃんが、
アンパンマンがいないのに気がつきました。

「あれ?アンパンマーン!」


「ここだよぉぅ。」


マルちゃんのおなかの中から、アンパンマンの声が聞こえましたとさ。おしまい。



       -----*-----




「サ、寝なさい。」


「寝らんないよオ!」



すまん、すまん。


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