「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2001年09月24日(月) 「でてけー!」

今日も今日とて、じつーにくだらんことで兄妹ケンカである。
回転イスを回す、回さないでぎゃあぎゃあ。

ぐるぐるぐるぐるぐる!
「まーわーすーなー!」
ぐるぐるぐるぐるぐる!
「いいやんかー!」
ぐるぐるぐるぐるぐる!

雷を落す前に、モックンがイスから落ちた。
しかも、横座りしている私の足の甲をひねる形で。ぐぢゃ!っと。

「ぎゃっ!」と叫んで、倒れたおかーちゃんのそばに、
フリーズする兄と妹。
し、ししししししまった〜〜〜。
怒られる〜〜〜。


ところが、
涙目で、足をさすりながら起きてきたおかーちゃん、怒らなかった。

静かに、
「あんた達、出てって。」



い。
「いやや〜〜〜っ!」
反応の早い、ミー。
「いやや!」
出遅れるモックン。

「あのな。おかーちゃん、怒りつかれた。
毎日毎日、おんなじことゆってるやんか。
ケンかすんな、する前に相手が何したいのか考えろ、
兄ーちゃんにえらそうにするな、妹をかわいがったれ。
毎日毎日毎日!
疲れた。

ケンカするための兄妹やったら、おれへん方がええ。

出てって。」

「いーややぁっ!」

「そう。じゃ、どーしたら出てかなくても済むか考えて、おかーちゃんに言うて。」


二人ともイスに、反対向きに正座で座って、背もたれにしがみつき、
目から上だけ出して私から隠れたつもりである。

「どーすんの。」
「いやや。」
「いややじゃなくて。」
「いやや。」
「…………。」
「いやや!」

「出てってー!」
「いややー!」
「じゃあ、おかーちゃんが出てくー!」
「いややー!」
「牛乳ないから買いに行く!帰ってくるまでに出てってなッ!じゃッ!」
バタン!ガチャ!

モックンとミー、目が点。
ほほ、ほんとにおかーちゃん、出て行っちゃったー。


ぷんぷん怒りながら、車に乗る。
スーパーにつく。
牛乳を買う。
「おがーちゃん!ポチェモン・アイス!買うてく!」
マルがアイスを指差す。
「帰ったらにーにとねーねといっしょに、ぱべる(食べる)!」

・・…。
気ぃ、使いやがって。

アイスをカゴに入れる。
買い物最短記録でうちに帰る。


物も言わずに玄関を開けると、
「ほらー!アイス買うてきたよ〜〜〜!」と、マルが飛び込む。

出て行ったときと同じポーズでイスの背から、目から上だけ出してる兄妹。

買ってきたものを片づけてから、向き直る。
「で、何で出てってないの。どうなったの?」

ミーが口を開いた。
「・・・もうけんかしません。なかよくします。ごめんなさい。」

ほー!
まるで、棒読みだが、ポイントをすべて押さえた模範解答。
反省、約束、謝罪。
「自分で考えたの?それ?」
「うん。」
へー。感心しちゃうよ。おかーちゃん。

「もっかいゆって。」
「もうけんかしません、なかよくします、ごめんなさい。」
「ハイ。じゃ、おかーちゃん、ミーの言ったこと信じます。お約束守ってください。」
「うん!」

放免されたミーを、マルが日当たりのいい場所で待っている。
「ネーネ!」
「マル!レゴでおうち作ったげる!」
「うん!」


さて、モックン。
「で?」
「いやや。」
まだゆーかこいつ。
「いややじゃなくて。出て行くか、出て行かないか。
出て行きたくないならどうしたらいいのかをきいてんの!」
「いややー。」
えーい!このヘタレ小僧めー!
自分の頭で考えろー!
肝心なときに思考停止なんかさせてんじゃなーいっ!
キーっ!

ちぃッ!手間のかかるやつ!
「出てけ。」
「いやや。」
「いややったら、どうしたらいいねん。」
「・・・・・・・・。」
「ミーは反省して、お約束して、ちゃんと謝ったよ。」
「ごめんなさいー。」
「謝るだけでええの?」
「もうけんかしません。」
「ほ〜んま〜かー!」
「ほんまに、せーへん。なかよくするー。」

このクソがきゃ。
やっとこ放免。


しばらくして、ミーが何かをかわいいカードに書き始めた。
それを得意げに私に見せて言った。
「コレ、貼っとくわ。」


「けんか お しない  みー」
と、書いてあった。
くぅ。






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