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真夜中の雨最終回でした / 2002年12月19日(木)
 

『アルジャーノン』ほどでは無いけど、ちょっとやっちまったかなぁという展開でした。
まず悪の根源事務長役の石黒君があっさりと前半で捕まり、拘置所に面会に行った松雪さんに思いっきり懺悔してました……おい、あんたの21年間って、ムショ暮らしであっさりと改心する程度のモノだったんかい? 不満〜〜〜。
私のポリシーに悪役は改心してはいけないというのが、あるんですが、まあそこはシチュエーションによりけりなので、改心するならするなりの絶対的な理由づけが欲しいです。
というか、長男の阿部ちゃんといい、院長といい、前半と後半でガラリと性格設定が変わってしまった気がしてならない。阿部ちゃん、無能な長男に成り下がってしまった(涙)。
そして、患者も逃げ、評判も落とした泉田病院を救うのは都倉先生。優秀だけど一癖ありすぎて、半端モノになってる医者をヘッドハンティングしてくとこはカッコ良かったです〜♪ そこでも阿部ちゃんは無能(涙)。都倉先生と仲直りはしたけど(笑)。
最後は最初のパーティとダブるシーンで終わり。
松雪さんともくっ付かずに終わったのは良しです(笑)。それでは臭すぎて、泣けるので(笑)。滑り出しは面白かったけど、後半はちょっとなぁな展開も多多ありましたが、まあ、スレスレ合格点といったところかなぁ?

人間の心理は演じる役者さんによっても随分と表情が違ってくるものだと思うけど、整合性のある設定もきちんとして欲しいなぁと思ったり。

えっと、「アンビリバボー」で33人を殺害した殺人ピエロと犯罪心理学のプロファイリングのために、接近した青年が危くミイラ取りがミイラになりかけた話は面白かったです。他の大物犯罪者たちとの手紙のやり取りで自信を深めていった前半と殺人ピエロの彼は頭脳的で、巧妙に青年を誘導して、電話や面会までするようになっていく過程がドラマとか小説にしたら面白いだろうなあと思った。
その後、貧しい一家が可愛がっていた犬が死にかけて、動物病院に運んだけど、高い治療費でも何とか工面して助けてもらおうとする家族に、医師が安楽死させるけど所有権を自分に譲ってくれれば、治療費は自分の方でもとうって提案して、家族は泣く泣くお別れ。
で、3日後のクリスマスの夜に、死んだはずの犬が元気に戻ってくる。サンタクロースになった医師は「メリークリスマス」って笑う。医師は自分が一旦所有して最善の治療をし、もし助けられたら戻してあげようと思ってたと。
ああ、ただの一般人なのになんでこんなカッコイイことが出来るんだぁ!! ジタバタ(笑)。なんとなく結末はわかってたけど、ただの再現ドラマにもかかわらずアルジャーノンの数百倍ぐっときましたよ〜〜。



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