「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2005年11月23日(水) すごいハイキング

大杉谷 て ご存知だろうか。

大杉谷渓谷だの大台ケ原の三重側だのいうとなんとなーくイメージわくだろうか。
ひとことで言ってしまうと どえらい山 なわけです。

そこにハイキングに行きませんか?とミーがお誘いを受けて
母子4人で参加することに。
だいたい12キロ、て書いてあるけど、
帰りは川くだりだから半分の6キロかな?
という説明でしたが。

ダム湖一周12キロ以上の旅でした。
すげえ強行軍!!

往路はダム湖の南側に作られた舗装道路を歩いて発電所まで。

復路がすごかった。
ダム湖北側の山の斜面に村道として切り開かれた、
がけの上の猟師道のような幅わずか70センチほどの道。
そこを延々歩いてダム湖北上。

マルがへばってきます。
マルだけでなく村民以外みんながヘばり気味になってきます。

大杉谷はV字渓谷として日本に名だたる景観を誇っています。
そのV字の谷を見下ろしながら幅の狭い山道を伝い歩く6歳児。
ガンバレ!ガンバレ!
後戻りはできないんだよここ。落ちたらダム湖にドボンなんだよここ。

ホントによくがんばったなぁ。
マル、「足が痛いよぉ。まだつかないのぉ?」を繰り返しながら
船着場まで歩ききりました。

ダム湖の船着場からダム湖をぐるりと遊覧。
さっきまでうねうねとあんな切り立ったガケのうえを歩いていたのか。この子ったら。
ほ、ホントによくがんばりました。えらかったねぇ。


大杉谷は去年のひどい台風であちこちが崩落して
まだ谷が巨石で埋まっていたりする。
ダムに注ぐ美しい川に谷から雪崩のように家ほどもある巨石群が
道をえぐり、アスファルトを跳ね上げ、ガードレールをなぎ倒してなだれ落ちている谷あいが次々と現れる。
痛々しい山の姿に子どもたちはなにを感じただろう。


穏やかな山を楽しむハイキングではなくて
はからずも自然の恐ろしさを実感するハイキングになった。
・・・もみじを楽しもう、てことだったけど。


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