Just A Little Day
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隣の部屋で無邪気に眠る人。 台所で昼間からワインを飲むあたし。 同じ屋根の下に居ても、別々の想いの下に居る。 酔いの回った頭で考える。
「…あたし、どうして此処に居るんだろう。」
外は快晴。 なのに此処はこんなにも暗い。
何度繰り返しただろう。 幾つの夜を過ごしただろう。
「行き止まり」
呟いて自嘲する。
言葉が幾ら足りても…。
此処から出て行く理由などない。 でも、此処から出て行く理由など、幾らでもある。
足枷??不自由??
ううん、こんなにも大切にされている。
でも、「大切」って何だろう。
あたしの存在価値って何だろう。
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