「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2001年05月29日(火) 出て行かないなら。 


スイミングの帰り道、車の中でケンカをし始めたモックンとミー。
運転に集中できない。

いや、それだけではなくて、
今日は母がちょっとダークサイドの人だったからいけなかった。
キレてしまった。


「うるサァイッ!」
「だって!モックンが!」
「違うやんか!ミーが!」

ぷちーん!

「・・・・・・・降りてくれ。」
「え?」
「車。今ここで降りてくれ。」

ぴたっと、お互いをののしる声が止まる。

「いやぁやぁ!」

「おかーちゃんもいやや。
仲良くでけへんのやったら、離れて暮らした方がいい。
おかーちゃんは、ケンカする兄妹を見たくはない。
ケンカして仲良くでけへん兄妹が家にいるのはいやや。
だから、今ここで車を降りて、
うちには帰ってこんといてくれ。」

「いーやぁやあぁあっ!」
兄と妹、絶叫。

無言の母、そのままクリーニングを出しに店の前に車を停める。
「ホラ、出て。」

「いやっ!」
「家に帰るの?」
「帰るー!」

クリーニングを出して、車に戻って、無言のまま、うちに向かう。
うちに着いて車を停めるが、母は気持ちが切り替えられない。
子供たちを降ろしてやる手伝いもせずに、うちの中に入る。

母が無表情で、何も言わない。
いつものように、「ごめんなさいして、仲直りしなさい!」とか
「ミーが悪い!」とか、「モックン、意地悪なこというな!」とか、言わない。

ただ、黙っている。
でも、怒っている。

兄妹は、自分達で手を貸しあって車を降りた。

お友達が遊びに来る。
お友達のママも遊びに来る。

それでもおかーちゃんの機嫌は治らない。

どうしよう。
モックンは、ゲームをしてるお友達の横で、宿題をし始めた。
ミーは、おもちゃを片づけ始めた。
マルは、知らん顔で遊んでる。

「どうしたん?」
お友達ママが、おかーちゃんに尋ねる。
「私、この子達に、ケンカするんなら、家を出て行け!って言ったのよ。
でも、出てかないの。
だから、私が出て行くことにしようと思って。」
低い声で腹の底から言い放つおかーちゃん。

凍りつく、モックンと、ミー。

そのとき、マルがイスから滑り落ちた。
「ぎゃーん!おがーちゃーん!だっこ!だっこ!だっこー!」

ちきしょ。
本気で家出しかけたのに、
挫折しちまったぜ。
ちぃっ。


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