「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
DiaryINDEX|past|will
学校でミナちゃんが 「アメリカに戦争の飛行機が突っ込んだんやでー!」 と大興奮だったらしい。
モックンは、 「違うよ。戦闘機じゃないよ。リョカッキだよ。」 と言ったそうなんだが、 ミナちゃんは、戦争の飛行機だと言って譲らない。
モックン、考えた。 もしかしたら、そうなのかもしれない。 普通の飛行機は、ビルに突っ込んだりしない。 朝、テレビで見た、ビルに突っ込んだ飛行機は、わざとビルに激突したんだ。 どうしてあんな事したんだろう。
「センセー!どうしてアメリカは、やられちゃったのー!」
今日はあいにく終日授業参観デーなので、先生それどころではなかった。 モックン、返事のもらえないまま帰ってきた。
「おかーちゃん、戦争って、何?」
「ケンカ。」 「ケンカ?」 「うん。」(むつかしいな。) ゆっくり考えながら、話す。
「それぞれに、大事にしてるものがあって、 それが、お互いに気に入らなくて、 言い合いになって、 手が出て、殴り合って、 棒で殴られたら、ピストルで撃ちかえして ピストルで撃たれたら、爆弾仕掛けて、 爆破されたら、ミサイル打ち込んでって、 やめとけ!って誰かが言っても止まらなくなって、 お互いの大事なものを殺しあうケンカ。」
「ふうん。あれは、戦争の飛行機?」
「あの飛行機は、モックンが大阪のおばあちゃんちに帰る時に乗る 近鉄電車と一緒。 戦争のことなんか何にも考えてない人が、誰かに会いに行くために乗る飛行機。」
「じゃあ、何で、ビルに衝突したん?」
「んー。ものすごく、アメリカと言う国を嫌いな人がいて、 そのアメリカの大事な部分を、壊してやろうと思ったのね。 で、その人が、アメリカに住んでるっていうだけで、 飛行機に乗ってた人達も、あのビルで働いてた人達も、 殺して、壊してやろうと思ったんだと思う。」
「おかーちゃん。じゃあ、あれは、戦争なん?」
「戦争にならないでほしいと思ってる。 でも、あのケンカの売り方は、ひどすぎる。 戦争になるくらい、ひどすぎると、思う。 ケンカ売られたアメリカは、強い国だから、 そのままにしておかないと思うんだ。 必ず、やり返すと思うんだ。 だけど、やり返して、その先どうなるのか これからよく考えなくちゃいけないんだ。」
「ふうん。戦争になったらいややなー。 ・……あ、ねぇ、テレビ替えてもいい?」
遠い国だけど、遠くないんだよ。 戦争は、止めなきゃだめだ。 キミが、戦場に行くようなことには、してはいけない。 今、止めないとダメだ。
テロは許せない。 でも、国の暴走も許しちゃダメだ。 なにができるんだ。 なにができるんだ。 そのために、なにができるんだ!
子供を戦場になんか絶対行かせない。
|