Just A Little Day
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友達のお父さんが亡くなりました。 62歳。癌だったそうです。 癌が発覚したのが去年の今頃。 入院したのは最初の3ヶ月くらいで、あとは自宅療養だったので 大好きな煙草もお酒もたくさん飲んでいたそうです。 年を越せないかも・・・ そう云われたけど、年明けには家族旅行にも行ったって。
「急に逝くんだもん。びっくりしたよ」
と、息子である彼は笑いながら云っていました。 笑っていなかったら、きっと泣いちゃうからだと思った。 きっとね、お父さんは幸せだったと思うよ。
午前中ぐずついていた空が、お通夜の頃には快晴。 写真の中のお父さんは素敵な笑顔でした。
最近、「最期」について考えます。 うちのおかんはよく云います。
「延命なんてしないで。食べられなくなったら、もういい。 点滴すれば生きられるとしても、したくない。 病院でたくさん管をつけられて生きながらえるなら、 私は家で好きなことをして早く死にたい。」
好きなことをして、好きなものを食べて、 お酒を飲んで煙草も吸って、それで早死にするならいいじゃん。
『大好きな人たちに囲まれて、家で暮らせたら、それが幸せじゃない?』
それがあたしが在宅介護に携わる理由です。
その人がその人らしく生きられたら、それが幸せじゃない?
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