眠れぬ夜は、余計な事ばかり考える。目を閉じても目を開けても暗闇。ここにいる事を望んだのは、自分自身。鳴り止まぬ声。ここにない指先。何が正しくて、何が間違いなのか。考えて答えの出る問題じゃないのに。頭で判って、心で判らなくなって。それでも朝は来る。