Just A Little Day
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2006年02月22日(水) 心のケア

あたしがヘルパーを辞める時。
それは

「人を人として見られなくなった時」

だと思っています。

あたしは契約社員で、訪問時間数のノルマがあって、
介護保険の上で訪問をしている。
当然利用者数が減ればステーションの利益が減る。
だから利益を下げない為に、自分たちが食いっぱぐれないように
利用者は減らしてはいけない。
それはわかっています。
ボランティアではないし、偽善事業でもない。

でもあたしは、「利用者」である前に、「人」だと思っています。
こちらにとっては「利用者」であっても、一人の「人」。
こちらにとっては沢山いる利用者の中の一人かもしれない。
こちらにとってはノルマ百数時間の中の1時間。
でもその「人」にとっては、人生の中の大切な1時間。
あたしはその1時間を、同じように大事に思いたい。


人を人と思えなくなったら、人に関わっていられない。
あたしが相手にしているのは「物」ではなく、「人」だから。


綺麗事なのかもしれませんが。
言いたいことは沢山ありすぎて、うまくまとまらなけれど。

___

今朝一番に訪問した先で、
「疲れた顔してるわね。」
って、開口一番に云われた。
疲れを顔に出さないようにと思っていても、人生の大先輩には見抜かれてしまいます。
「そんなに気を張らないで。うちに来た時は実家に帰ってきたと思って、気張らずにやってね。」
その言葉に、どんなに救われたでしょう。

そんな言葉に支えられて、あたしは辞めずにいます。


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