「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2001年10月07日(日) ベイブレードはいつも売り切れ。

夕飯を食べて帰ろうと、駐車場に向かって歩いていたら、
突然、モックンが泣き出した。

え?え?どうしたの?なに?

「ボク、デゴイチ欲しかった〜。」

は?
デゴイチ?
D-51?
なにをいうてますのん?

「光るデゴイチがあったのにぃ〜。」

泣き虫グズグズのまま車に乗せて帰ったら、気分悪いなぁ。
ベンチに座って話を聞く。

「デゴイチって、プラレールのデゴイチ?」
「・・・・うん。」
「今日は、ベイブレードがあったら、買おうねって言って、お小遣い持ってきたんじゃないの?」
「・・・・そう。」
「ベイブレードがなかったから、デゴイチ?」
「デゴイチ、光るの欲しかった。」
「モックン、プラレール、今どこにしまってあるか知ってる?」
「・・・・・・・。」
「おかあちゃんも、思い出されへん。長いこと遊んでないもんなぁ。」
「・・・・・・・。」
「ずうっと遊んでなくって、どこにあるかわかれへんプラレールのデゴイチ買うのは
やめといたほうがいいのと違うかなぁ。」
「・・・・・・・・。」
「ベイブレードはさ、すぐ売り切れちゃうから、見つけたときに買いたいでしょ。」
「うん。」
「そのために貯めてたおこづかいやろ。」
「・・・・・うん。」
「今デゴイチ買っちゃったら、今度ベイブレード見つけたときに、
お小遣いなくって買えへんけど、いいの?」
「イヤ。」
「モックンのお小遣いやから、モックンが欲しいもの買えばいいけど、
どうする?
今なら、まだお店に戻れるよ。買うの?デゴイチ?」

モックンは、うつむいて、「うひ〜〜〜〜ん!」と振り絞るようにひと泣きして、
「やめとく。」
と言って顔を上げた。
への字口だったけど、涙は止まっていた。

頭をナデナデしながら、車に向かう。

車の中で、モックン、
友達がベイブレードは朝イチに行ったら買えるって言ってたのを思い出して、
「おかあちゃん!明日、朝イチにおもちゃ屋、行こう!なっ?」

明日は祝日だから、入荷ないと思うけどなぁ。
行って見て納得するんなら連れてってもいいか。
欲しいもののために、今日我慢したし、連れてくくらいなら。
「おっけー。」




翌朝、彼は6時に起きてきました。


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