Just A Little Day
目録過去未来


2006年05月29日(月) ALIVE

友達のお父さんが亡くなりました。
62歳。癌だったそうです。
癌が発覚したのが去年の今頃。
入院したのは最初の3ヶ月くらいで、あとは自宅療養だったので
大好きな煙草もお酒もたくさん飲んでいたそうです。
年を越せないかも・・・
そう云われたけど、年明けには家族旅行にも行ったって。

「急に逝くんだもん。びっくりしたよ」

と、息子である彼は笑いながら云っていました。
笑っていなかったら、きっと泣いちゃうからだと思った。
きっとね、お父さんは幸せだったと思うよ。

午前中ぐずついていた空が、お通夜の頃には快晴。
写真の中のお父さんは素敵な笑顔でした。


最近、「最期」について考えます。
うちのおかんはよく云います。

「延命なんてしないで。食べられなくなったら、もういい。
 点滴すれば生きられるとしても、したくない。
 病院でたくさん管をつけられて生きながらえるなら、
 私は家で好きなことをして早く死にたい。」

好きなことをして、好きなものを食べて、
お酒を飲んで煙草も吸って、それで早死にするならいいじゃん。

『大好きな人たちに囲まれて、家で暮らせたら、それが幸せじゃない?』

それがあたしが在宅介護に携わる理由です。

その人がその人らしく生きられたら、それが幸せじゃない?


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