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殻つきムール貝を / 2002年11月17日(日)
 

 殻のまま食べるのはいくら王蛇さまでも危険です(笑)。でも、ワイルドで素敵です(ああ、うっとり)。
 もしかすると、浅倉君は北岡事務所を美味しい餌のある場所として密かにチェックしてるのかも♪
 入ってくるなり、お前より先にトラを倒すと宣言。あんなにイライラする相手は久しぶりと楽しそう。そして、ゴローちゃんの手料理海鮮スパゲッテーをバリバリ食べる。その足でOREジャーナルに出向き、真司君を拉致。トラは「俺の獲物だ、お前にはやらない」発言。
 後半はやっと出たインペラーとか、北岡君倒れて病院とかありました(おい)。

 その後、惰眠を貪っていたら電話。
 K市に住んでる従兄からだったのですが、なんとなく言葉尻が面映く「今日は暇か?」と聞いてきます。一応予定のあった私は素直に予定があると答え、「お母さん(従兄の母)は元気ですか?」と社交辞令を切り出した。が、一瞬言葉に詰った従兄が「15日に死んだんだ」……。
 それで今日は通夜だと言う。私より二周り近く違う従兄の母は高齢なのだけど、なんとなくいつまでも死なないような気がしていた。ビックリしたけど、今更忙しいと言ってしまった言葉を引っ込められず、いずれ連絡するということで電話を切る。
 でも、後で考えると、行けば良かったかなぁとも思う。ちょっと後悔。
 東京に住んでから何年も経つのに、一度しか顔を出していない私に、毎年思い出した頃に電話をくれて、自分の孫達がいい学校に入ったとか自慢げに言う人だった。悪い人では無いのはわかっていたけど、苦手だった。
 亡くなった伯母は、私の父の兄の奥さんなので、血のつながりは無く、父の兄はかなり若い頃遊んだ人で、田舎で孤独に死んだと聞いている。伯母は外見が派手で、自分の夫のことは多分死んでからも赦していなかっただろう。株をやっていて、それなりに小金があって、子供たちに集られてもびくともしない人、そんな印象があった。
 だから、あまり近づきたく無かった。悪い人では無いと知っていたけれど、父や父の兄を見下しているような視線が苦手だった。
 でも、もういない……「あらぁ〜〇〇ちゃん、遊びにいらっしゃい〜」という電話口の声をもう聴けないのは、ほんの少し寂しいと思う。
 時は移ろってゆく、人の命も流れていく……。
 K市のお母さん、安らかに……そう祈るだけ。



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