Just A Little Day
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| 2006年12月04日(月) |
映画『最愛の妻ミリーへ(2005年・米)』 |
泣いた。 ティッシュの山が出来た。 涙が止まらなかった。
パーキンソン病になってしまった妻と、献身的に支える夫の話。 介護に携わって5年弱。沢山のパーキンソン病の人と出会った。 治療法のない難病。 症状も様々。進行が速く、寝たきりになってしまった人。 薬で症状を抑え、ほぼ自立して生活している人。 薬が効いていても、いつ薬効が切れるか解らないから外出も出来ないと話してくれた人。
例えば、あたしがパーキンソン病になったら。 あなたはあたしを最期までみられますか? 例えば、あなたがパーキンソン病になったら。 あたしはあなたを最期までみられるかしら?
「生きる」ということ。 「死ぬ」ということ。 あまり見ないように、考えないように生きているけれど、人はいつか必ず死ぬんだと思い出しました。
よく、母は云います。 「もしも私が倒れて、管を繋がなくては生きられないと云われたら、 私は家で死にたい。延命は要らない。 病院で何年も“生かされる”なら、家で好きな物を食べて好きな事をして1週間で死ぬほうがいい。」
可能性に賭けて治療するのも、その人の意思。 可能性を捨て、好きなように生きるのもその人の意思。
あたしも延命はして欲しくない。 好きな人に囲まれて、美味しいものを食べて、笑って最期を迎えたい。
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