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手間賃 - 2010年11月21日(日)

一軒のお店を完成させるには多くの業者さんが携わることになる。

設計監理として各業者さんからの見積りをチェックしていくのだが、材工共で算出するところと、それぞれ別々のところと各社様々である。そういう中で材工共で算出している工事に関しての疑問が前々からあり、細かく分析をしてみた。

工賃が材工共で平米辺り2000円であるが、それに必要な材料費は300円程度。つまり手間賃は平米辺り1700円ということになる。実際に工事をしているところを見ているとものの数分で10平米以上を終えている。10分程度で20平米以上であった。

ということは10分で34000円の手間賃を稼いでいる計算になる。勿論、この金額がそのまま職人さんに支払われる訳ではないし、実際には日当として15000円とか20000円が支払われているのだろう。

例えば100平米分の作業をすれば材料費を除けば17万円の利益となる。まあ、この中から材料の運送経費や職人さんの人工、会社経費等を差っ引いたものが実際の利益となるのだが、もう少し平米単価を下げることが出来るのではなかろうかと思っている。

元請けである内装業者さんの社長には何度となくこの手のことをぶつけているのだが、中々思うように金額が下がらない。工事費を圧縮するにはこういうところから少しずつ吟味し、10円でも20円でも単価を下げる努力をしていかないと無理である。

どの案件もギリギリのご予算の中で依頼されている。

元請け業者さんも下請けさんから出て来た金額に自社のマージンを乗っけただけの見積りではなく、それをしっかりと掘り下げて吟味した上で提出して欲しいと思っているが、現実的には中々そうはなっていないというのが実情である。

設計監理なんかも要は手間賃という扱いになると思うのだが、図面を描くだけではなく、図面化する前のラフスケッチや、その前にイメージを考える時間、更にはクライアントと何にも渡る打合せをしたり、現場チェックに行ったりということを数ヶ月間に及びこなしていくことになる。

そう考えると決して高いものではないと思うし、設計だけでやっていくというのは本当に大変だということである。そして、数をこなそうとすると中身が薄くなるし、密度の濃いものをやろうとすると数をこなせないという矛盾にぶつかることに・・・。


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