Just A Little Day
目録過去未来


2007年04月11日(水) インダストリアル

あなたの言葉はただ音声としてのみ耳に入る。
あたしの口から発せられるのも、ただの音。
そこに意味はない。
質問したそばから忘れていく。右から左へスルー。
響かない。
あたしは再び膜の中。
世間話は、沈黙を紛らわす為の音声。

ステレオから、GRAPEVINEの「インダストリアル」

取繕うんだ 無駄に話を繋げて
でもさ 本当はきみに興味などない
きみもそうだろ


見透かされた気がした。
あたしの日常。あたしの心。

ママからメールが来た。
彼とうまくいっていない時、ほぼ確実に来る連絡。
息子の災難を察する力があるのでしょう。
ママの目に、あたしはイイコに映っているのかと思うと
ちょっと馬鹿馬鹿しい気がしてくる。
自分の演技力に、唾を吐く。
体裁を気にして、あたしはイイコなメールを返す。

彼がいつ帰ってくるのか、最近では知りたいとも思わない。

無関心は、最大の暴力。
一人でいるより、二人の方が淋しい。
話題などない。
興味などない。
それでも

完成を待ってるんだ
ストーリーのないこの行為の向こう
安全な明日を乱す事は許されないね
ルールなんだ


だから息を殺して、寝たふりをする。


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